釣りの動画撮影をしている方や、これから撮ってみたいという方に向けてお送りしているアクションカメラGoProでの撮影に関する第二弾は、いよいよ最新GoPro10のお話です。こいつが実に困ったちゃんで苦労しました。

 

【その1】でお伝えしたとおり、

準備万端整えて実釣の撮影に出向きました。 

 

胸に装着したGoPro8は上手く撮影できたんだけど、GoPro10の方が上手くいかなかった・・・。

 

船べりに設置して長時間撮影しようとしたらすぐに止まってイライラMAX

 

前述の通り、GoPro10の内蔵バッテリーは30分程度しか撮影できないんですが、それどころか10~20分でピピピっと鳴って録画強制停止しまくるんです。

 

GoPro10の熱暴走がヤバい!!

 

GoPro10は高温になりやすく、熱暴走で録画がストップするという話を聞いていました。ほぼ無風で気温20℃ちょっとという環境では、16分で「カメラの温度が高すぎます。保護のため停止しました」の表示が出て電源オフ。

 

しばらく待って再び撮影すると、熱が残っていたのか10分で停止・・・。

▲すぐこれ。バッテリー容量が増えたといっても、熱で停止するんじゃどうしようもない。日本の春~秋の長回し撮影では使い物にならないレベルです(怒)。

 

色々調べてみると、内蔵バッテリーを取り外し、モバイルバッテリー(以下、モババ)だけで給電した方が熱がこもりにくいという情報を入手。

▲手持ちの10000 mAhに追加で、

 

 

▲Ankerの20000mAhのモババを入手(Anker製は評価抜群だけど4000円ちょっとと結構なお値段)。これはずっしりと重くてモバイルとは言えないような存在感。堅牢な作りでいかにも頑丈そうなのはいいけど、体に装着して使うなら10000の方がよさそう。

 

モババをGoProに常時接続するために、

▲GoProのフタを締めたまま給電できるアルミ製のフタも購入。

▲モババを防水バッグに入れてGoProに接続。GoPro8は問題なく作動したけど、10はダメ。

 

GoPro10に接続すると、「電力が足りません。5V2A以上の電源を使ってください」という表示が出て停止・・・。アンカー製モババも同様・・・。モババの出力は5V/2.4~3Aなのになんでなんだよ~~。

 

ケーブルに問題がありそうなので、

▲5V/2.4A以上の給電が可能なケーブルを購入しましたが、それでも「電圧が足りない」という表示が出て停止・・・。途方に暮れるぜ。

 

ところが何度か差し直してると機嫌が直って給電しだした、なんなんだよ(怒)。

※GoPro10は、2mのケーブルにすると電圧不足の警告が出がちかも。1.2m程度のケーブルにした方がよさそう。

 

 

ちょっと寄り道。 

 

予備バッテリーつながりで、

▲こんなのを発見。バッテリーに接続することでUSB給電が可能になるというもの。これを電動リール用の大容量バッテリーに繋げば強力な電力源に!!

▲電力丸でスマホを充電してみた。定格2.1Aの出力なので安心。20000mAhモババが約4回充電できるので、10A電力丸は10回以上の充電が可能? 停電等のいざというときの備えに良さそうです。

 

  ここで疑問が・・・。

 

“mAh”は1000分の1Ahですよね。ということは10000mAhは10 Ah。

Ahは電池容量で、手のひらサイズのモババが10Ahで大きな電力丸も10Ah。同じわけないのに同じ電池容量というのが解せなくないですか?

 

Wh(ワット時定格量) は  V(電圧)× Ah(電池容量)なので、

 

モババは3.7V×10Ah=37Wh。

電力丸は14.8V×10Ah=148 Wh。

 

ここでやっと差が出た。

10000mAhモババは電力丸の4分の1のWh(ワット時定格量)ということに。

でも20000 mAhモババだと74 Whで、2つで電力丸と同じワット時定格量になるというのがちょっと納得いかないような・・・。

 

だいたいワット時定格量ってなんやねん

 

よくわからんから今度電気に詳しい人に教えてもらおう。

 

飛行機への持ち込みについて。 

 

