宮崎正弘の国際ニュース・早読み(Russia invest Venezuela) [宮崎正弘の国 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 世界が空理空論を空理空論を拒否し始めたのでは無いだろうか?自由、平等、人権等等。自由には義務が伴わなければ、意味をなさない。平等は一定の条件下で無ければ、意味をなさない。人権?人間並みの思想がない者に認めても、意味が無いと僕は思うのだが?これこそ、『空理空論』では無いだろうか!


宮崎正裕メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6332722/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)2月24日(水曜日)
         通算第4825号  
                  

 どの産油国も背に腹は代えられない
  ロシアがベネズエラに追加投資、エクアドルは原油が200ドルの高騰を夢想
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 末期的症状がでてきた。
世界中で起きている面妖な出来事の数々。
 豪政府は、最大の酪農地区を中国に売却すると発表した。先にも北西部のダーウィン港の中国から要請のあった長期の租借を認めた。しかしダーウィンは豪州海軍基地がおかれ、米海兵隊が駐屯している基地ではないか。

 ロシアは窮地に陥ったベネズエラのオリノコ河流域の産油地帯開発に追加で5億ドル投資すると発表した。
ベネズエラは対外債務が巨額にのぼり、年内の償還分さえ、原油が100ドル前後まで恢復しなければ返済できない。
したがって債務不履行は秒読みではないか、と言われている。

2月19日、マドロゥ大統領はロシア国有石油企業ロスネフツ幹部との間で正式な協定書を交わした。産油基地企業(ベネズエラ国営)の「ペトロモナガス社」の40%の株主になったのである。

ベネズエラのオリノコ河流域の石油埋蔵は2350億バーレルと見積もられ、世界最大鉱区の一つとされる。

 エクアドルではラファエル・コレア大統領が「原油は200ドルまで急騰する」とパラノイア的発言を繰り出した。論拠は投資費用と生産コストから勘案すれば、200ドルでないと引き合わないという単純な計算に基づくもの、エクアドルは1974年にOPECに参加したが、92年に一度脱退している。

理由は生産シェアに応じたOPECへの会費200万ドルを支払うのをためらったからだった。
2007年にエクアドルの選挙で、コレラ大統領が当選するとすぐさまOPECに復帰した。

こうしたジグザグぶりをしめすエクアドルの一日平均の現有生産はわすか55万バーレル弱で、OPEC全体の1・7%を占めるにすぎない。

いや原油生産の弱小国であるからこそ、生産削減協定という国際カルテルに加わることが政治的にも有利と判断したのだろう。
2016年1月11日にはサウジ、カタール、ロシア、ベネズエラが原油生産凍結に合意しているものの全体の合意とはならなかった。


 ▼欧州で米国で、国民の「怒り」はエスタブリシュメントの政治へ向けられた。

 ドイツが難民で大揺れとなりメルケル続投は考えにくくなった。
欧州を襲うのはナショナリズム、反EUの嵐、これがロンドンに飛び火した。ロンドン市長はEU脱退を表明してキャメロン政権を慌てさえ、五年ぶりに英国ポンドが下落した。

 「われわれはエリートの政治はもうたくさんだ。エスタブリシュメントの政治に飽き飽きしている」というのは英国に限らず、西欧から中欧、そして、台湾、香港へと広がり、つぎのフィリピン大統領も、アキノ後継ではない政治家が選ばれそうだ。

 つまり、大衆の既存エリートへの反乱、政治への怒りが爆発している。この怒りが米国でトランプ現象を生み出しているのだ。

 かくして理論的な説明のつかない面妖な出来事が世界で繰り返されているが、その不思議な現象の筆頭こそ、エスタブリシュメントの象徴だったジェブブッシュの撤退、ヒラリーの予期せぬ不振。そして米国大統領予備選におけるドナルド・トランプの躍進である。
     
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 国立夜間短大で、初めての社会学の最初の講義で、人間はオギャーと生まれた瞬間に生存の権利が有ると。命を保つ権利だろうとは思ったが、条件を設けなければ、只々保育器の中での生存させるだけではないのか?極論ではあるが。

 機会均等と叫ぶ人間がいる。社会に与えられるものの全てを欲しがるのは、如何なものか? 与えられた人間が社会に何か有益なものを返した?返せる?保証が有るのか?

 平等とは与えられた条件を抜きにすれば、単なる我侭でしかないと僕は、思うのだが?

 現在の欧州の混乱振りは無条件の下に為されているからだろう。社会での生存の条件を無視すれば、多くの者に取っては、単なる悪平等でしかない。それに気付き、混乱?しているだけだ。

 人間は社会生活を営むからこそ人間なのだ。一定条件(国、民族等)の社会に不適合な人間はその社会に受け入れるべきでは無いと僕は思う。

 権利だけ主張するのは、何だかなぁ!