妖精と遊んだ事が忘れられず
高い所から水にとびこみたくてよく飛び込んだことがありました。
普段はわすれているが、
ふと思い出して、とんでもない事を時々しでかしました、
中学生に成って、夜中に台風が通り過ぎて
台風日和の学校帰りに友達と、
あの妖精と遊んだ場所の川に掛かる橋を渡るときに
友達が 「今川に落ちたら、いちころだね!」と言った、
川は普段のおとなしい川ではなく台風の雨で
土手を突き破ろうとしているように、渦をまいて
普段の数十倍の水の量で泥にごりで速い
校長が、帰り道川に近ずくなと、きつくいわれたのに
洪水直前の川が見たくて橋をわざと渡りながらの時
友達が言った時に、ふと妖精と遊んだときは
どんな深くとも流れが速くとも一緒に泳いだ時は
大丈夫だったのに、今も大丈夫だろうと
「こんなの平気だよ、飛び込めるよ!」
友達が「嘘いってら~ 」
「よし、見てみな!」いいながら学帽を取り
学生服を脱ぎ、橋の真ん中から、渦を巻いている
川に頭から飛び込んだのです。
川の中は、飛び込んでみれば、流れた材木、木屑、などのゴミだらけ
浮くのが精一杯で泳ぐどころのさわぎではなく、
泳ぐと、ゴミにぶつかり、流れは凄まじく、
あっと云う間に下流に流され、
川端に泳ぎながら流され流され
ヤット土手に摑まり助かりました。
川から出るとからだじゅう傷だらけ
よくたすかったものだと思い後悔と馬鹿さかげんで
自分ながら呆れた事を思い出します。