ども、ナスは油を吸わせるのが最高の食べ方だと信じている岡田達也です。

 

 

 

 

 

昨日、三井住友銀行のカードが磁気不良で使えなくなった話を書いた。

 

 

 

たくさんの方から

 

「地元銀行でも口座を作った方が良いのでは?」

 

とアドバイスをいただいた。

 

 

ご心配をおかけしてすみません。

 

私、ゆうちょ銀行にも口座を持っております。

 

郵便局は全国区なので「陸の孤島」と呼ばれる鳥取にもありますぜ。

 

 

 *

 

 

中学1年生のとき

 

24時間テレビに寄付しようと思い、小銭を集めていた。

 

1円玉、5円玉、10円玉の3種類のみ。

 

 

それを見ていた祖母・愛子さんが言った。

 

「寄付もいいけど、貯金したら?」

 

「貯金?」

 

「自分の口座を作ったらってこと」

 

「!!!!!」

 

 

“自分の口座を持つ”

 

それまで考えたことも無い

 

とても大人びた行為に

 

想像だけでテンションが上がった。

 

 

「たっちゃんも、もう中学生なんだし、自分で通帳を持ってもいいんじゃない?」

 

「そ、それは、どうやったら作れるの?」

 

「郵便局にお金と印鑑を持って行けば作ってくれるわよ」

 

 

我が家から徒歩3分のところに簡易郵便局があった。

 

 

「おばあちゃん、ハンコ貸して! 今から行ってくる!」

 

「いいわよ」

 

 

大袈裟ではなく、おばあちゃんに言われてから10分も経っていなかったと思う。

 

僕は郵便局にいた。

 

 

こうして

 

人生で初めて、自分で、自分の口座を開いた。

 

 

全部でいくらあっただろう?

 

金額は覚えていないけど

 

(おそらく数百円だったと思う)

 

そんなことはどうでも良かった。

 

また一歩、大人の階段を上った

 

……ような気がして、とにかく嬉しかった。

 

 

家に帰ってからも

 

そのできたての通帳を眺めては

 

ニヤニヤしていたのを覚えている。

 

(こう書くと金の亡者みたいだな)

 

 

決まったお小遣いをもらっていたわけでもないし

 

働ける年齢でもなかったから

 

その通帳の預金残高は

 

しばらくの間、増えることも(もちろん減ることも)なかったけど

 

それでも大満足だった。

 

 

これが、僕の、口座デビュー。

 

きっかけはおばあちゃんの一言。

 

それから、もう40年以上の付き合いになる。

 

 

 *

 

 

「じゃ、そっちをメインバンクにしろよ」

 

って、それはそうなんですけど、

 

いろいろ切り替えるのが面倒なんすよね。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

 

追伸

 

 

次回の東京砂漠です。

 

実は、笑い屋の今井義博氏が鳥取からの参加となります。

 

ま、音声だけなのでいつもとかわらないんですけどね。