2022年 9月13日 天気>曇り後晴れ 風>北風凪ぎ 気温>早朝24℃で肌寒し→日中32℃まで気温が上がりTシャツ短パンで快適。 水温>25℃ 漁場>久里浜~剣崎沖 タナ>25~45m前後 潮流>南→北

「たまには一義さんに顔を出さないとな。でもマグロ船はちょっと・・・」という両御大のたっての希望で、今日はちょっと趣向を変えて一義丸のワラサ釣りに興じることに。

 

「こないだ喰ったワラサが旨すぎたから、釣りたいんじゃ」とジイ。釣れるといいけどね。

 

  本日火曜日は満員御礼、3隻出し。

 

ここ最近の平日はのんびりモードの松輪港でしたが、今日はお客さんがいっぱい。一義丸もワラサ2隻、マグロ1隻のフルラインナップで賑わっています。

 

マグロ船にはおなじみの面々多数、

▲久々にお会いした松本プロは昨日、今年一本目のマグロを釣って意気軒昂。今日も連続ゲット目指して勝利のV。

▲前回同船し、ヤギタ釣具でも偶然お会いしたイケメンY君、「あの日の翌日、早速マグロゲットできました」とナイススマイル! 今日もゲットできると良いですねえ。

 

他にもギシプロやシバさん・☆さんコンビなど、そうそうたるメンバーで出撃していきましたが、武運なく今日はダメだったそうです。次回こそ!!

 

  ワラサ適正人数で、釣れそう感アップ。

 

自分たちが乗り込んだタッチー船は片舷6人。ヒューガ船も同じような人数でコマセが効きやすく、オマツリも軽度で済みそうな人数でいかにも釣れそう。

▲「でも簡単じゃないですよ。先日はワラサ0~3ぐらいでしたね」とタッチー船長。

 

「それぐらいの釣れ方で、マダイとかブリ狙いでいたずらできるワラサ釣りが一番楽しいよ」というと、

「でも、潮が速いんですよねえ、ブリの場所。できるかわかりませんけど後半、行ってみますよ」と嬉しいお知らせ。

 

急遽、10㎏アップのブリが今日の第一目標に!!

 

 

でもって出船、北へ。

 

ブオーッと20分ほど走ってたどり着いたのは、

▲ミッド・ウラガ!! ブイが近~。ここはあれだ、アジやイサキにマダイやイシダイが釣れる場所だよなあとワクワク。いたずら心がわき上がってきますが、まずはオーソドックスに8号6mにオキアミ1匹付け仕掛けからスタート。

▲隣に並んだジイは久々の一義丸。「この歳になると夏の暑さは無理だ。でも涼しくなってきたからバリバリ釣るぞ~」とやる気満々・・・だけど釣れなかった(悲)。

 

  コマセを撒くとムクムクーっと反応が入って来ます。

 

喰いそう喰いそう・・・ギューン。

▲いきなりキター! ガツッと合わせるけどワラサじゃない・・・この懐かしすぎる引きは!!

▲一投目で裏本命のマダイゲット、ムッハー!! ジイ「変なところに掛かってるから釣れたとは言えないな」。オレ「何言ってんの、秘技“目玉掛け”知らないの?秘術だぞ」。

 

 

しばらくするとワラサっぽい真っ赤な反応がムクムク~。

 

モゾ、グイーッ。

▲キター、今度はワラサだ引きが強え~~。ショートマダイロッドなので大きく曲がって楽しい。もっと強い青物ロッドの方がやり取りは楽だけど、映え的にね。

▲3㎏級がレギュラーサイズだけど、見た目以上によく引きますよ。

 

その後は船中あっちでギューン、こっちでドーンとワラサがヒットしてきます。

 

潮はほぼ動かずだけど、気持ちトモ方向に微妙に行きたがるような感じで、トモの方から反応が入ってくることが多かったそうです。

 

それでも集中砲火的246-9作戦でコマセを撒くと、30秒後に真っ赤なワラサ反応が探見丸に映り込んできます。反応が映るということは自分が座るミヨシ側まで入って来ていると信じて待っているとギューン。

