トルコとロシア? 宮崎正弘の国際ニュース・早読み (フランスの左翼学者が声高に「反グローバリズム | Hideoutのブログ

Hideoutのブログ

ブログの説明を入力します。

 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 トルコとロシアの蜜月? エルドアンもプーチンも食えない奴ら? 良く分からんな。


宮崎正弘メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6426706/
************************************
※※※ ※※※ ※ ※※※ ※※※
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)9月30日(金曜日)
       通算第5044号  <前日発行> 
※※※ ※※※ ※※※ ※※※ ※※

 プーチン、十月にトルコ訪問か

  エルドアンのサンクトペテルブルグ訪問の答礼、というより欧米への政治ショー

***************************************

 トルコの有力紙「ヒューリエット」(9月28日)が伝えた。
 プーチン大統領は、十月にもトルコを訪問するため日程調整に入ったという。クレムリンのスポークスマンであるドミトリー・ペスコフは、具体的な日程に関しての言及を避けた。


 2015年11月24日におきたトルコ戦闘機によるロシア機爆撃事件から、トルコとロシアは最悪の関係に陥っていたが、エルドガンが夏頃に謝罪の書簡をクレムリンに送っていたことがわかり、和解への気運が芽生えていた。

 両者は軽い制裁をかけあってきたが、ロシアはトマト輸入を禁止したくらいで、ガスの輸出はトルコへ続けていた。


 両国が急速に仲直りに至ったのは、トルコのクーデタ未遂直後からの反対派大量拘束に、「人権無視」と欧米がエルドアン批判を開始したからで、すっかりつむじを曲げたエルドアンは、これみよがしにサンクトペテルブルグ訪問をなし、トルコ・ロシア関係の復活と改善、さらなる大規模な経済的絆の強化を謳った。


 「世界エネルギー会議」が10月9日からイスタンブールで開催されるが、この直後あたりにプーチン大統領のアンカラ訪問が観測されている。


 ガスプロムが推進する「トルコ・ストリーム」プロジェクトの正式署名が十月になされる予定にもなっており、プーチンが訪問して署名式という段取りは、最有力に予測されるところである。
        ◇○◇□○ ◇□○◎○□   

※   ※   ※※   ※   ※
 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう BOOKREVIEW 
※   ※   ※※   ※   ※

 フランスの左翼学者が声高に「反グローバリズム宣言」

  中国の未来は絶望のシナリオ以外考えられないが、ロシアは楽観

  ♪
エマニエル・トッド『問題は英国ではない、EUなのだ』(文春新書)

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 一部に衝撃的な主張が含まれ、EUの崩壊を預言している。

 というより本書は高らかに歌い上げた「反グローバリズム」宣言であり、この論理に従えば、次の米国大統領はトランプになるのが必然の流れとなる。(ただしトッドは、その預言は避けている)。

 トッドといえば、嘗てソ連の崩壊を預言した。

ソ連が崩壊すると日本でも丹羽春喜氏や那須聖氏らが預言していたが、誰も信じなかった。丹羽氏は経済的疲労が軍事出費に耐えられなくなるからだとし、那須氏はイデオロギー的行き詰まりを理由にあげた。

 ところがトッドは、人口動態の激変とイスラム人口の爆発、家族制度からソ連は持たなくなるとしていた。だからソ連が分裂し、新生ロシアは、まったくそれらの桎梏から解放されたので、未来は楽天的打倒いうのだ。


 中国は西側企業が「安い労働力」に着目して工場をあちこちに作り輸出主導で、人工的一時的繁栄をなしたが、創造性に乏しく、内需拡大も企業効率化もなく、矛盾をすり替えるために「一世紀後れのナショナリズム」に逃げ込んでいる。「だから危険」なのであり、中国の近未来に最良のシナリオなぞ考えられないとする。

 そんなことより、本書の肯綮は「反グローバリズム」である。

 「ネオリベラリズムはそれ自体が反国家の思想であるだけでなく、国家についての思考を著しく衰退させ」、「社会科学と歴史的考察を荒廃させ」たのである。

 したがってフリードマンも、スティグリッツもクルーグマンも、「経済」だけで問題を論じているのは「知の荒廃」であると断言する。

 日本も例外でないけれど「急速なグローバリゼーションに対する疲れ」がでてきたと、鋭い観察がなされている。

 トッドのような左翼知識人でも、ナショナルな要素が基底にあって、ドイツを批判し、サウジの危険性を説き、日本の防衛力強化を急げとするあたり、旧来の左翼主義を克服している。

    ◇○◇□○ ◇□○◎○□   
※※  ※  ※  ※  ※  ※※
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
※※  ※  ※  ※  ※  ※※
  ♪
(読者の声1)「通州事件」の認知度があがりはじめました。昨日、文京シビックホールで開かれた通州事件学習会は、阿羅健一氏を講師に迎えて開催されましたが、予想外に聴講者が詰めかけ、二人で使用する机を急遽用意した椅子で三人掛けにするなどして100人弱の人で埋まりました。

今まであまり認知されていなかった理由の一つが、岩波書店の『近代日本総合年表』が、通州事件をスルーして記載しなかったことにありそうです。

昨日の勉強会が切っ掛けになり、通州事件の対する日本人の間の認知度が上がり、ユネスコの記憶遺産(英語では、Memory of the World)にチベットにおける虐殺とともに登録申請が進むことを願っています。
   (MS生、世田谷)



  ♪
(読者の声2)目を覚ませ 在日韓国人たち(1) 朝総連と戦おうとしない民団
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01195
    (三浦生)

      ○◎○◎○○◎○◎○○◎○◎○ 
************************************


 左翼も右翼も国とか民族とかのアイデンティティーを持った人間は、何かを感得するのかも知れない。

 自らの思想とは別の何かが彼を突き動かしているのではないだろうか?

 単に僕のが経験を敷衍しているだけだけど。生まれ持った遺伝子が何かを示唆するのかも知れない。それが偏向という名で他者からは批判の対象になるんだろうと思うんだが。何かに突き動かされる衝動は誰にも回避できないんじゃなかろうか?



日本を日本人の手に取り戻そう!