②宮崎正弘の国際ニュース・早読み(China money in US) [宮崎正弘の国際ニュース | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 一衣帯水・同文同種など嘘っぱちと百三十年前に見抜いていたのですね。学校教育で遣唐使の派遣廃止をどう教えられたか判りませんが、文明・文化に何の意味もないと言うのを菅原道真公は見抜いていたのです。流石に学問の神様になられた方の・・・。


宮崎正裕メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6332104/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)2月22日(月曜日)弐
         通算第4823号  
                  

 中国の米国企業買収が加速、国家安全保障に直結の危険性ありと当局
  2014年度だけで230億ドル、ハイテク企業が多く含まれていた
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 シャープ買収を狙う中国の鵬海。
 米国でも同様に中国企業の米国ハイテク企業買収に加速度がついている。ハイテク方面の企業買収ゲームを中国マネーが蚕食している。

 「米国の於ける外国投資委員会」(USIUS)は外国企業の買収案件を調査・監督しており、それによれば国家安全保障にかかわる技術をもった米国企業の、外国からの買収は2014年度だけでも51のケースが認められ、このうちの24件が中国だった。次が21件の英国、15件はカナダだった。
 しかも、このうち12件はUSIUSの勧告に従い中国側の買収は不首尾に終わっているという。

 とくに南シナ海における中国軍と米海軍との対峙、パラセル諸島ウッディ島(永興島)へのレーダーとミサイル配備に深刻な懸念を表明する米国にとって、これまでの中国資本歓迎というムードは斯界から消えている。
 大統領予備選をみても中国排撃を訴えるトランプの暴走をみよ。

 先週(16年二月中旬)、フェアチャイルド社は中国の電子企業二社から提示されていた買収提案を拒否した。
USIUSの事前調査があったからで、電子分野に集中して行われている中国企業の買収にハイテクの合法的取得が目的とされているからだ。

 今週(16年二月下旬)、中国の天津天海投資企業が目論んだ米「イングラム・マイクロ社」への買収(60億ドル)攻勢も、厳密な調査対象となる予定だ。
共和党が強い影響力をもつ連邦議会の46名の議員が、USIUSに対して、重慶の企業が買収したシカゴ証券取引所のケースも溯って、調査し直せと騒ぎ出している。
 
 シャープ買収は日本からハイテクを合法的取得する中国の戦術であり、日本にもUSIUSのような外周監督の機関がひつようではないのだろうか。

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   樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
                  
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1371回】       
  「支那人は自國を賛譽し誇稱して、外人を貶す」(安東4)
  安東不二雄『支那漫遊實記』(博文館 明治二十五年)

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安東の記す「斯かる蠻野」が、文明が開けた北京、天津、上海、福建、広東など当時の日本人が足跡を残した沿海部ではなく、やはり沿海部から遠い内陸部を指すことはもちろんだ。そんな地方ですら白人が、しかもキリスト教宣教を隠れ蓑にして「清装辮髪にて入り込」んでいたというのだから、西欧列強が中国奥地で何を企んでいたのか。
 
 そういわれれば、19世紀半ばから20世紀初頭にかけて中国各地を歩いたイギリス人が撮影した大英図書館所蔵の写真資料を目にする機会があったが、そのなかに中国内陸奥地に「清装辮髪にて入り込ん」でいる西洋人宣教師の姿が何枚かあったことを思い出す。おそらく現地語に通じていただろう。やはり恐るべしインテリジェンスである。

安東の江南旅行から17,8年ほど下った明治40(1907)年、伊東忠太が昆明からビルマに抜ける調査旅行を行っている。彼は明治から昭和前期を代表する建築家で、橿原神宮、平安神宮、明治神宮、朝鮮神宮、靖国神社神門、築地本願寺などの設計を手がけたことで知られているが、この時は中国奥地の建造物の調査が目的だったとのことだ。

彼は雲南省西南の田舎町で、「今緬甸の方から帰るところであるが今日は日曜日であるから旅行を見合わせ一日読書に耽っていると云う」イギリス人宣教師と会話を交わしている。その宣教師は雲南在住とのこと。おそらくキリスト教云々は仮の姿で、インテリジェンス・サービス要員と考える方が実態に近いだろう。その宣教師が「清装辮髪」であったかどうかを伊東は記してはいないが、ともかくも中国の奥地にまでソフト・パワーを及ぼしていたというものだろう。(以上、伊東の「支那旅行談」に依る)

次いで安東は日常生活の観察に筆を転じた。
 先ず衣服。「我國人の觀念に支那人とさへ言へば、唯醜汚なる粗服の装貌を有する如く想ふは、蓋し?濱神戸等に於ける下等の出稼人のみを見慣れ居る故なる可し」。じつは「上等社會の服装は優に威重ありて日本服にも勝りて見ゆ」。だから「黒紋付の羽織の仙台平の袴にても着したる最上の日本服ならばよけれども、雙子織や浴衣等に木綿の兵兒帯などっしめて、上海若くは香港等に上陸せば、耻づかしくて通行出來ぬ心地すべし」。だから日本人も洋服を着るべきだが、「但だ最良の日本服は洋服に勝りて支那人の尊敬を受くるなり」と。

