変質する製造業 | ある女子大教授の つぶやき | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。

    団塊世代の僕には語っていることを否定する能力も失せている。そして語られている未来を夢想する力も・・。


ある女子大教授のつぶやき

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消える製造業


1.従来型の製造業はなくなる。まず大量生産を前提とする工場の価値が減る。膨大な生産データをビッグデータ解析し人工知能(AI)で分析すれば、製造工程の不具合や生産ロスを効率的に減らせる。工場の品質が均一化する可能性を秘めるが技術者が担ってきたこの分野こそ日本の製造業の強みだった。


2.3Dプリンターなど最新技術駆使で、データを基に設計図面を自動生成し金型や製造プロセスに落とし込める。データから何でも作れ、しかも少量多品種、そのような時代が目前に来ている。電子商取引(EC)や決済の普及で消費者が欲するものの線引きが明確でメーカーもサービス事業者も集中する。


3.メーカーだけでなく、エネルギー、運輸など全ての業態で垣根が消える。消費者ニーズのくみ取りから商品設計、生産、物流、販売という大きなビジネスの流れのなかで、これまでは、メーカーは製造の専門家として生産に集中していればよかった。


4.あらゆるデータが瞬時に集まる時代、調達から物流、マーケティング、販売は一体でやらなければならない。メーカーは生産分野から領域を広げようとするし、サービス企業も生産委託などを使い領域を広げる。既存の役割分担の境界がなくなる


5.世の中のニーズをつかめた企業だけが生き残る時代だ。データが価値の源泉になる時代。莫大なデータを集める米IT大手に対し、製造業は単なる下請けになる。合従連衡は技術や人材、カネなどの経営資源を求めて展開されてきた。ここに『データ』が加わり、データを軸に異業種と合従連衡がはじまる


6.国に集まる『ナショナル・データベース』がデータ資産となる。データ経済の到来だ。「モノがネットにつながる」IoT基盤をどのように整えるかが課題だ。14億人の国民のデータを集め、産業政策「中国製造2025」を進める中国は脅威となる。


7.情報が瞬時に国境を越えるデジタル時代に、グローバル化は次のフェーズに移る。先進国で起きたことが時間をおいて新興国でも起きるという見通しに基づいた『タイムトラベル戦略』は通用しなくなる。先進国と新興国が同じ情報インフラでつながり、情報が質量とも平準化する時代だ。


8.AIが人間を超える『シンギュラリティ』は起こらない。すでに計算、検索能力ではコンピューターが人をはるかにしのぐ。社会のニーズをくみ取る共感力、問題解決のために何が必要かを探る提案力はAIには担えない人間のために、何をつくり上げるのかを決めるのは人間だ。


9.人間はこれまで以上に感性が求められる。人の幸せとは何か。その実現にどのような価値を創造すべきか歴史や文化、芸術などを幅広く学び、感性を磨くことが何よりも大事になる。VR技術が発達し、1700年代後半の江戸を体感できるようになる。デジタル新技術も感性を磨く助けになる。


10.デジタル化の中で生き残る条件は根強い「自前主義」からの脱却だ。変革には他の企業や研究機関との協業が不可欠だ。国内の主要製造業の自己資本利益率(ROE)は8%強で、米国の18%、欧州の13%に見劣りしている。新たな価値創造には、過去の実績やしがらみにとらわれない経営が必要だ。

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    文科省は色々問題有りすぎだけど、 理系重視の方針には賛成する。


    文系にも理系の知識を植え付け無ければ、日本と言う国が持たないのじゃ無かろうか。


    世界が情報の平準化するならば、感性で一頭脱け出さなければ。果たしてそんな社会が現出した時、日本はどうなっているのだろう‼️