宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<人権のヒロインだったスーチーはやはり無能だった (2017年 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    アウン・サン・スーチーって単なる英国病の馬鹿小母さんに過ぎないのだよ。そう思いませんか?     大体日本に留学して何を学んだのでしょうかね。不思議な馬鹿女でしかない。ニャンマーの金融システムは前政権時代に日本が構築し、それなりの人材も日本で育成したようです。その恩義さえ反故にするような単なる馬鹿女でしか無いと僕は考えています。英国人の夫?単なる馬鹿でしょうね彼も又。 

    日本の中古車が排除されてるそうな。まあ馬鹿だからなぁ。


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017) 9月26日(火曜日)
        通巻第5445号  


 人権のヒロインだったスーチーはやはり無能だった

  全世界から非難の嵐、スーチーを庇うのは中国だけという構図

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 ノーベル平和賞、ゴールドメダル(米国)、自由世界のメディアはスーチーを褒めあげた。オバマはスーチーを人権と自由化のシンボルだと言い、ヒラリーはヤンゴンへ飛んで、堅い抱擁を交わした。
米国は制裁を突如解いた。欧州各国も日本もこれに倣い、にわかにミャンマー投資ブームが起きた。

ところが、少数民族でイスラム教徒のロビンギャを迫害し、徹底的な武力弾圧をはじめたため、この「人権抑圧」により、嘗てのヒロインは「希望の星」から「絶望の星」となった。日本の「希望の党」は最初から「絶望の党」だが。。。

国連の首脳一般演説の冒頭にグテレス事務総称は「これは迫害である」と批判し、アラブ諸国から広くイスラム国家群、欧米も同調して一斉にミャンマーを非難した。日本はただちに避難民対策のため、4億5000万ドルを支援すると表明した。もちろん、攻撃の先頭にたつ米国は36億円の支援を決めている。

ところがスーチーは国連演説で「国連の調査団の受け入れを拒否する」として、民主主義、人権、法治の旗を降ろすことに躊躇しなかったのである。
 
 このスーチーに強い味方がいる。
独裁国家、中国の言い分が凄い。「ロヒンギャ問題はミャンマーの内政問題であり、西側は口出ししなくてもよい。ロビンギャをミャンマー政府軍が抑圧しているのは、テロリスト対策である」

 中国は世界の非難の合唱を横目に、ただひとり、「勇敢に」、しかも「堂々」と、スーチーを擁護している。
 ロヒンギャを「テロリスト」だと言いがかりをつけるのも、チベット、ウィグル独立活動家をテロリストと言いつのる論法そっくりである。

 米議会の極左、リベラルの代表ダイアナ・ファインシュタイン上院議員(民主、カリフォルニア州選出)ですら、「スーチーにゴールドメダルを与えたのは間違いではなかったのか。あの名誉を剥奪するべきではないか」(TIME、10月2日号)という意味のことを示唆している。

 「(40万人がバングラデシュへ脱出したが)、まだ多くのロヒンギャは留まっている。全部がエクソダスを望んでいるわけではない」というのがスーチーの言いぐさ。軍と仏教原理主義過激派はロヒンギャの移住地を焼き払うという焦土作戦を展開し、軍の一部は発砲している。

 「これぞまさしくエスニック・クレンジング(民族浄化)。人間の恥。スーチーは責任をとって辞任せよ」という声は、インドネシアでもイスラム教徒穏健派がデモ隊を組織して、ミャンマー大使館に押しかけている。

 スーチーは最初から無能だったが、西側のメディアの逆宣伝は、彼女をミャンマー復興のシンボルとして扱ってきた。
そのことを西側メディアはまず恥じるべきであろう。

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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1632回】           
 ――「濫りに東方策士を以て自任す。此徒の心事最爲可憫」(阿川6)
  阿川太良『支那實見録』(明治43年)

