入院先からの勧めもあって、介護区分の変更申請を進めていたのだが
過日、調査員とケアマネが病院に出向き、トメと面談したらしい。
「らしい」なんて書いたら誤解されそうだが、
関係各所からはちゃんと事前連絡をもらっていたので、無問題。
入院させた以上、もはや家族への日常生活の聞き取りもないし
病院とケアマネで全部段取りしてくれるのだから、ラクチンだ。
思い返せば、今年の春は私もテンパっていた。
「こんなに進行しているのに要介護２な訳がない！」とか
「いったいどういう判定をすれば、現状維持？？
」とか
認定調査票やら判定会議の資料やらの情報開示請求をしまくっては
怒ったり呆れたり脱力したり。
あれは、ほんの数か月前のことじゃないか。
もはや遠い遠い過去のような気がする。
あの頃は、一刻も早く施設に入所させたかった。
本人よりも先に家族が壊れそうな恐怖感と危機感を感じていた。
とにもかくにも入所要件の「要介護３」が欲しい、と
私も、夫も、ケアマネも、親族も、コンビニのおばちゃんですら
施設入所に向かう未来をリアルに思い描いていた。
ところが結果は「申請却下」で、要介護２のまま。
アタマが真っ白になるような、呆然とした感覚は今も忘れられない。
だけど、今回の区分変更申請は、まるで違う感覚。
ハラハラどきどきなんて、まっったくしていない。
前回調査時点では徘徊の不安がある、という程度だったが
その直後に警察沙汰になった。
ＡＤＬ状態も、前回調査時点からはだいぶ変わった。
例えば、歩行。前は膝痛があっても杖も使わず自立歩行していたのに、
いまやすっかり車椅子中心になった。
排泄面では入院直前から紙パンツを使い始め、現在はすっかり定着するなど
要介護度アップの条件だらけ。文句のつけようなんて、これっぽっちもない。
間違いなく、１００％確実に区分変更は認められ、要介護３となるはずだ。
医療保護入院期間が、あとどれくらい続くのかはわからないけれど
少なくとも「要介護３」以上になっていれば、
もし退院することになったとしても、行き先の選択肢が増える。
自宅に戻ることはない（できない）のだから、手続きだけはしておかないとね。
判定結果が届くのは、おそらく来月中旬くらいか。
その時は淡々と、たいした感情も湧くことなく、
結果通知の封筒を開いて「だよね」とつぶやいていそうな気がする。
つぶやき、じゃなくツブツブ。
秋になったら「はらこ飯」！ 大好きな餅玄米バージョン、いと美味し。
