とんでもないむかしの人達 | 姓名判断師 岡田健慈のひとりごと

姓名判断師 岡田健慈のひとりごと

姓名判断、改名を行っている岡田健慈の日々のひとり言を書いていきます



姓名判断師 岡田健慈のひとりごと





子供の頃の人達は、とんでもない人が沢山居たものだ、


学校帰り近道で帰ろうと、田んぼのあぜ道を歩いていると


絶対に通ってはいけないと言われている道があった。


子供は勿論大人でも、鎌を振りかざして追いかけて来るぱあさんがいた、


自分の田んぼのあぜ道を通るのを嫌っての仕業で、傷つけたりしないのですが


子供達は本当に鎌で切り裂かれると思っていました。


今では使ってはいけない言葉で喋れない人に言う 「××の婆さん」 とみんなが


言って恐れていた。




そんな道は利用しなければよいのですが、そのあぜ道を通ればとてつもなく


近道になるので、婆さんの見つからないうちに駆け足で通りぬけるのですが、



中学生や高校生は脚力も有り婆さんが追い付かないのだが、小学低学年の


わたしには、絶対に無理だと思い避けていたが、同学年の誰々が通り抜けたそうだ


と聞いて同学年の仲間内では、英雄扱いに成ったビックリマーク



自分はとてもじゃないけど出来そうもないと思って避けていたが汗





処が避けていても如何しても通らなければならない事態が起こってしまった、


学校登校時に遅刻ギリギリの時に忘れ物をして学校近くから


戻らなければならくなってしまった、


真っ直ぐ歩いて40分程の道のりが有りこれから家に戻るとなると


大遅刻になるので荷物を友達に預けて、駆け足で急ぎ戻り


学校に戻るときにあの恐ろしい恐ろしい道を通ると可なりの時間節約


になるので、恐ろしい道に踏み込んだあせる



速足で分らぬ様に20メートル程行った時に


「ウォー」と唸り声、


なんと白髪を逆立て鎌を振りかざして裸足で


50メートル程後ろから般若の顔で追ってくるのだ叫び


必死で全力疾走したがだんだん追い付いてくる


物凄い速さだ!


鎌がどどく程追い詰められて、小川の橋まで来ると、


突然般若は立ち止まり、追いかけようとはしなくなった。


自分は息を切らして振り返りながら、まだスピードをゆるめず走り続けた!


大分般若が小さくなったので、苦しい息を大きな深呼吸に変えながら


般若婆さんを見ると、大きく鎌を振りながら「うう、うおっ~」と


また通ったら鎌で切り裂くぞ~と言いたげな態度だ。


遅刻で怒られる先生の方がましだと思った。



その婆さんに遭遇したのは、最初で最後だった、





中学生になり、婆さんが亡くなり安全に通れる道に成っても


また追いかけて来るのではないかと、時々振り返った事を


思い出します。


今では田んぼも埋立てられ、住宅が建って団地が出来ている。


むかし走り抜けた道も太く立派に成ってアスファルト舗装に


今あの婆さんと同じ年になってしまっても


この道に来ると振り返ってしまう。