HSPとは?
HSPは 生まれつき敏感で、周りからの刺激を過度に受けやすい人のことでDOESという4つの特性をもつ。
1996年にアメリカのアーロン博士が発表するまで、世の中で認知すらされていなかった。
独特な「緩急」のリズム
私は、何もしない時と
やり過ぎる時の落差が激しい。
主婦もしながら
住民税がかかるくらい
物流倉庫の派遣で頑張った数年間を経て
感染症をきっかけに
今は、家にこもっている。
仕事は楽しい 達成感がある。
つい、のめり込んでしまう。
でも、仕事で疲れ過ぎて
家庭が疎かになる。両立が難しい。
学生時代の「緩」
学生時代は
過敏性腸症候群のため
出来るだけ目立たずに
息を潜めて生きていた。
ハートがガラスで出来ていて
誰かの言葉に傷ついては
家に帰ってから、1人
大江千里の「リアル」を
聴きながら泣いていた
リアルに生きてるか
全てを愛せずに
人の波に消されて
泣いたりしていないか
リアルに生きてるか
激しく生きてるか
誰かの胸にもたれて
想いを燃やしてるか
大江千里 『REAL』 より
社会人時代の「急」
家庭の経済状況により
学費の工面も出来ず
過敏性腸症候群によって
長時間の通勤が困難だった私は
高校卒業後、地元で就職をした。
座りっぱなしの仕事ではなかったのが
過敏性腸症候群の私には有難かった。
学生時代に、堰き止められていた
コミュニケーション欲が
一気に開放された
大きな社屋ではなかったが
HSPで境界線がないせいか
誰彼構わず話しかけた。
他の人が
近寄らないような人と
仲良くなって
驚かれることも多かった。
子育て時代の「緩」と「急」
こどもが出来てからは
公園デビューすらしていなかったのに
いきなり、息子の幼稚園で
PTA本部役員(書記)を受けてしまう
息子が小学生になると
PTA本部と、町会の婦人部と
幼稚園の本部が縁で入った
美容体操クラブの会計係をしつつ
以前勤めていた会社の
同窓会の幹事をした年もあった。
大変だったけど
それはそれで楽しかった
日常の「緩」と「急」
普段も、家にいるときは
化粧もせず、着替えもせず
予定のない来訪には
居留守を使うのに
出かける時は
「あの店でこれを買って」
「コンビニで支払いをして」
「ついでにあそこで、あれを…」と
たくさんの用事を盛り込み過ぎる 。
そして、激しく疲れる
掃除も
少し汚れたくらいだと動かない
だいぶ汚れてから
徹底的に掃除して
その違いを、密かに喜ぶところがある。
HSS型とは?
HSS型HSPの「HSS」とは「High Sensation Seeking」の頭文字をとった略称で、「刺激探求型」とされています。
HSS型HSPは、相反する特性「静」と「動」が共存している複雑な状況を抱えているのです。
『もこもこのHSPブログ』さんより
HSS型の二面性
やりたいけど、なかなか始められない。
やったはいいけど、すぐ飽きる。
これまで様々なことを
継続出来なかった結果
何も、成し得なかった。
続けていれば
それなりに上達したり
人に教えていたかもしれないのに。
でも
行動はしたので
そのプロセスを知ることが出来た。
だから
モノの価値も正しく判断できるし
そのプロセスに感動もできる。
最終的に
行動に起こさなかった場合も
下調べはした。
だからこそ
いろんなことを広く浅く知っている。
過去に調べたことが蓄積しているから
「閃いた💡」とか
「見えない存在からのメッセージかも💕」
とか、喜べる今がある
HSS型の苦手なこと
退屈が苦手。刺激を求める。
だから、「堅実に」ということが出来ない。
毎日少しずつ。コツコツ。地道に。
そういうことは苦手だ。
だから、「コツコツ」が出来る人を
本当に心から尊敬するし
出来ない自分は
欠陥のある人間だと思っていた。
自分の特質を知ることの意味
HSS型HSPは
人口の約6%といわれているそうだ。
どうりで
気の合う人が周りにいなかったわけだ。
「HSSは相反する特性を持つ」と知れば
自分の独特な「緩急」のリズムも、受け入れられる。
「だって、それが自分だもん」と思える。
自分の特質を
理解出来ていなかった割には
これまでの人生でも
上手くコントロール出来ていたと思う
だけど、知らなかったから
それが悪いことと自分を責めていた。
HSPが自分を知るというのは
自分を許すという意味でも
とても大切なことなのだ。