宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<エルドアン(トルコ大統領)「トルコ大使館も東エルサレムに移転 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    エルドアンは土耳古を何処へ向かわせようとしているのだろう。一番簡単な宗教(イスラム数)で人心を集約しなければ、まとまらない国家。何だかなぁ!

    思想や宗教そして主義(イデオロギー)から人類が開放されない限り、真の平和は訪れないのでは?と最近思うようになって来た。


宮崎正弘メルマ
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)12月18日(月曜日)弐
        通巻第5554号   
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エルドアン(トルコ大統領)「トルコ大使館も東エルサレムに移転する」
  イスラム共同機構57ケ国のうち、13ヶ国が「エルサレムはパレスチナの首都」
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 トランプ外交(米国大使館をエルサレムへ移転する)に対して、真っ正面からトルコが挑戦した。イスラム国家から反撃の烽火があがったのだ。
 もとより米国がシリア情勢の変化に対応して、トルコが弾圧してきたクルド族、とくに武装集団に武器援助をなしたことで、トルコの対米不信が増大していた。
くわえて2016年のクーデター未遂で、背後にあるギュラン師(米国亡命中)のトルコ送還を米国が拒んでいるためだ。

 この間隙を縫って、中国がぬけぬけとトルコ政治に入り込み、イスタンブールとアンカラを結ぶ高速鉄道を完成させ、米土関係の亀裂を増幅させる。ミサイル防衛システムのトルコは中国製に前向きになったが、こればかりはNATOの兵器体系と矛盾するとして米国が圧力をかけたため沙汰止みとなった。
 
中国にとってトルコは「一帯一路」のシルクロードの中継拠点としても、トルコへの投資を確実に増やしてきた。
すでに黒海の対岸ジョージアとアゼルバイジャンのバクーを結ぶ鉄道も中国主導で開通させた。中国は、地政学的にトルコが「エネルギー回廊」と呼ばれている重要性に着目し、シルクロードのプロジェクトの一環として、インフラ投資に力点を移してきた。

 エネルギー戦略とは産出国ばかりではなく、運搬途中の通過地域の重要であり、精製や積み替えに必要な港湾も地政学的に重要な拠点となる。
 中国はその点も考慮に入れて、例えば原油生産国のイランとウズベキスタンの鉄道、ガスのトルクメニスタンからウズベク、カザフスタンという通貨国にも投資の力点を強化してきた。

 親日国家トルコはエルトールル号の海難救援にあたっての友情を忘れず、120年の友好親善関係を構築してきたが、なにしろ日本から遠く、日本の明治維新に習った近代化の道も紆余曲折がある。
 トルコにおける日本の存在は稀薄になっている。
 
 2017年12月16日、アナトリア半島で開催されたトルコ与党「正義公正党」大会で、エルドアン(トルコ大統領)が登壇し、「アメリカがイスラエルのシオニストと組んで大使館をエルサレムに移転するとした。であるなら、パレスチナの首都は東エルサレムであり、わがトルコ大使館も東エルサレムに移転する」

 イスラム共同機構57ケ国のうち、13ヶ国が「エルサレムはパレスチナの首都」と認めており、エルドアンは続けて「イスラム国家はパレスチナと連帯している」と演説した。 
この発言は、トルコの近年のイスラム回帰現象を如実に象徴しており、西側と距離をおく政治姿勢を鮮明にしたことになる。

 とはいえトルコは国内におよそ300万人のシリア難民を抱えて、西側と対決姿勢を示せばしめすほどに西側からのトルコ投資が微減傾向をしめしている。
トルコはNATOのメンバーでありながらEUには加盟できず、また通貨も「ユーロ」には加えられず、西側への不信感が増大してきた。

 
 ▼国家間の関係は唐突に逆向きになることがある

 キッシンジャーは「二国間関係がある日、唐突な衝突に到ることがあるが、『交通事故のようなもの』と譬喩したことがある。友好の絆が、突発的な現象により、突然、敵対関係となることがある。

 とくに難民の扱いをめぐって、ドイツとは対立関係に陥り(メルケルはアンカラへ飛んでエルドアンと会談したが物別れ)、EUもトルコを人権無視と批判したため、エルドアンは絶縁状態にあったモスクワへ飛び、プーチン大統領と何回も会談を繰り返し、アナトリア半島を東西に貫通するロシアのパイプライン工事を認めた。

 トルコはシリアのアサド体制を認めない立場だったのに、アサド体制防衛に回ったロシアに対して、この点を有耶無耶のまま、関係強化を急いだ。

ロシアは治安が回復しないにも拘わらず、トルコ観光を奨励し、ドイツがトップだったトルコへのツアーは、昨今、ロシア人でひしめきあうようになった(ちなみに日本からのトルコツアーは激減しているが、中国人の観光団はトルコ各地に急増中だ)。
 
 黒海の入り口を扼するボスポラス海峡はトルコ領である。NATO海軍の拠点はトルコのイズミール港である。西側はこの地政学的に極めて重要なNATOの構成国トルコ、エネルギー回廊としても重要な国家の急激なイスラム化に、今後どのように対応するのか?

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(休刊のお知らせ)小誌はキューバ取材のため12月20日―30日が休刊です。 
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)明日、19日です。緊急報告集会「軍艦島は監獄島ではない」
ソウルを走る路線バスの座席に慰安婦像が設置されました。「ミニチュア慰安婦像」を大量生産する計画も聞こえてきます。日本大使 館前の像は撤去されないままです。
 軍艦島を象徴とする「徴用工問題」が取りざたされ始めまし た。中国・韓国にある日本企業に対しても、不当な賠償請求が頻発してい ます。海外在住の日系人の子供たちは、「ニセ慰安婦問題」をネタに酷い イジメにあっています。
 日本外交の失敗により慰安婦問題、南京事件、徴用工問題など、次から次 へと日本を貶める「捏造の歴史」が世界に広まっています。私たち日本人はいつまでこのような「捏造の歴史」を受け入れ、国や私た ち自身を貶め続けるのでしょうか。 
 日本人が真実の歴史を知り、伝え、世界にも正しく発信していれば、これ ほど世界的な問題にはならなかったでしょう。歴史の真実は1つです。真実に勝るものはありません。私たち日本の先人 が戦時中も含め、どれだけ世界に恥じないふるまいをしてきたか。そして いかに日本を敬い、愛し、守ろうとしてきたか。それを若い世代に知って 欲しい。そして、日本人としての誇りを受けついで欲しいと願います。
 私たち「真実の種」を育てる会は、国内外に日本の真の歴史を伝え、「捏 造の歴史」を正す事業を展開します。
              記
とき    12月19日午後6時半
ところ   文京区民センター 2A
資料代   千円
登壇    基調報告 藤岡信勝、松本国俊
      元島民の証言ほか
      (「真実の種」を育てる会 運営委員長:岡野俊昭)



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(読者の声2)桜チャンネルからお知らせです。明日(19日)午後八時からの「フロントジャパン」に宮崎正弘さんが出演します。
 「日本文化チャンネル桜」
 19日2000−2100
 ホスト 有本香さん。ゲスト 宮崎正弘さん。
 テーマは未定ですが、一時間番組です。ご期待下さい。

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    マルクスは言った。「宗教」は麻薬だと。そのマルクス主義が一番人間を麻痺させているとは当人も思いもよらなかっだろう。

    愛人を作り、私生児を産ませた人間は何処まで行っても屑に過ぎなかったのだ。人間の規範が貫徹出来なかった人物。それがマルクス!

    エンゲルスの稼ぎに依存・寄生しながら生きた人間。脳細胞から都合の良い所を書き記した人物。