久々の本紹介ですヘ(゚∀゚*)ノ
【スロウハイツの神様】
辻村深月
人気脚本家の環を筆頭に人気作家とその編集、駆け出しの漫画家、映画監督の卵、イラストレーター志望などが住む、
現代のトキワ荘のような共同住宅≪スロウハイツ≫
スロウハイツの住人たちの喜び、苦悩、恋...そんな日常を楽しく、時にシビアに描いた作品です。
辻村深月さん!!今もっとも乗っている作家さんといっても良いのではないでしょうか。
【鍵の無い夢を見る】で直木賞を受賞してますね。
面白かったと思います。
住人たちのキャラクターも良いですし、最後にちょっとした伏線も一気に回収されて
謎解き的な面でも爽快だと思います。
「コウちゃんは、抜ける」っていう評判と、それを思うと彼女が自分を好きなのも一過性だと思って何もできないのが切なくてすごく好きでした。
読みやすいし面白い。
ただ、かの汰個人の感想ですよ??
長い。住人の生活を丁寧に書いてるのだと思いますが、全体的に長いと思います。
そしてメインの2人の恋愛がはっきり出てくるの下巻の中盤だったりするので、
感情移入しきれなかった感がありますね。
そもそも「あ、男性側はこの人がメインなんだ!!」って思ったのはかなり後半でした。
あとコウちゃんの事件のこととか、あまり言及してないのは読む側への配慮でしょうか??
あんなに衝撃的な事件にしたんだからもうちょっと書くべきだったのでは。
それと...ちょっと伏線がいやらしいかなーって...。
後で読み返してみたら結構まんま『伏線だったんだぞ!!!どーだ!!!』って感じがして。
個人的にはもうちょっと後から読んでも自己主張の弱い伏線の方が好みです...。
いや、わかりやすくていいんですけどね!?
あ、can ableは少し森博嗣的で好きですヘ(゚∀゚*)ノ
たぶんそのうちドラマ化されるでしょうね。
辻村さんの作品は映像化しやすいと思うので、
これからどんどん有名になっていくと思います。
続いてこちら!!
【波打ち際の蛍】
精神的に不安定な部分を抱える麻由は以前に助けた男性、蛍と再会する。
自分を好きだという蛍に惹かれながらも「自分でいいのか」と思い悩む麻由。
2人の淡く、脆く、危うくも綺麗な恋を描いた作品。
以前【クローバー】と【ナラタージュ】を紹介させてもらいました、
島本理生さんの本です。
どうなるのかなーって思ってましたが、ハッピーエンドで良かった←
DVのこととか紹介文には書いてあるのですが、ほとんど出てこないです。
そのへん曖昧すぎてトラウマの原因はよくわかんなかったなぁ。
「そんなに!!??」って思うくらい麻由は臆病だし、
「マジか!!??」って思うくらい蛍は優しいし、
ろくな恋愛経験のないかの汰的には感嘆符と疑問符が出たり入ったりだったのですが、
綺麗な作品でした。
ガラスのような、それこそまだ暗い明け方の波打ち際のような、
白く薄靄がかったような、そんな1冊だと思います。
不安定、だけど綺麗。
やっぱりかの汰は島本さんの作品の雰囲気が好きなので、
これも好きな1冊でした。
しかし当たり外れがあるなーって感じでもあるので(特にアンハッピーエンドのとき)
まぁ読みやすいですし、好きな作家さんです(^ω^)
次!!いきなり漫画!!!!
前にも紹介しました、雲田はるこさんの【昭和元禄 落語心中】でっすヘ(゚∀゚*)ノ
今日書店で4巻を見つけて買ってきました!!
題名の通り落語のお話なんですけどね、
ストーリーが面白いし、そこにしっかり落語が溶け合っているので、
落語を知らなくても全然読めます!!
1巻は普通に面白くて、2巻からなかなか話が重くなってきまして、
4巻では過去編も佳境!!というところに入ってきました!!
早く続き読みたいなー♪って思って最後の方のページを見ると、
「第5巻 2014年初春発売予定」
、、、、、、、!!??????
今って2014年だっけ??
ら、来年だと!!???Σ(゚д゚;)
これ出たのが6月だから、1年に1巻しか出ないのか!!???
この作品が連載されてる雑誌自体が2か月に1回しか出ないので、
しょうがないんですが....。
来年までお預け...。
いや、ドМのかの汰にとってはご褒美ですよ...。
ごほう...び... o(_ _*)oパタッ