宮崎正弘の国際ニュース・早読み ▼近平は本気で江沢民にとどめを刺すのか? [宮崎正弘の国際ニュー | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


シナ経済の破綻はあとどれ程の持つのかは解りませんが、自分の失脚を防ぐ為に、習近平が何処まで遣るのかが焦点かなぁ?


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)2月21日(火曜日)
         通算第5195号 
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アンティグア・バーブーダってカリブ海の国を知ってますか?
何故か、この国の無任所大使を中国人実業家が担っていたのだ
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アンティグア・バーブーダは歴とした独立国家。ドミニカの北方、カリブ海東部の小アンティル諸島に位置するアンティグア島、バーブーダ島、レドンダ島からなる島嶼国家で首都はセント・ジョンズ。面積は我が国の種子島くらいしかない。
 
 コロンブスが発見したが、スペイン統治のあと、イギリス連邦加盟国となり、大英連邦の一員ではあるものの、米軍のレーダー基地がある。
 兵力はと言えば陸軍が125名、沿岸警備隊が45名。これで一個の独立国家とよんでよいのか、どうか。人口は9万2000人。主要産業はサトウキビとラム酒、そして観光業しかない。

 このアンティグア・バーブータに目を付けたのは、いうまでもなく中国である。タックスヘブンとして何処まで利用できるか?
 2014年8月、この国のブラウン首相が北京へ旅発ち、習近平主席と李克強首相に面会した。

 といっても、この国への最大援助国は米国でも英国でもない。日本である。合計60億円近い無償援助をしている。

 実は、この国の外交官パスポートを持ち歩き、「無任所大使」として任命されていた外国人がふたりいる。
ひとりは有名なハリウッドスターのロバート・デニーロで、おそらく名誉大使か、観光大使として、同国の観光宣伝にひとやく買ったのだろう。スティーブン・セガールだってロシアの名誉領事ですからね。

 さてもう一人の人物とは肖建華である。
 そう、あの悪名高き香港財閥。現在行方不明。おそらく中国に拉致された。香港の最高級ホテル「ファー・シーズンズ・ホテル」に長期滞在していた。
 妖しげなインサイダー取引の元締めとして知られ、太子党のファンドに深く絡む。


 ▼周近平は本気で江沢民にとどめを刺すのか?

 この肖建華事件は、これから北京中南海を激甚に揺らすこととなるだろう。
 華字紙を総合すると、肖のバックは江沢民、曽慶紅、賈慶林ら江沢民政権の大物がすらーりと並んでいる。
 習近平は、どうやら本気で江沢民一派の退治に向かうようで、ということは大権力闘争のどろどろが展開される。これまでの薄煕来、徐才厚、郭泊雄、周永康らの失脚は、小さな事件だったと総括されるようになるかも知れない。

 肖建華が大使の公用パスポートを保持していたのは2014年8月8日から2年間で、英語名「XIAO JIAN HUA」と写真入りのコピィがサウスチャイナ・モーニングポスト紙にすっぱ抜かれた(2月20日)。
 このパスポートの発行直後にアンティグア・バーブーダの首相が北京を訪問したのだった。
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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう BOOKREVIEW 
                                        

