HSPとは?
HSPは 生まれつき敏感で、周りからの刺激を過度に受けやすい人のことでDOESという4つの特性をもつ。
1996年にアメリカのアーロン博士が発表するまで、世の中で認知すらされていなかった。
見解の相違
雨降りに思うこと
「ショボショボ降るのが、嫌なんだよな」
家の外の雨を見て、夫が言う。
屋根のない敷地内にとめた
車の汚れを気にしての発言らしい。
私はすぐに言葉を返せなかった。
突然の大雨や突風などが
狭い地域で発生する昨今において
それを「怖い」と感じる私は
夫が考える
「車の汚れが落ちるようなザッと降る雨」に
困る人たちがいることを考えてしまった。
ドラマの考察
先日、家族で観たドラマで
夫と息子対私で
意見が分かれるシーンがあった。
登場人物の背景を
描ききれてないから
観ている側が疑問に思うわけで
そこは同じ意見だった。
そのドラマは
市民オーケストラを舞台にしていて
吹奏楽部出身の私は、夫や息子よりは
感情移入出来たし、背景が理解出来た。
夫や息子の見解のままだと
登場人物の妻と娘を演じた
俳優さんに悪いイメージが付きそうで
私は、その背景を家族に説明しようと
躍起になってしまった。
洞察力とフラストレーション
私の洞察力
当時、高校2年生だった私の
校外学習の目的地は横浜だった。
現地集合。横浜へ向かう電車の中。
私は普段は自転車通学で
電車に慣れていなかった。
混み合う車両の奥に入って
「降ります!」と言えずに
目的地で降りられなくなるのが怖くて
当時は、電車に乗る時は
ドア付近に立つことをしていた。
今はそれが迷惑だったとわかる…
母子家庭で
私服を買ってもらうことも
遠慮していた私だったが
その日のために買ってもらった。
白のブラウスとスカートに
髪にも白のリボンを結んでいた。
見た目も大人しそうに見えたと思う。
車内が混み始めた頃
私の恥骨辺りに
傘か鞄を持つ男の人の手の甲が当たった。
相手にしてみたら
「もしかして…ここは…」なのか
「ラッキー…」なのか
しばらくして
その手がゆっくりと動き始めた。
「これを放置したらエスカレートする」
と思った私は
その手を掴んで少し離れた場所で離した。
その人はそれ以降何もしてこなかった。
この時は
相手の手から伝わる感覚とか動きから
「常習犯ではない」と判断した。
その状況に合わせて
冷静に行動出来たと思う。
こういう私の「洞察力」というものを
私はすごく頼りにしている。
フラストレーション
でも、世の中では
見えないものは市民権を持たない。
細かいことを心配をする人は嫌われた。
「気にしすぎ」という言葉で
問題にすら、されないことが多かった。
でも、実際に、私の
「このままだと、こうなる」は
杞憂に終わることもあったが
そうでないことも多かった。
このような経験を積んで
人前で、声には出さなくなったけど
心の中では
「ほらね!やっぱり
」と思う。
![えー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/011.png)
ずっと そんな
悔しい思いをしてきたので
「自分は間違ってない!」
…を、拗らせ過ぎて
人の話を素直に聞けなくなってしまった。
抜け出せない堂々巡り
先程の、「雨の降り方」の話に戻ると
夫は
「車がきれいになること」を考えていた。
「車がきれいになること」を考えていた。
私は
「外に居る多くの人のこと」を考えていた。
「外に居る多くの人のこと」を考えていた。
目の付け所が違っただけ。
それなのに
私は、夫の考えを「残念だな…」と思った。
「自分の方が正しい」とか考えがち![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
「ドラマを観た家族との意見の違い」も
やっぱり、家族を説き伏せようとしてた。
「私の方がわかるよ?
教えてあげるよ?」…と。
「このままだと、役ごと俳優さんが嫌われる」とか
もっともらしい理由を付けて。
「自分が正しいのに!」を
長い間、拗らせていたので
癖になってしまっている![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
「今、私は
相手を説き伏せようとしてる
(自分が上だと思ってる)」って
気付いたら、すぐに引けばいい。
もう単純に
「あなたは、そう考えたんだね」
「私はね、こう思ったんだよ」
で、いいのだ。
それだけで。
「今」じゃないかもしれないけど
その人にとって
それが、もし大切なことなら
その人のタイミングで
いつか、その自然な会話から
自然に気付くのかもしれないから。