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次いで阿川は「貿易に欠くへからさる貨幣之事を説」く。

なにせ全国各地で統一した貨幣制度がない。いわば悪貨は良貨を駆逐するから、対策として手形制度が発達し流通するわけだが、「支那の如き萬事不整頓不秩序」ならば当然のように「贋造不正の票子(てがた)往々市場に入り込む」。そこで北京には汚い身形で道端で屋台を構え「人の依頼に應し其の票子の眞贋を鑑定す」る「錢卓子」と呼ばれる商売がある。北京全体で「其數二百以上ありと云ふ」。彼らの連絡は緊密で、真贋鑑定に間違いはない。だが「此信用深き銭卓子」だが、その正体は「實に惡むべき紙幣贋造者の張本なり」。つまり警察官が、いや錢卓子は民間業者だから、さしずめガードマンということになろうが、それが盗人というわけだから、とんでもない食わせモノではないか。

  なんとも奇妙、いや珍妙なカラクリだが、「然れとも社會の必要に迫られて不得止政府も之を不問に付し去ると云ふ」。かくて「支那政府が萬事萬物小害を捨て大利を取るの主義は此一例にても察知す可し」と。

  先に述べた税関といい、我が国の政官財界の動きといい、錢卓子をめぐるカラクリといい、なにやら現在にも通じるように思えて仕方がない。とどのつまり日本式に「萬事萬物小害」に拘泥し続けているかぎり、「萬事萬物小害を捨て大利を取るの主義」には対抗し難いということだろう。

 そういえば毛沢東は50年代末の反右派闘争、それに続く大躍進、さらには文革で、いったい、どれほどの数の犠牲者をだしたことか。だが彼にとっては死屍累々たる犠牲者の山など、独裁権力という「大利」の前では「小害」に過ぎなかったに違いない。

「先富論」を掲げ共産党の権力基盤再構築という「大利」を目指した鄧小平にすれば、想像を絶する格差の果てに呻吟する人民の怨嗟の声など「小害」に思えただろう。経済発展至上を「大利」とした江澤民や胡錦濤の政権にとっては、おそらく公害などは「小害」に見えたはずだ。

  かくして「中華民族の偉大な復興」「中国の夢」を掲げ毛沢東超えという「大利」を目指していると伝えられる習近平の立場に立てば、さて、なにが「小害」なのか。

  党上層の不満分子(古来、「大患は忠に似たり」が鉄則である)、民主化を掲げる勢力、環境保護論者、現状不満をネットやSNSに訴える大衆、ウイグルやチベットなどの少数民族独立派など。国外に目を転ずれば、一帯一路に敵対する勢力、南シナ海問題に口出しするアメリカなど――あるいは、これらが習近平にとっての「小害」といえそうだ。

  それにしても阿川の「萬事萬物小害を捨て大利を取るの主義」という指摘は、中国の動向を見定めるうえでヒントとなるように思える。そこで先ず為すべきは、彼らがなにを「大利」とし、なにを「小害」と見做しているかを見抜くことではなかろうか。

  中華人民共和国建国以来の“疾風怒濤”を表すキーワードを思いつくままに拾い上げて見ると、三反五反、百花斉放・百家争鳴、反右派闘争、大躍進、人民公社、土法鉱炉、社会主義教育運動、文化大革命、紅衛兵、上山下郷(下放運動)、劉少奇謀殺、林彪事件、四人組逮捕、改革・開放、人民公社解体、独生子(一人っ子)政策、天安門事件、スネークヘッド、香港・マカオ返還、中台両岸関係、走去出、三個代表、和諧社会を経て現在の一帯一路から中華民族の偉大な復興、さらに中国の夢まで。

