少し前の話になるが。
私が母の納骨のため里帰りしていた週末、夫が一人でトメケアに行った。
その日はトメの在宅日だったので、いつものように一緒にランチを食べ、
食料品や日用品の買い出しやら、掃除洗濯、片付けやら、
夫なりに頑張ってくれたようだ。
夜になって実家から電話した。
「お疲れ様だったね、なにか変わったことはなかった？」
すると夫から意外な返事。
「実はさ、、、まだやることあったけど『もう帰れ』って追い出された」
へ？ なんじゃそれ。
聞けば、最初のうちこそ普通に会話していたトメだったが
昼過ぎあたりから徐々に御機嫌がナナメ方向になっていったという。
どうも、夫が掃除や片付けでガサゴソやっていたことが
干渉される不快？ になったと思われる。
玄関まで夫を追い込むようにして、野良猫を追い払うような手振りで
ホレ、さっさと帰れ、と言ったとか。
今まで、少なくともヨメよりは息子のほうが気楽そうだったのに、
もはや息子だろうとなんだろうと、疎ましいものは疎ましいのだね。
その気持ち、わからないでもない。
ひとりでいれば、認知症だろうとなんだろうと誰にも文句は言われないのだ。
せっかくノビノビと自由にしていたのに、
アレコレ指示されたり注意されたりされれば、そりゃ気分も悪くなるだろう。
穏やかに、波風立てずに暮らしてもらうには
なるべく気分を害さないようコッチが配慮すべきなんだろうけれど、
かといって、あまりワガママ路線が増幅されるのはよろしくない。
いずれは施設入所で集団生活になるのだ。
周囲とそこそこ折り合いをつけてコミュニケーションできれば有難い。
だけど、そういう望みを持つことも、そろそろ難しい時期になったのかもね。
寒暖差がキツく感じるお年頃。しっかり食べて健康維持すっぺし。
芋煮はやっぱり牛肉＆醤油味に限る！
仙台芋煮は豚肉で味噌味なんだけど、本家山形風のほうがダンゼン好み。
