今日は敬老の日
子供の頃の風景をふと思い出すときがある。
子供の頃今より、自転車に乗っている人がとても多かったのを、
覚えている、車なんか滅多に走ってなく、遠くの方から
土煙をあげて、車が来ようものなら、遊び途中でもなんでも、
放り投げて、道路に飛び出したものだ。
殆どは、トラックで、トロトロとヤット走っているような、車で、青い煙と
土煙を、あげて走り抜ける。
エンジンの排気臭を、いっぱいに吸い込んで、いい匂いだと
声をあげて見送ったものだ。
元の遊びに戻るまで、興奮して車の話をしあって、
いたのを、時々ふと思い出す。
子供の頃は、まだ大戦が終わって、12.3年ほどしかたっていないので、
腕や、足の無い人は、あたりまえに毎日見かけたものです、
近所のおじさんも、どこどこの戦いで、負傷して、手足が片方ずつ無く
何時も戦闘帽をかぶっていました、
子供の時は、手足が、無い人を見たりしたら失礼にあたるので
見ない様にきつく云われているので、目を合わせず、
わざとらしく目をそらさないよう、気を使ったものです。
道草をしていたり、何か悪さをしていると、親でもないのに
本気になって叱られたものだ。
一寸前まで戦士だった人の目は、怒ると、瞳が小さく
お寺の仁王門の仁王が、抜け出して来たのかと
思うほど恐ろしかった。
滅多に二コリともしないけど、笑うと
本当にやさしい顔になる人だった。
気が付いたときは、もう周りには、そういう人達が
居なくなったのは、何時ごろの事かも
ハッキリしないうちに忘れていくんだろうなと
思う此の頃です。