 イスラエル戦後史を国際政治の観点からではなく戦争史から読み解くと
  六日間戦争の実態はダヤンとナセル、列強の駆け引きが決め手となった。

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モルデハイ・バルオン扁、滝川義人訳『イスラエル軍事史』(並木書房)
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 最近、滝川さんにお目にかからないなぁと思っていたら、こんな大作を翻訳されていたのだ。本書の編者であるモルデハイ・バルオン氏は、六日間戦争でダヤン参謀総長の副官、その後は国会議員も歴任している、いわは現代史の目撃者である。
 イスラエル独立戦争前夜から、こんにちまでイスラエルが戦った幾多の戦争を振り返り、当時の国際政治の状況を把握しながら、列強の思惑が交錯するなかで、いかにしてイスラエルは独立を勝ち取り、周囲のアラブ諸国の敵対的行動を跳ね返し、独立を維持し、国力を富ませ、こんにちの和平状況を構築してきたか。
 もともと中東に線引きしてイスラエルに独立を鼓吹した英国は、他方でアラブ諸国にも主権国家を認めていた。この英国の二枚舌が中東現代史の混乱の発端であり、最初の独立戦争の時、武器支援の主力はフランスだった。
活動的な現代史を本書では荒削りに振り返り、歴史の教訓を見いだすのだが、イスラエルの軍人が書いた歴史書であっても、決して自慢せず軍功を誇らず、むしろ淡々と客観的に、みてきた歴史を綴っている。
 戦後から見れば、しかも国際政治学者の観点から見れば、イスラエルは英米仏という列強の力を利用し、その間隙を縫って武器を調達し、謀略を仕掛ける一方で、日夜、こまかい情報を得て、戦争の準備をしてきた。
 語り継がれる六日間戦争は片目の将軍ダヤンが指揮した。
誰もが知るように、その結果は明らかだが、イスラエルの圧勝におわった。

「600機をこえる敵戦闘機を撃破し、おなじく戦車および機甲車両数千両を破壊、兵員に数万の損害を与えた。しかしながら、この勝利の代償は、イスラエルのような小国にとっては高かった。航空戦力の20%を失い、700人をこえる兵隊が戦死した」(254p)。

 イスラエルはシナイ半島全域からヨルダン河、ガザ回廊、そしてゴラン高原を占領し、いきなり四倍の国土を手に入れたが、後の和平交渉でシナイもゴラン高原も返却した。
同時に、
「イスラエルは、中東のおけるソ連の威信に大きな打撃を与え、アメリカという超大国を新しい同盟国として手中にした」
 他方で、イスラエルの勝利はパレスチナ・アラブ人の再統合をもたらし、PLOの台頭を見ることになるのだった。
 全体は十二章で、最後にインティファーダから、防楯作戦(2000 2003)でおわっているため、その後の現代史を役者の滝川氏が纏めている。
いまのイスラエルを率いる首相のベンヤミン・ネタニヤフは、エンテベ作戦で戦死した国民的英雄ヨナタン・ネタニヤフの弟である。弟がもう一人おり、イドは放射線技師であり、作家でもある。兄弟は三人とも国防軍のエリート部隊に所属した。両親はポーランド系ロシア人。シオニスト運動でイスラエルに帰国した。
 周りを敵に囲まれた国民の宿命は国防である。日本とは百八十度、条件が異なるとはいえ、このイスラエルの日常の備えこそ、日本が参考にしなければならないのではないのか。
 
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
                                        
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(読者の声1)三島由紀夫研究会、二月の「公開講座」は下記の要領です。

日時  2月23日(木)18時半より(18時開場)
場所  アルカディア市ヶ谷
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/10766/rtmap.html
講師  松本徹先生(文芸評論家、三島由紀夫文学館館長、憂国忌代表発起人)
演題  三島由紀夫の時代(仮題)
   (講師プロフィール 昭和8年北海道生まれ。大阪市立大学文学部卒。産経新聞記者を経て文芸評論へ。近畿大教授、武蔵野大教授を歴任。現在三島由紀夫文学館館長。最近著に『三島由紀夫の時代 芸術家11人との交錯』、水声社)
会費  2000円(会員は千円)
どなたでも予約なく御参加いただけます。
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若い時に何か言ってたのかの記憶が殆ど無い。現東京都知事はカイロ大卒。何故か彼女が中東に言及してこなかったのかが、不思議だ。

知らなかったが、台湾には顔出ししたり何やら関与をしているらしいが。

一国の宰相を目指しているなら、外交も遣らねば。得意だと思うアラビア語?エジプト語?を駆使する事も辞さずじゃないのかなぁ?