足元が揺らぎ始めた中国・習近平体制  加瀬英明のコラム | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 もう誰が見ても、死に体としか見えないのだ。日本の官僚も財界も、何時までも脳天気な発言、行動はやめて欲しいものだ。自民の二階総務会長よ、真鍮はとバレているのだから、もう議員も引退しろ!


加瀬秀樹のコラム
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 ■ 足元が揺らぎ始めた中国・習近平体制

Date : 2016/03/14 (Mon)

 2016年が明けるとすぐに、テレビ局に招かれて、「新しい年の世界がどうなるか」予測する番組に出演した。

 いま、世界が混沌として、混乱がいっそうひろがりつつある。

 まず、私は世界に内部から崩壊してしまった地域と、内部崩壊が進みつつある国があって、その隣にあるために巻き添えになっているか、そうなる国々があると、指摘した。

 中東が崩壊した地域だ。そのわきで、中東や、北アフリカから、難民がヨーロッパに蝗(いなご)の大群のように押し寄せて、EU(ヨーロッパ連合)が解体する危機に臨している。

 中東が溶解している。混乱がいっそうひろがって、サウジアラビアなどのアラビア半島の王制産油諸国を、呑み込もうとしている。

 この場合に、アメリカも、ヨーロッパ諸国も、アラビア半島諸国を救うことができない。

 日本に眼を向ければ、日本のすぐわきで、中国と、北朝鮮が、内部崩壊へ向かっている。

 2017年が終わる前に、中国か、北朝鮮が“突然死”する可能性が、目の前にある。

 習近平体制が、綱渡りをしている。習近平国家主席は中華帝国の皇帝であるが、歴代の中華帝国の皇帝は、天から天命を授かって中国を統治してきた。天命を失うたびに、王朝が倒れた。

 中国は 小平による改革以後、共産主義イデオロギーを捨てて、経済発展を政権を天命としてきた。その天命を、失おうとしている。

 中国経済がすでに、破綻している。習体制は、何とか生き延びようとして、無理に無理を重ねている。AIIB(アジア・インフラ投資銀行)をとっても、国際通貨基金(IMF)が人民元をSDR(特別引出権)の構成通貨として、国際通貨に加えたのをとっても、なすことすべてが失敗している。

 習近平国家主席は、2019年に2期目の任期に挑戦する。虚偽によって塗り固められた体制が、長く続くはずがない。

 習近平体制は足元が揺るぎはじめたために、「5千年の偉大な中華帝国の復興」をスローガンとして打ち出して、膨張政策をとってきたが、これも大失敗だ。かえって周辺諸国が反発して、日本から東南アジア、インドまでの諸国が、中国包囲網をつくるようになった。

 そこで、危機的な状況を乗り切るために、独裁体制の強化をはかって、熾烈な権力闘争を進め、大規模な軍改革を強行するなどしているが、1年以内に何が起るか分からない。

 中国という巨人が、高熱に浮かされている。体制が内部崩壊に迫られれば、国内を引き締めるために、国外に危機をつくりだそう。その場合に、尖閣諸島を奪いにくる可能性が、現実となる。

 北朝鮮の金正恩政権も、体制を固めるために、大粛正を強行してきた。金体制も、薄氷のうえを歩いている。金正恩第一書記が、暗殺される可能性もある。

 北朝鮮が内部崩壊をきたした時に、核兵器がどうなるか。
もし、韓国のもとで朝鮮半島の統一が実現して、統一韓国が核武装国家となったら、日本にとって悪夢となろう。

 新年のテレビ番組で、アメリカの大統領選挙が話題となった。

 私は「1つだけ、朗報があります」と前置きして、「2008年にオバマ大統領が当選した年の新年にも、4年前に再選を果した新年にも、この番組に招かれて、誰が日本にとって大統領となったら望ましいか、たずねられて、『そんなことが話題になるのは、小国はいざ知らず、世界のなかで日本だけだ』と答えました。今年はそんなことが、話題になっていません」と、いった。

 もはや、日本がアメリカに依存することができないという意識が、日本国内でもひろまっているのだ。

 アメリカを頼りにせずに、日本が自立せざるをえない時代に入ったのだ。
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 和歌山県民よ、二階に引退を突き付けろ!


 全人代中の支那だが、李克強首相は腹にも無い事を言わされているようだ。発展改革委員会が実権を握り、内閣らしき閣僚らも、単なる体外的な顔としての存在感しか無いようだ。

 王毅外相も全人代中にも関わらず、ロシアで何やら合意していた様だが、二カ国にしか分かり得ない事項の打ち合わせだろうな。

 十数万社の国有企業を合併で、幾ら数を減らそうが、問題はそこじゃないだろうよ。過剰な生産設備を廃棄するしか、生き延びる道が無いだろう。

 最もそれを遣ると、膨大な数の失業者の群れが。奴隷たちはどんな道を探るのだろう。正直、誰も予想できないな。