パニック障害〜強風が怖い〜 | おかえり、私!〜HSP のHSPによる HSPのためのブログ〜

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人にばかり優しくしていたら、自分が誰なのかわからなくなってしまった…。
人生のあちこちで 迷子になったままの本当の自分を迎えに行く。そんなブログです。

パニック障害とは?

 
 
 パニック障害とは、不安障害の一種で、突然前触れもなく動悸、呼吸困難、めまいなどの発作(パニック発作)を繰り返し、発作への不安によって外出などの社会生活が制限される病気です。
 
 

発症

 
息子がまだ小さい頃
 
隣の市のショッピングモールに併設された
 
小さな遊園地に行った。
 
そこには、観覧車や、ミニコースターなどがある。
 
 
夫と息子と3人で飛行船の遊具に乗る。
 
まず、飛行船が地上高く浮上し
 
支柱を中心にその周りを
上下しながら 大きく回転を始める。
 
 
 
初めは小さかった
 
振り幅とスピードが、MAXになる。
 
 
風が顔に当たっている。
 
 
…ヤバっ! 風、強くない? 
 
 
恐怖を感じる。
 
 
息ができない!
 
 
どうしよう…どうしよう…どうしよう………
 
 
いつまで動くのかな…
 
 
店員さんに合図をすれば 止めてくれるかな…
 
 
 
心臓がバクバクする
 
 
 
だめだ、もう少しで止まらなかったら………
 
 
 
 
と思った時、やっと遊具の動きが緩やかになった。
 
 
 

繰り返す発作

 
これをきっかけに、何度もそういう場面に遭遇する。
 
 

電車の中で

 
混んでいる電車の中
 
薄く開いた窓から勢いよく
 
ピンポイントで入ってくる
 
ちょうどに当たる。
 
 
苦しい どうしよう…
 
 
呼吸が突然荒くなるので他の人も気づき始める.
 
 
 
何とか 1〜2歩移動し
 
体の向きを変えたら
 
風が当たらなくなり落ち着いた。
 
 

エスカレーターで

 
上りのエスカレーター
 
地下鉄の駅から地上の出口に向かう
 
長い長いエスカレーター。
 
地上は風が強く
 
それが上から流れてくる。
 
 
 息ができない。
 
 
前にも後ろにも人が続く 動けない。
 
 
顔を後ろに向ける。
 
 
まだ苦しい どうしよう……
 
 
 

パニックという名の狂気

 
私は、まだ 
 
極限まで達して倒れ込んだり
 
「過呼吸になって 紙袋を口に当てて…」
 
という状態までは行ったことがない。
 
 
 
パニック障害で死ぬことはないらしい。
 
 
 
…ただ
 
 
地上高くに上がった 遊園地の遊具から
 
「飛び降りなきゃ…!」と思ったり
 
 
 
長いエスカレーターを
 
「逆走しないと…!」という考えに至る
 
 
こういう心の動きが
 
パニックという名前の理由なのかもしれない
 
 
 

働き方への影響

 
自覚はできたが、何の対策もなく
 
強風が予想される日は
 
外に出ないという
 

消極的な対処しかしていなかった。

 
 
 
だから、仕事も
 
週間天気予報を見て 悪天候を避け
 
「来週は、何曜日と何曜日に仕事を入れよう」
 
ということが可能だった
 
「派遣」のスポットという形態を選んだ。
 
どうしても、行かなくてはいけない状況は
 
避けるようになった。
 
 
 

心療内科と薬

 
ある時、70代の母が
 
統合失調症を発症して、病院に通い始めた。
 
通院の日は、私が同行していたので
 
ある時、私も診ていただくことにした。
 
 
 
結果は やはり
 
パニック障害
 
を処方してもらえた。
 
 
 
薬を飲むと、不思議と風が平気になる。
 
風以外にも 
 
他の心配ごとや悩みさえも 
 
「ま、どうでもいっか」という気持ちになる。
 
感覚が鈍くなる感じ。
 
 
それはそれで悪くない。
 
 
 
 
それからは
 
お守りのように薬を持ち歩いている。
 
 
とりあえず、それで良しとしていた。
 
でも、薬に頼らなくても
 
 
行動や心持ちで変えていける方法を探りたい。