 ここで興味深いのは、「?濱神戸等に於ける下等の出稼人」が日本人の中国人観に与えた影響であり、そういった見方は誤りであると指摘している点だろう。どうやら当時既に、少なからざる「下等の出稼人」が海を渡って「?濱神戸等」に出稼ぎにやって来ていたという事実は記憶しておいてよかろう。現在の横濱や神戸にみられる中華街は、「下等の出稼人」によって始まったということか。

食事。「支那人の食物は一般に鳥獸の肉を主とし、我國と同じく米を以て定食とす」る。内容を見ると上には上が、下には下があるとした後、「街頭の車夫の如き勞働者は(粗末極まりないものを常食としているが)、なほ能く稼ぎ、且つ貯蓄する者あり。之を我國下等社會の職人等が、宵越しの錢は遣はずなといひて、金錢を濫消する者に比せば、彼の忍耐、節儉、勤勉の能力と習慣とに富み、處世に術に巧者なるは、頗る感心すべきものあるなり」とし、彼らの「忍耐、節儉、勤勉の能力と習慣とに富み、處世に術に巧者なる」振る舞いを指摘している。

とはいうものの「實に支那人は料理に巧者なれども、一般に不潔汚穢なるには閉口なり、彼地に遊びてまづ此一點を尤も忍び難しとす」と記すことも忘れてはいない。

かくて「要するに支那人の飲食、家屋及び其習慣は大いに我と其趣を異にせるものにして、寧ろ泰西風に近きものあり」。だから一衣帯水・同文同種は明々白々のウソッパチ。
《QED》
(ひいずみかつお氏は愛知大学教授。華僑、京劇研究の第一人者)

    ○○◎○ヒ◎□▽○○イ◎◇△○ズ□▽□◇ミ□▽□◇
                  
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
                  
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(読者の声1))貴誌前号の書評にあった呉善花女史の新刊ですが、朝鮮征伐のおり、朝鮮半島から多くの陶工を連れ帰ったが、かれらは日本の厚遇に、むしろ仲間を呼び寄せ、結局、誰も朝鮮には帰らなかったとありました。
遣唐使のときにも、反対に日本に留学に来た「遣日使」もおなじように、殆どが日本に留まったというではありませんか。
  (HJ生、さいたま市)


(宮崎正弘のコメント)遣唐使としてシナ大陸へ渡った多くは日本に帰国しましたが、阿倍仲麻呂は帰国舟が流され、ベトナムあたりまで。結局、望郷の念強くとも帰国叶わず長安の都(いまの西安)で没しており、西安師範大学だったか、文教地区にある公園に、かれの記念碑が建っています。
 遣唐使の廃止を提唱したのは菅原道真であり、費用がかかりすぎるとか、航海の危険性とかが、理由に挙げられましたが、本当の理由は「学ぶことがなくなった」からで、逆に遣日使のほうは日本が素晴らしい、帰りたくないとそのまま居着いた。
 いまの中国人ツアーの爆買いも、同様です。
殆どの中国人は、中国のメディアで「反日」を煽られ、反日侮蔑感情を抱いている筈なのに、ネットででてくる日本旅行の感想は「素晴らしい」ばかり(ま、殆どは掲載後、すぐに削除されているようですが。。)。



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(読者の声2)貴誌にこのところ、二回ほど名前のでたカエル・バス(キリル・バス)ですが、人民元下落を預言していた世界的注目をあつめました。
しかしかれのファンド(ヘイマン・キャピタル・マネジメント)の昨年度の成績はマイナス6%、ファンドの創立以来、基礎財源を61%減らしているとウィキペディアにあります。
 それほど腕利きなマネージャーとは思えませんが、如何?
  (UU生、大阪)


(宮崎正弘のコメント)バスが急にアメリカのテレビ経済番組登場したのはサブプライム危機を預言し、空売りを仕掛けて、2008年には資産を2倍以上にした実績です。当時、バスは38才でした。
 かれの投資の失敗は日本です。日本の国債が暴落するという、信じがたい予測をもとに、大失敗の様相。パフォーマンスが急激に落ち込みます。
 人民元に関しては30 40%の下落を言っています。最悪で60%の暴落になる、とも。
 これに対して鋭角的な反論を展開している米国のヘッジファンドに、ヒュー・ハンドレイがいます。
 ハンドレィは「人民元危機は中国の銀行をリスクに陥れ、米国の経済危機に連動する。それゆえに米中は危機回避を共同で模索する立場にある以上、人民元が急激に30%も下がることはないだろう」と反論しています。

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 インテリジェンスは「諜報」と訳すべき言葉。白人が支那奥地で清風の辮髪で何をしていたのか。

 しかし、その本質を未だに見抜けないのも又、現在の右往左往している様に現れているような気がするが。


 親中派の朝日新聞は社員のリストラや給与削減やら、本質を見抜かれつつあるのでしょう。支那は日本に取って悪癖を齎す役割しか与えないのですね。

 福沢諭吉の脱亜論の如く、中韓朝とは唾棄すべきで有り、交わりを止めるべき国々なのですね。

 具体的に誰かに教わった訳では無いが「ケガレ」(穢、穢れ)を自然に身に付けてしまっている日本人。それが日の下の万物を清浄、清潔に保とうとしているのではないでしょうか?具象抽象を問わず、精神的なものまでも。此れは日本人にしか通じない事柄なのかもと思い始めています。貴方はどう感じ、どう考えますか?心さえも清浄にしておきたくありませんか?そこから発するものが潔さであり、チリ際の美しさなのではないでしょうか?