判定を待たず、特養に申し込み完了 | ヨメトメ戦記

ヨメトメ戦記

同居はまっぴら御免な鬼嫁と、それはコッチのセリフと吠えるシュートメ。
義母の異変に気づいてから、まさかの10年目突入です。
※2014年10月アルツハイマー型認知症と診断
※2024年2月現在、要介護2。小規模多機能を利用しつつ未だ独居生活継続中。

ゴールデンウイークは、前半に実家の父サポートを済ませて

後半はトメ関連がメイン、その隙間に仕事という忙しさだった。

連休明けのほうが時間的には余裕があるかも? 

 

さて、過日。トメの特養入所申込を済ませた。

介護区分の変更をケアマネに相談したのが3月末で

面談調査が4月半ばだったから、当然まだ判定は出ていない。

なのに入所申込だなんて勇み足かな、とも思ったが

最新のケアプランは「見込み要介護3」として提示されているし、

入所要件に達していなくとも特養の申込は可能と聞いていたから

心置きなく(っていうのもアレだけど)実行した。

 

申込書は、A4版8ページの小冊子仕様で、

一見、ボリュームがあるように見えたけれど、

既往症、家族構成、ADL(日常生活動作)の状況など

内容的には「〇」をつけて補足コメントを書く部分がほとんどだった。

手間が少なくて助かる反面、ページ数の割にあまり情報を書き込めない。

「こんな程度のデータで事足りるものなんだろうか」

と思ったら、最終ページはまるっと白紙になっていて

「お困りの内容を具体的にお書きください」

と、自由に使えるスペースになっていた。

 

アピールすべき場所は、ここだ。ここしかない。

 

知っての通り、施設入所の順番待ちというものは

遊園地や人気ラーメン店のそれとは大きく異なり

先に並んだ人から順に入れるわけではない。

「ほかの人より先に、この人を入れてあげないと大変」

と判断された人が優先される世界、アピールは必須である。

逆にいえば、情報を正しく伝えられなかったり、

アピール下手だったりして問題点の本質が伝わらなければ、

「まだ大丈夫」とばかりに行列の後ろに回される可能性だってある。

失敗してはならない。

 

直接ペンで書き込むなんて、そんなモッタイナイことはできない。

まずはパソコンに向かって、構成から考えた。

感情たっぷりのお手紙スタイルが、読みやすくていいだろうか・・

それとも過去の事件やトラブルを書き連ねたほうがリアルだろうか・・

いくつかのパターンで書き始めたが、どれもなにか違う気がした。

冷静になってもう一度よーーく考えてみる。

私が施設側の人間なら、なにをもって入所を判断する??

「困りごとをお書きください」の目的、真意はどこだ?? 

 

介護認定でもそうだが、ただただ本人のやらかしを訴えるだけでは

要介護度は上がらない。身体的事情だけでなく、介護事情が重要なのだ。

文字通り、要介護度とは「介護する側」目線の指標。

同じアルツハイマーで、同じ程度の進行度合いでも、

家族と同居しているか一人暮らしかで判定は違ってくる。

 

結果からいうと、記載したのは

「現在の身体状態で自立生活はできない」という事実と、その具体例。

「身近に介護者がいない。家族の今以上の関与はできない」という事情。

「小規模多機能のケアラー負担が大きくなった」という実態。

これらを項目ごとのレポートにした。

当初は下書きのつもりでパソコンに向かったが、結局は

その打ち込んだ文書をプリントアウトして別紙で添付することに。

手書きより、このほうがきっと見やすい。

 

そして申込書を提出した訳だけれど・・・。

郵送でもOKらしかったが、手渡しのほうが話も何かできるかなと

施設に直接持参したら

 

「はい、お預かりします」

 

名前も聞かれず、書類の中身の確認もされず、質問もされず、

あれ??? ってくらいアッサリと、エントランスでほんの10秒。

こういうもんなのかな。

忙しかっただけかな。

おばあさん=トメ母 が晩年お世話になった施設だから、

別にこっちは質問することはないけれど、あまりにアッサリしていたので

ちょっと不安になってしまいましたとさ。

 

さあ、あとは判定待ちだ。

判定が出たら施設にソッコーで連絡しよう。

トメの意向をあらためて確認してないことが少々不安だけれど

そんなの関係ない。まずは入所に向けて行動するのみだ。

まずは、魔窟と化しているトメ宅の荷物整理に着手しよう。

自宅マンションの魔窟は見て見ぬふりして、

モーレツにトメ宅の断捨離モードに入っている鬼嫁である。

 

 

ゴールデンウイーク前半、里帰りのスナップ。

藤の花、鳥海山、岩海苔のおにぎり、1時間だけの山菜採り。