▲リールが止められ8号ハリスが切られないか心配になるほどの引きです。トモ方向に逃げるので2~3人とマツって上がってきますが、声を掛け合って対処していただき、本日は取りこぼし0でした。

▲サイズアップ。頭が小さい魚は旨い! 3㎏級に4㎏級が混じり、時々5㎏アップのでっかいワラサがヒットしてきます。5~6㎏近いのが2本釣れました。

▲こちらも久々のsゴーさん、好調にヒットを重ねてトップ争い中。

▲「良いサイズですねえ」とホクホク。ホエール45リットルに5本ぐらいが氷の効く適正量。詰め込めば7本ぐらい入るかな。

▲ワラサ5本にマダイも釣って絶好調でした。「今日は楽しかった~」と、ワラサ釣りを満喫してもらえたようで良かった良かった。

 

 

  次第にトモ方向への下げ潮が効きはじめて、前席は苦戦。

 

コマセ釣りはどんな釣り物でも潮上席が基本的には不利なんですが、コマセの撒き方で反応を自分の守備範囲に入れることができるならチャンスあり。

 

反応が入りやすいコマセの撒き方を探り、喰いやすいタナを細かくチェックする等、細い抜け道をたどるような釣り方でポツポツ数を重ねて7本まで来ました。

 

こんな釣れ方だとワラサ釣りもぐっと楽しさがアップしますねえ。入れ食いだと逆に面白くない・・・ひねくれ釣り人のサガ(笑)。

 

しかしながら、この漁場で2時間もするとコマセを撒けども反応が入ってこなくなって船中沈黙・・・。

 

するとタッチー船長から、移動のマイク。

 

「ブリが出るところに行ってみます。ハリスはそのまま8号以上6mでやってみてください」とのこと。

▲ブオーッと南下して剣崎沖へ。

 

ブリ狙い。 

 

剣崎沖にはブリが釣れる場所が数カ所あり、基本的にはオキアミで喰わせるというよりも、オキアミエサでアジを掛け、そのまま泳がせてアジをブリに飲ませる的な釣り方。

 

この釣り方は結構悩ましくて、

・ワラサ仕掛けでアジを釣るのがムズい。

・「アジ用細仕掛けでアジを釣ってから泳がせ仕掛けで狙う」パターンも有りだけど、アジ釣りがうまくいかない(途中でブリに強奪される等)。

といった難しさがあります。

 

とりあえず何にでも対応できるように、

1、 ブリ対応10~12号ハリスのコマセ仕掛け(針小さめ)。

2、 胴付き泳がせ仕掛け+鉛100~150号。

3、 アジ仕掛け(2~4号ハリス)。

を用意してみました。

 

いたずらをあれこれしたいので、バッグの中には4~16号のハリス各種、針各種を山盛り用意(笑)。

 

まずは、アジ釣り大好きのジイに太めのアジ仕掛けを渡してアジを釣ってもらいます。一投目でおあつらえ向きの中アジを釣ってくれたので、

▲ブリ泳がせ仕掛け14号1ヒロ、オモリ120号にアジを掛けて投入。反応の上下をまんべんなく探るけど音沙汰無し。

 

周りを見ると、アジが付かないみたい。反応は真っ赤でたくさんいそうなんだけど、ワラサ仕掛けに引っかかるアジがいない? 横を見るとアジ仕掛けのジイもまったく釣れずに首をひねってます。

 

  しばらくすると根掛かりで貴重なアジをロスト・・・。

 

やむを得ずコマセ仕掛けに戻してタナで待つとプルプルっとアジヒットで第一段階クリア。

 

そのまま「食えよ食えよ~」っと念を送っているとプルプルガックンガックンに変わり、ズドーンと竿先が突っ込んだところで、

▲オリャーッでフッキング成功。強い引きが襲ってきますが巻き取れるのでブリではないなあ。

 

▲6㎏弱のワラサ大ゲット。久里浜でオキアミに食いついたワラサの方がでかかったけど、まあ良型です。気持ちいい~。

 

  次第に下げ潮が早くなり、1時間ほどで撤退。

 

潮が走り出し、ピンポイントを攻められなくなってあえなく断念、次は下浦沖へ転進。色んなところでやってくれるので飽きません!!