ちなみに、飛行機はリチウムバッテリーの持ち込みが制限されていて、預け入れ手荷物として預けることは不可。しかしながら機内持ち込み手荷物としてなら160Wh以下を2個まで持ち込みが可能だそうです。

 

10Ah電力丸は160Wh以下なので二つまでOKですね。

▲BMOの赤いバッテリーは、14.4V×11.6Ah=167 Wh。ギリで不可・・・。新型電力丸も不可ですねえ、遠征者諸氏はご注意を。

 

 

寄り道から本題に戻るよ~~。

 

 

GoPro10の録画状態を整理してみると、

 

※GoPro10純正内蔵バッテリー使用、画質4k60、気温20℃前後。

無風状態=16分で熱による強制停止。

数分後、扇風機の風を当てた状態10分で再び熱停止。

 

完全冷却後、扇風機の強風を当てて録画=熱暴走せず。

 

※31分で純正内臓バッテリ終了。

 

※内蔵バッテリーを取り外し、モバイルバッテリーで給電。

扇風機強風状態=50分で熱停止。

※風がないと10~20分で熱停止。

※モババ20000は4灯中4つ点灯したまま。

 

モババ利用で50分も録画できるならOKですが、熱停止するとすぐに再録画できなかったりでとても不便なので、

▲リモコンで録画on・offをコントロールすることに。10分程度で区切れば熱暴走も防げるし良いことずくめ・・・のはずだった。

 

 

ところがまた問題発生。

 

放熱のために内臓バッテリーを外したモババだけの給電にすると、録画停止後数分でリモコンとの接続が切れ、再設定・再起動・録画不可・・・。GoProの電源を押しても起動しません。

 

※内臓バッテリーが入っていれば、この状態からリモコンで再起動・再録画可能です。

 

なぜこのような状態になるかというと、

モババがスリープ状態になって給電しないから。

 

一度GoProスリープ→モババスリープになったら、

GoPro設置場所に行って→モババの電源を入れて→リモコンを再設定して→やっとリモコン撮影が可能に。

 

こりゃあ使い物にならん(悲)。

▲モババは一定時間(1~数分)電流が流れないとスリープ状態になるのがデフォ。

 

内臓バッテリー+モババならGoProスリープ後にリモコンで再起動可能ですが、給電+充電+録画という状態になると熱発生MAXで、あっという間に熱暴走からの強制停止・・・。

 

  どうしたら良いと思います?

 

無い知恵を振り絞って考えた結果、モババをスリープさせなきゃいいという単純な結論に。でも対策は単純じゃない。どうすれば良いかネットで検索して見つけたのが、

▲これ(送料込み2k)。モババをスリープさせないために25秒に1回電流を流す装置。色んな物があるもんですねえ(笑)。

▲これを介してケーブルを刺すとあら不思議、GoPro10の電源オフからでもリモコンですぐに撮影が可能に。あースッキリ。

 

何かが安定するまで”電圧不足表示”が出るけど、何度か刺したり外したりしてると動き出す・・・。

 

モババとスリープ防止装置は塩水に激弱っぽいので、

▲ケースに収納。

▲ケーブルを通す小さな穴を開けて(タケノコドリルが活躍)、穴をふさげば完成。簡単。

▲この状態なら船べりに放置しといても大丈夫そう。

 

  高熱対策に・・・。

 

▲熱暴走を抑えるためにハンディ扇風機も購入。5200mAhモババ付きでモーターはビーストマスターと同じブラシレスでこのお値段なら納得? 熱で強制停止は自分もしがちなので、GoPro用じゃなくて自分用になりそうだ。

 

ということで今回のブログは、 

 

釣行動画を撮ってる人や、これから撮ってみたいという人の参考になればいいけど、どうでしょう? コメント大歓迎です。

裏技等、あったら教えてくださいね。

 

撮影の準備は整った!!

 

次回はモンハンモード全開中の一義丸で大鯛一発狙いの予定・・・。

いつもそんなこと言ってるけど、当たったためしがないオオカミオジサンですぅ(笑)。

 

あ、釣りの準備を何もしていなかった。前回みたいに釣りのバッテリーや仕掛けを忘れるようじゃ本末転倒、きっちり準備して行こうと思います。

 

次回は気合い入ってます、モンスター絶対釣るぞ!!

 

バイバイ