ども、将来は犬を飼いたいと思っている岡田達也です。




将来は、ね。

今はアパートというかマンションというか

そんな建物に住んでいるので当然ペット禁止。

もしも飼ったとしても旅公演がある身としてはお世話してやれない。

鳥取ならば一軒家。

堂々と飼える。

でも、うちの親父が生き物嫌いなんだよなー。


2010年12月02日の日記『リード犬 その後』
http://ameblo.jp/okada-tatsuya/entry-10724427347.html


これ、覚えている方いるだろうか?

近所の公園に集まるアル中集団の中の一人、Yさん(男性)

そのYさんが飼っている黒柴(ミホちゃん ♀)がとても可愛くて

思わず声をかけてしまい

それがご縁で、たまに僕が散歩に連れて行くようになった、という話。


その後も僕は機会があるたび、ミホを散歩に連れて行った。

当時、生後10ヶ月だったミホはスクスク育ち……

いや、スクスクというか、とても元気に育ち……

いや、とても元気というか、お転婆に育ち……

いや、お転婆というか、スケバンのように育った。


もう、元気がありすぎて手が付けられないのだ。


僕が公園にミホを迎えに行く。

Yさんが座っているベンチの後ろで、木の枝に繋がれているミホがコチラに気付く。

すると……

それまで静かに座っていたミホが

「ワンワンワンワン!」

と、すごい勢いでこちらに向かって吠え始める。

その次にその場でクルクルクルクル回り始める。

その頃になって僕もミホの側までたどり着くのだけど

自分の前足が届く範囲まで来ると

後ろ足で立ち上がって僕の腹にパンチを喰らわせてくる。

さらに酷いときは

僕の手首を噛んで(もちろん甘噛みだけど)ブンブン左右に振り回す。

「早く散歩に連れて行け!」の合図だ。

おかげでジャケットの袖口が犬クサイ。


元気が有り余っている彼女を散歩に連れて行くと

余所様のワンちゃんにも遭遇する。

普通は犬同士の挨拶をさせて

(そういう犬同士のコミュニケーションがあるのだ)

飼い主さんも「どうも」という挨拶を交わす、というのが通常だ。

ところが……

このスケバン、とりあえずケンカを売る。

「やんのか、ワレ!」

「しばくぞ、ボケ!」

「おんどりゃぁ、なめとんのか!」

などの言葉を連発し

(あくまでも僕の想像だが)

相手を威嚇する。

一度などあまりに相手の犬に向かっていくので

僕が目一杯リードを引っ張って止めたところ

僕のスネを囓りやがった。

もう、手に負えない。


それでも、会えば喜んでくれるし、コチラも嬉しいしで散歩には連れて行ってた。

が、最近、姿を見なくなっていた。

1週間と間を空けることなく会っていたのに、ここ1ヶ月ほど見かけなかった。

どうしたんだろう?

ちょっと心配していたところ……。


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小さいから見えないかもだけど。

昨日、近所で見かけたのだ!

ただし、連れているのはYさんではない。

とても若い男性だ。

とにかく久しぶりの再会に

思わず後ろ姿をスマホで撮ってしまった。

コイツを製作部の佐藤ちゅうさん

(大のミホ好き、本名はちゅうではなく啓子)

に送ってやろうとミホを追い越しメールを打とうとした。

すると……

「ワンワンワンワン!」

あ、やべ。

もしかして気付かれた?

そう思った瞬間には目の前でクルクルクルクル回転し始め

それが一通り終わると自転車に跨った僕に前足パンチの連打を喰らわせてくる。

相変わらずのスケバンぶりだ。

若い男性が謝る。

「ああ、スミマセン、スミマセン!」

「いえいえ、良いんですよ。ミホちゃんですよね?」

「はい、そうです」

「実はYさんに頼まれて僕もたまに散歩に連れて行くんですよ」

「ああ、そうだったんですか。僕はYの息子です」


あれ?

Yさん、一人住まいのはずなのに……。

ちょっとイヤな予感がする。


「もしかしてYさん、体調が悪いんですか?」

「ええ、そうなんです。だから僕が代わりに」

「大丈夫なんですか?」

「ああ、はい。そんなに大したことなんですが大事を取って」


ホッとした。

いつでも朝っぱらか公園で缶チューハイを飲んでる姿が目に浮かぶ。

うん、Yさんはそうでなくちゃ。


「父が元気になるまで、また散歩に連れて行ってやってください」

「もちろん、喜んで」


どうやら僕の出番はまだまだありそうだ。


僕はネビュラに向かうために

「ミホ、またね!」と声をかけペダルを漕ぎ出した。

一緒に遊ぶんだと勘違いした彼女は僕に付いて走り出そうとした。

Yさんの息子さんが引っ張られる。

「おい、ミホ、待って!」


やっぱり、すっげー可愛い。


というわけでリード犬は相変わらず元気です。

2月22日で2歳になったそうです。

うーん、フィーバー。




では、また。