世界は一触即発?土露開戦なら、北方領土四島占領?対馬から台湾海峡に機雷施設で支那に対するって処かな?
宮崎正裕メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6330155/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016) 2月18日(木曜日)弐
通算第4819号
オバマのレイムダック入りを見透かした中国の強硬戦術
結局、米アセアン首脳会議は失敗ではなかったのか?
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「航行の自由」だけが「米アセアン首脳会議」の「共同文書」に銘記され、アセアンの中国批判の合唱はなかった。
「国際法に基づいた主権や領土、政治的独立性の尊重」とかの曖昧な文言が添えられているものの中国を名指ししているわけでもない。
「中国の代理人」とでも言えるカンボジア、ラオスがベトナム、フィリピンの中国批判に耳を貸さず、またタイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアが微温的態度を取った。ブルネイ、ミャンマーも同じ。
アセアンはEUと異なって、団結する求心力が弱い。
そのうえフィリピンは大統領選挙が始まっているためアキノ大統領の指導力が陰り、ベトナムでは親中派のトップが続投することになったため、一時の気勢がそがれていた。
とくにチャイナマネーが流入するラオス、カンボジアは最近、完全に中国よりである。ほかに決まったことはと言えば、「米アセアン首脳会議を毎年開催する」というコミュニケーションの緊密化くらいなものだ。
とどのつまり「共同声明」はならず、オバマが意図した会議の成果はなかった。
2月15日、16日の二日間カリフォルニア州サニーランドで、米国の呼びかけによって急遽開催された「米アセアン首脳会議」では南シナ海の中国の野放図な軍事行動を非難する共同声明が成立せず、これを見越して中国はパラセル(西沙諸島)の永興島にレーダーサイトと地対空ミサイルを配備した。
中国はオバマ政権のレイムダック入りを見透かしており、他方、中東でもロシアが主導権を握りつつある現状を踏まえ、しばし強攻策を持続させるように見える。
中国が恐れるシナリオはトランプ大統領の出現だろう。
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◆書評 ◎しょひょう ▼BOOKREVIEW ●書評▽
中東の輻輳した魑魅魍魎の世界をイスラムの原理から説き起こし
世界大戦への危機を内包する理由を多岐に多彩に分析する好著
山内昌之『中東複合危機から第三次世界大戦へ』(PHP新書)
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本書に登場する主要人物は、日本の海外事情本がよく取り上げる常連の主役たちが少ない。
オバマは脇役、メルケルもオランドも小さな存在、むしろチェ・ゲバラを崇拝するギリシア極左政権のチプラスがEUをかき荒らす副主人公のごとく。
ならば本書における主役は?
IS,アサド、エルドアン、ロウハニ、サウジ王、そしてプーチンである。
いやプーチンこそは第二次冷戦で失った失地回復のため「自分の戦争」を展開しているが、オバマは指をくわえてみているだけだと山内氏の解説が冴える。
日本のメディアを読んでいては決して理解できない中東の裏面、昨日の敵は今日の友というリアリズム、魑魅魍魎が織りなす奇妙な政治空間。
それが中東だが、山内氏の目は、つねに、現象的問題の深層にある歴史の地層、カリフの誕生前のアラブ世界、そしてペルシア帝国の変遷、オスマントルコの敗退と分解過程のなかで、何が生まれ、何が失われ、現在の輻輳した中東情勢が複合的に出現したかという歴史理解の基礎に立って、これからの中東を鋭く見据える。
最近はやりの中東論はサイクスピコ協定までの議論が多いが、本書は古代ペルシア、バビロニアの時代からの歴史的体質に溯ってイスラムを考察している点が凄い。
トルコとロシアは戦争を始めれば、間違いなく中東に於ける紛争が第三次世界大戦に繋がる危険性があり、同時にこの間に世界一の大国だったアメリカが、「なにもできない状態」に陥落したのはなぜか、中国はつぎにISといかに対決するのかなど、別のアングルからの考察も有益である。
山内氏の言う『最悪のシナリオ』とは、「中東複合危機は第三次世界大戦への扉を開くことになる。こうなれば米欧やロシアや中国も巻き込まれ、ホルムズ海峡は封鎖されるか、自由航行が大きく制限される。日本はもとより、世界中のエネルギー供給や金融株式市場や景気動向を直撃する」
その爆弾の一つが先述したトルコ vs ロシア戦争、もうひとつはイラン vs サウジアラビアである。
難民に紛れてISならびに同調者は欧米、ならびにアジア各国に散った。
そのうえ、「シリアとイラクからは無記名のパスポート一万冊前後が印刷機ともども盗まれている」が、これが欧州に潜入できる活動家の活用されているとすれば、近未来の世界はなんとも、暗い。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌前号で中国人ツアーの「爆買い」は終息しつつあるが、中国企業の海外企業買収はまだ続いている上に、巨額とのこと。典型はシャープが鵬海に買収されかねないという情況ですが、しかし、外貨準備が激減中の中国のことゆえ、この新手の「爆買い」も、いずれ終わるのでは?
(IY生、新潟)
(宮崎正弘のコメント)ですから「人民元の高い裡に」が合い言葉で、中国当局としては外貨流失を防止するために、海外企業買収にも金額の上限を厳格化すると予想されます。
対ドルで人民元がさがっても、たとえば対ウォンではまだまだ強い。ということは韓国企業の買収は続行される可能性があります。
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オバマは単なる馬鹿?まぁ質の悪い大統領を選ぶのは馬鹿な米国人たちだから当たり前か。
11時のニュースで自衛隊とベトナム軍との机上での軍事演習の模様が流れてる。
支那が又、騒ぐだろうな。でも親中派の幹部ばかりじゃないのかな、今の指導部は?良く分からんな、ベトナムも。