▲いつしか海は凪ぎ、太陽燦々。風が涼やかで爽快すぎる天気に。気持ち良すぎて居眠りが止まらん。

▲下浦沖で3回戦スタート。周りの船団を見ると釣れてない・・・。

 

しばらく後、トモのsゴーさんがマダイゲット、8号6mに喰ってきたそうです。

 

  ワラサの食いが悪そうなので、ハリスを下げて裏本命狙い!

 

何度か手返しすると下の方にそれっぽい反応で、誘っていくと、

▲ギューン。

▲可憐な引きでマダイゲット。狙って釣れた嬉しい一枚です。

 

この場所でマダイ狙いの船はかなり釣ってたみたいです。徹底的に狙えばもう少し釣れたかな。

 

その後もワラサが好転しないので、

 

  タッチー船長は最終ラウンドの久里浜沖へ移動宣言。

 

再びブイ近くに戻ってきたので、今度こそとイシダイメイン狙いのいたずら仕掛けを投入。

するとコマセを振っている間にギュギューンっとそれっぽい引き。

▲鯛類ではなくアジでした。でっかいアジは悪くない外道だと、ジイと二人で全力おかずキープ。4号極太アジ仕掛けにバンバン当たります。途中でイシダイか大イサキでも来ないかと祈りつつ大いに楽しみました。

 

  ということで13時に終了。

 

いやあ、久々にタッチーのワラサ船に乗りましたが、凄いもんです。

 

広大な海域を走り回り、ワラサはもちろんブリ狙いでワクワクさせてくれ、マダイ狙いも楽しませてくれました。さらに大アジのおかずまで釣らせてくれるんだから文句の付けようがない。

▲オレ「いい鯛が釣れるんだね。そろそろワラサとマダイの両狙いも行けそう?」。タ船長「マダイを狙ってる船は結構釣ってますからね。でかい鯛も出てますから、ワラサの合間に狙いたいですね。それとブリも(笑)」とのこと。とにかく釣り人を飽きさせません。

 

外道狙いは要注意・・・。

 

 

とはいっても、ワラサの仕掛けだけしか持ってこない人しか乗船していない場合は、狙いたくても狙いようがない・・・。もちろん潮の加減でも狙える場合と狙えない場合があります。

 

それと、ワラサが釣れてるのにむやみに細いマダイ仕掛けを投入してオマツリしまくったり切られまくったりするのはNG

いたずら仕掛けは迷惑をかけない、むやみにバラして群れを散らさないのが前提条件です。

▲今日は5号8mまで使いましたが、ワラサのバラシは0。周りでワラサが釣れてるときはすぐさま太ハリスに戻したのでバラしませんよ~。

 

  ワラサ船でのマダイ狙いはハリス5号でも喰う!!

 

あくまでもワラサ船はワラサ釣りがメインですから基本は8号6mで、渋ったときは6号8mも有り。ワラサが食わない雰囲気の時は5号9mでマダイ狙いも有りだけど、3~3.5号ハリスは無しかな・・・。

 

ワラサ混じりのマダイは5号でも余裕で喰ってきます。今日は一義丸2隻で15枚ぐらいマダイが混じったそうですが、ほぼ全てワラサ仕掛けだったんじゃないかな。

 

ハリスじゃなくて針を小さく(だけど太く=カットヒラマサ11~12号ぐらい)するだけでもマダイが食いやすくなるので、むやみに細・長ハリスを使う前に試してみてくださいませ。

 

ということで、強烈な引きをたくさん味わい、極旨おかずも山盛りゲットと久々に悩み無用の極楽釣りを大いに満喫させていただきました。

 

次回はマグロ・・・。アタリあれかし!!

 

バイバイ