ねおちてた。 | 日刊オカダユータ

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オカダユータの日々つれづれ書いてます!

昨夜はプリンを食べたとこまでは憶えているののですが、

気がつくと朝でした。久しぶりの寝落ち笑

清々しくて朝に更新というのもいいもんです☆

そや、今日は料金所へ行ってこよう。

料金所に行く。唐突過ぎますよね。


先日MCでもお話したのですが、

こないだ、ライブ会場に向かうべく下山後、

いつものように高速道路に乗ったんです。

とても楽しみにしていたということと、

安定の遅刻気味だったこともあり、少し慌てていたんだと思います。


料金所の手前になって財布をフォゲットしたことに気づきました。

つまり、僕のかばんの中には財布はなく、

財布を入れ忘れてしまったかばんがそこにあったというわけです。

何が言いたいかといいますと、ピンチ。大がつくヤツ。やったんですね。

生まれて初めて(うまはじ)の体験でしたので、

80キロくらいで走ってたはずなのに景色はスローモーション。

料金所までの100mくらいに走馬灯状態です。


車で走る。馬も走る。そんな感じです。


料金所着(私の車にはETCございません)

料金所のおっちゃんと目が合いました。

「930円です」といわれてすかさず、

「さっき払ってきてん」で切り抜けようかなとも思いましたが、

怒られると思いましたので、ここは正直に全てを伝えようと思いました。

「財布忘れたんです。」

そう言おうと思っているのに、口からでまかせとはよく言ったもので、

僕は「財布がないんです」と言っていました。

おっちゃんからすれば、同じ意味なのに、

忘れてしまった自分をかばってしまったのですね。


うそはあきません。

即座に反省をし、そして、「違います。うそです。忘れたんです」

と言いいました。

すると今度はおっちゃんがもう完全にテンパイで、

あぁぁぁぁうあぁぁぁぁ。

とため息のような、新しい健康法を間違えて実践しているような。

わけのわからない声を出し始めました。


なぜなら、どんどん後続車が並ぶからです。

このやり取りの最中にも1台、また1台と支払い待ちの車が並びます。

手際よく受領してゆくのが彼らのお仕事です。

そこへ、財布フォゲッターという敵がやってきたわけですから、

おっちゃんも逆にピンチだったんですね。

そのことが理解できたらなおさらに、ことさらに、ひとしおに。


赤面の至りであります。


しかしおっちゃん、ベテランなのは見た目だけではりませんでした。

「いつものおっちゃん」を取り戻したかと思うと、

実に手際よく、何やら書類を作成し始めました。


すでに車は10台以上並んでいました。


おっちゃんが猛スピードで判子をつきます。

それは未収料金を後日支払ってください。という案内でした。

僕も過去最高の乱筆で名前やら、住所やらを書きます。


僕のせいでこんな事になってるのに、

その瞬間だけ、僕ら二人は正月の餅つきのコンビのような。

驚きの一体感がそこにありました。


違う形で出会えたら、バンド組めたかもしれない。

そう思うと、なんだか可笑しくなってしまって僕は小さく笑いました、

俺はギターボーカル。おっちゃんは、ドラムス担当。

あとはピアノとベース探そうぜ。


目が覚めました。


車はすでに20台くらい並んでいます。

そう。妄想している場合じゃなかったんです。


慌てて書類を受け取り、おっちゃんにありがとうと言い、

僕は料金所を後にしました。


バックミラーの赤い料金所がだんだんと小さくなり、

カーブに差し掛かり、やがて見えなくなりました。


今度から気をつけよう。

おっちゃん、ごめんね。とても助かりました。


そんなわけで、今日はその支払いに行ってきます☆

雨が降りそうですが、素敵な一日になりますように^^