②宮崎正弘の国際ニュース・早読み [宮崎正弘の国際ニュース・早読み] - メルマ! | Hideoutのブログ

Hideoutのブログ

ブログの説明を入力します。

 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 言論統制下の支那。そんな中でもこんな人物が居たのかと吃驚!


宮崎正裕メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6335110/
******************
                  
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)3月 1日(火曜日)
         通算第4834号 <前日発行> 
                  

 共産党内で反党意見を吠える「中国のトランプ」
  任志強の言いたい放題、3700万読者の人気ブログに閉鎖命令
*******   *******

 任志強は中国共産党の党内にあって際立っての異端児。しかも不動産デベロッパーとして有数の実業家でもあった。
北京市政府経営の不動産企業CEOとして辣腕をふるったが、先ごろ不動産業界からは引退した。

 かねてから、その歯に衣を着せぬ大胆な言論には注目が集まっていたのも、共産党員でありながら、共産党の遣り方をぼろくそに批判してきたからだ。
 彼のブログは3700万人の読者がついた。

 2013年には「庶民が住宅を買えないという(党の)住宅政策は誤っている」と発言し、党中央を非難した。14年には「不動産価格は50%暴落するだろう」と言ってのけ、庶民の喝采を浴びた。
この頃は「任大砲」という渾名が付いた。

 最近は不動産ビジネスで成功した経歴を綴った、自伝『野心伏雅』(江蘇省出版社)を出版し、各界の有名人がその出版記念会に駆けつけるなど話題性も豊富、『中国のドナルド・トランプ』を呼ばれるようになった(『サウスチャイナ・モーニングポスト』、2016年2月29日)。

 任志強は北京8中から名門35中へ進む。35中出身の有名人は王岐山だ。
 15才で共青団は入り、熱心な共産主義運動を展開し、改革重視路線で、当時の首相=朱容基の考え方に共鳴していたという。
 
 したがって任志強の鋭角的なコメントは金融・財政・社会政策全般の批判だが、ときに真っ正面から共産党の政策と対立してきた。
習近平の名指しの批判はないものの、メディアのあり方についても一部の特権階級のための報道は間違いで、納税者の立場を忘れるな等と党の言論統制を批判し、当局からフルマークとなった。

 2月19日、習近平は新華社、人民日報、中央電視台(CCTV)など党主要メディア(というより党プロパガンダ機関)を集め、党中央に忠実にしたがう報道をおこなえと厳命した。

 その夜、任志強は「報道が党中央の方針に忠実に従えとは何事か。人民の意見を反映するメディアでなかれば誰も見向きもしない」と激烈に批判し、カチンと頭に来た党中央は、とうとう彼のブログ閉鎖を命じたのだった。
 
  ◎▽□み◎◇◇や◇◇◇ざ○◎○き□▽◎◇
                 
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
                  
  ♪
(読者の声1)貴誌4832号の書評欄に、いつもの宮崎さんがカバーする分野とはかなりかけはなれて小説を取り上げられました。
それも、ウンベルト・エーゴ、橋本勝雄訳の『プラハの墓地』が取り上げられていてびっくりしました。老生、ちょうどこの本を読みかけていたのですが、途中で大食漢主人公の食道楽ぶりの描写についていけず、半分もいかないところで投げ出しておりました。
 貴誌書評に勇気づけられ完読に挑みたいと思いました。
   (FJ生、さいたま市)


(宮崎正弘のコメント)半分から後がもっと面白くなり、要するに世紀の偽書『シオンの議定書』がいかにしてパリの偽造文書専門家の手によって偽造されていったかの重要なプロセスです。
ロシアの秘密警察、キリスト教教会などがスパイ網を張り巡らせて、怪しげな人々が入り乱れ、思惑が交錯しつつ、文書を奪い合い、バージョンを代えて次々と改正盤が造られていく過程がフィクションで仕立て上がっています。
 日本ではこの類いのエンターティンメント小説が殆どありませんね。
       ◇◇◇ ◇○◎ ○◎□ ▽◎◇ほ
******************

 一種のガス抜きの役割を果たしてきたのだろうな。

 言葉さえ自由に出来ない事に奴隷たちは何を思う?

 生存環境(自然環境、経済環境)の維持の為に何かをする?しない?

 喜劇なのか?悲劇なのか?チャイニーズ・オペラ?チャイニーズファンタジーは幕を開けるのだろうか?