 それぞれのキーワードが象徴する政治において、なにが「大利」で、なにが「小害」だったのか。これまで日本は、中国の求めた「大利」を「小害」に、逆に「小害」を「大利」に見誤りはしなかったか。「大利」と「小害」を取り違えたことが、中国に翻弄され続ける要因だった。
ここに、日本の対中国外交における禍機が潜んでいるように思える。
《QED》
      ▽□◎ひ▽□◎い□▽◎ず□◇◎み▽□◎  
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌前号の「読書特集」に書評が日本並びました。とくに大島信三さん、懐かしいお名前、随分前、三島由紀夫研究会の公開講座の後の懇親会で「私、大島信三さんのファン、、、」と話しておられる素敵なご婦人がいらして、大島信三さん? 宮崎先生の書評を拝読して、あぁ、大島さんを全く読んでないで今日まで、、、。
 大島さんのブログを見つけら
 「新米の重さによろけ里ごころ」
 あぁ、こういう俳句を詠まれる方。脱穀など、懐かしい農作業の風景も書いておられて
子供の頃、家族がやっていたなあ〜と大島さんをとても身近に感じました。
宮尾登美子さん、勤めていた頃、東販の方に、宮尾登美子さんは、女王様だから、皆んなが怖れていますよ、と、大島さんの本を読まなくても分かる気がする
 ダライ・ラマさん、うーん、こちらは偉大すぎて?
 一方、外川さんの書評の中に、「いま書いたことは評者独自の解釈であり、二十年かけて、ようやく五百枚近く書いた。しかし、いまひとつ不明な点があるので、まだこの原稿は寝かせたままである」
 の箇所をを拝読して、宮崎先生が、藤島泰輔さんのお友達の光岡さんが、
「亡くなった直木賞作家の光岡明氏(当時は熊本文学館館長)と十数年前に熊本キャッスルホテルでお目にかかったことがあるが、氏もまた神風連の乱を書かれていて、「最後の宇気比の場面がどうしても書けない」と嘆いておられたことを思い出した(同小説は未刊行のままである)。
偶々、熊本キャツスルホテルに泊まり、新開大神宮へ、太田黒さんにお目にかかり、まだ小学生だった頃に、三島さんが取材にいらした時の様子を話していただいた事を懐かしく思い出し、月日の流れが太田黒さんが亡くなったと風の便りに。
 書評のあった大島信三『ダライ・ラマとチベット』と外川淳『地図から読み解く戦国合戦』の二冊が何故か、三島由紀夫さん探しのあれこれに繋がる不思議を感じました。
  (深井貴子)



