ども、着実に近づいている岡田達也です。




まずはこちらを読んでいただきたい。


10月9日の日記 

『リード犬』

http://ameblo.jp/okada-tatsuya/entry-10671585375.html


その後。

僕は少しずつ、少しずつ、おじさんたちに近寄っていった。


毎朝おじさんたちに挨拶し

ミホちゃんにも挨拶し

そうこうしているうちに

「散歩させてやってよ!」

と声を掛けられるようになった。

そして

ミホちゃんを連れて公園の中だけ散歩させていたのが

公園の外周を歩くようになり

10分が15分になり30分に伸びた。

ついには勢い余って

キャラメルボックスの事務所まで連れて行ってしまった。


達也汁  ~たつやぢる~



自分でもその勝手な行動力に驚く。

名も知らぬ方の

(今はもう知ってるけど)

飼い犬を散歩させ

事務所まで連れて行ってしまうという大胆。

でも、まあ、言い訳させてもらうと

飼い主さんが高齢なのとややアル中気味なので

(おまえと同じじゃないか)

今では逆に

「散歩させてやってください」

と頼まれているのだ。

飼い主さんの話によると

朝晩2回の散歩は欠かしてないけど

それでも歩き足りないミホちゃんは

家からの脱走を繰り返し

何度か警察と保健所のお世話になっているらしい。

まだ9ヶ月という若さも手伝ってだろう。

元気が有り余っているのだ。

だから今では週に2~3度僕がリードを引いている。



それと。


おじさんたちの怪しい集い。

とりあえず勇気を振り絞って飼い主さんに訊いてみた。

「お仕事はもうされてないんですか?」

「ええ。

以前は青山で中華のコックをしてたんだけど……。

もうこの年齢だから引退しちゃった」

なるほど。

そこまでは分かった!

これ以上突っ込むのはやめておこう。

少しずつ、だ。


にしても。

周りのおじさんたちにも顔を覚えてもらっている。

通りがかりには必ず挨拶されるようになった。

僕が朝からチュウーハイ片手に

公園のベンチで赤ら顔になっている日も近いだろう。




では、また。