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(読者の声2)貴著、河添恵子さんとの対談『中国・中国人の品性』(ワック)を早速、拝読し、いくつか新しい発見もあり有益でした。
 本来これらの中国人の「習俗」を樋泉さんの「知道」のエキスと合わせて再編成できたらと思います。アメリカの本にも最近中国人の記述に「DECEIT」「DECEPTION」
「DECEITFUL」など言葉をつかうようになりますした。
 親中融和論者はこの「中国・中国人の品性」にほとんど疑いを持たず友好を叫んでいます。
 習近平が数年前に極秘裏に導入した「七不講」は日本のメディアは全く触れない。
 近代的の自由や平等や人権などの理念について大学で触れることを禁じています。 2014年だったかNYタイムズがスクープしましたが 日本のメディアは知らなかったのか 避けて通ったのかまったく触れません。
 話は違いますが、いま小生の関心は中国がいかにして共産大国になったのかという問題です。日本ではほとんど深い研究がありません。
 この解明にはアメリカの対中イメージが大きくかかわりかつそれは真っ二つに二分されています。 
スティルウエル vs ウエデマイヤー
バーバラ・タックマン vs リチャード・バーンシュタイン
 の鋭角的な対立の構造はきわめて興味深いものがあります。
先の大戦にアメリカがスターリンの助けを借りるべく原爆投下の後のソ連の満州侵攻を許した失敗で、満州にあった優秀な日本の武器がそのまま毛沢東の手に渡る一方、蒋介石への打ち切ったのみならず、日本の敗戦前にアメリカを出港した蒋介石への援助軍需物資輸送船を、日本は敗れた以上、蒋介石援助の必要なしということでジョージ・マーシャルは海上投棄させてしまった。
 マーシャルは蒋介石/毛沢東の相互協力で新中国の建設を説得に行きますが、これが大失敗でした。
 ウエデマイヤーもリチャード・バーンシュタインは中国人に共闘などありえない、と中国人の本質を見抜いています。
 アメリカが提唱した、大陸から日本軍を追い出すためには毛沢東・周恩来は蒋介石との共闘するよう精力的に説得を続けました。
毛沢東、周恩来は少なくと表面的には合作共闘大歓迎で その国共合作軍の指揮官はアメリカ人でも結構、何より日本軍をやつけることが第一としてアメリカを喜ばせました。
 一方、蒋介石は共産党の詐術であるとして合意せず・・・。蒋介石は共産主義の手口を熟知していました。
 日本敗戦後の満州の残存軍需物資、武器弾薬は本来なら蒋介石のところに行くべきところすべてスターリンと毛沢東のほうに行ってしまうという形になります。
アメリカ国内世論も、本が降伏した以上 中国から手を引くべきだという気分も高まり、息子を中国戦線から早く帰せという声がワシントンに響きました。
その間、毛沢東は満州に攻め入った。満州での共産軍と国民軍はどちらがましだったか?については、共産軍のほうがよかったという満州の日本人は少なくありません。
国民軍の堕落とうらはらに、毛沢東はツボどころを外さなかったといえます。
 1945年以降の米中関係・中国内戦はきわめて複雑ですが それが今日の北朝鮮問題に関係してきます。
 根幹はスターリンの二回の五ケ年計画の成功に大恐慌からの回復に苦しむFDRが感動し 共産主義に共感をもったこともありますが、、蒋介石と宋美齢からの「悪い日本を叩いてほしい」という<泣き (poor china への同情>と中国利権(アヘン戦争以来アメリカの中国関係商人は 膨大な利益を上げてきた) の記憶と中国の文明化とキリスト教化という使命のようなものが混合して、日本を叩くべし、ただ日本はしぶといからスターリンの力を借りるべしという考えでスターリンへとの関係を深めていったというのが 大まかなストーリーです。
手元にに何冊か、この問題に関係するアメリカの本がありますが、原書の読み込みにはかなりの集中力が必要です。別に学者になるわけでもなく本を書くということでもなく ただ素人好事家として自分なりの全体像が描ければ満足です。とにかく共産主義は毒害です。
一体誰がこんな野獣を育てたのか?
FDRならずとも日本のインテリが共産主義に靡いた構造も根深いものがあります。
江崎道朗の近著「コミンテルンの謀略と日本の敗戦」もよく書かれています。世界史的に言えば FDRの同意を得たスターリンの満州侵攻が 共産主義勝利の決定的瞬間であるというBernsteinの分析のほうがインパクトがあります。アメリカにはこの問題には重要な書籍があります。
 (TK生、世田谷)


(宮崎正弘のコメント)是非、その研究の御成果をお寄せ下さい。



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(読者の声3) 貴誌通巻第5444号でNH生氏が(読者の声1)「日米同盟の深化の象徴と捉えるべきか、逆に米国が日本の機嫌をとろうとしているのか、このトランプの演出、いかに?」とあります。
バースディケーキは事前に準備していたのに決まっているが、出すタイミングは会談の進行具合を見ながら絶妙な時に政治心理学を熟知したスタッフが決めたのでしょう。
場合によっては出さず無駄にすることもあることも計算ずくだったと思います。
 さて、今日の驚きのニュースは中山議員の小池新党入りです。
風見鶏の細野氏と誤魔化し千両役者の小池氏の作る新党に入るとは、自民党と日本のこころの党に絶望していたのでしょう。反省すべきは両党の議員です。
民進党が選挙で大敗すれば、前原氏は退陣です。代表を辞め自由の身になれば、前原氏も小池新党に入ることでしょう。
いやはや大変な時代です。
  (ST生、千葉)
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    八路軍(後の人民解放軍)が何故国民党軍を追い出せたのか?「読者の声2」は興味深い考察。

    まぁ4人の妻を持ち、経歴詐称した蔣介石。息子をモスクワに人質として差し出した蔣介石。まぁ推して知るべし・・なのかなぁ。