どんな若者も幹部になると腐敗する中国の役所 少額の賄賂がどんどん大きくなり、いつの間にか当たり前 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 今まで筆者の記事は一度だけ取り上げた事がある。他は何だかなぁと思い、止めた。それがこの記事で疑問が解けた。


JBプレス
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45826?display=b
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2016.1.21(木)

※筆者:柯 隆 ========= =========
富士通総研 経済研究所主席研究員。中国南京市生まれ。1986年南京金陵科技大学卒業。92年愛知大学法経学部卒業、94年名古屋大学大学院経済学研究科修士課程修了。長銀総合研究所を経て富士通総研経済研究所の主任研究員に。主な著書に『中国の不良債権問題』など。
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�27年前、私は私費留学生として名古屋へ留学した。中国では公務員だったため、月給は2000円程度だった。渡航費を節約するために、飛行機に乗らず、上海港から神戸港までフェリー「鑑真号」に乗った。

�日本に行くのは初めてだったので、できるだけ中国から身の回りの物を持っていくようにした。しかし、上海港で乗船しようと思ったら、係の者から荷物が「超重」(ウェイトオーバー)だといわれ、300元(約6000円)の追加料金を求められた。私にとって300元は大金だった。

�少し離れた検査台を見ると、私よりも数倍もの量の荷物を持った女性が追加料金を払っていない。その瞬間、南京を出発したときに親友からもらった外国のタバコ「555」を2箱持っているのを思い出した。そこで、さりげなくタバコを検査係に差し出した。すると、彼はそのタバコを受け取って、「行きなさい」と言った。

�当時の中国では、腐敗といえばこの程度のものだった。タバコを取られるのは不愉快だが、仕方がなかった。

◆若者が志望する就職先の変遷

�1980年代半ばまで、中国の若者にとって就職先の花形は「国営企業」だった。国営企業に就職すると解雇される心配がなく、何よりも福利厚生が整っていたからである。

�その後、「改革・開放」が本格化するにつれ、外資系企業が大挙して中国に進出した。すると若者は外資系企業への就職を志望するようになった。一番の理由は給料が高いからである。国営企業と違って解雇される心配はあるが、給料の高さは魅力だった。

�1998年、朱鎔基元首相が国営企業の経営にメスを入れて抜本的な改革を行うと、ますます国有企業の人気は低下する(国営企業改革以降は「国有企業」と呼ばれるようになった)。改革では中小国有企業を民間に払い下げ、大型国有企業は余剰人員を削減した。その結果、国有企業は雇用の安定性を一気に失ってしまったのである。

�2003年、朱鎔基首相(当時)が引退し、温家宝首相が就任した。2003年から2012年までの胡錦濤・温家宝政権の10年間、中国ではほぼすべての改革が先送りされたが、その中で国有企業はそれまでの改革の効果が表れ、巻き返しを図った。とくに2009年、温家宝首相がリーマン・ショックの影響を抑えるために4兆人民元(当時の為替レートで約56兆円に相当)の財政出動を行うと、資金が国有企業に流れ、一気に挽回する。国有企業は市場を独占し、民営企業を逆に買収した。

�中国政府は2005年7月から人民元の切り上げを始めていた。同時に北京や上海などの大都市で最低賃金が毎年10%ずつ引き上げられた。それをきっかけに、外資系企業の業績は低下し、リストラも行われるようになった。さらにリーマン・ショックが外資系企業に大きな打撃を与えた。

�こうして外資系企業の人気は低下し、中国の若者は大型国有企業への就職または公務員(国家公務員と地方公務員を含む)になることを目指すようになった。理由は、もちろん安定した雇用が担保されていることにある。

◆幹部が腐敗していくプロセス

�公務員になろうとする若者の多くは、最初から腐敗しようと思っていたわけではない。しかし、公務員になると、誰もが何らかの権限を握るようになる。

�中国では役所で手続きを行う際、「関係」(コネクション)が大きくものを言う。たとえば、建設業者が公共事業を受注しようとした場合、公開入札に参加しても「関係」がなければまず落札できないだろう。「関係」、すなわち発注側のキーパーソンと知り合いであれば、落札できる可能性が高い。

�ただし「関係」はタダでは築けない。すべての関係は有償だと言ってよい。そこで、公務員になって役所に入った若者は、上司にお礼を言いに来る業者の姿を毎日目にすることになる。

�役所の中で階級が上がっていき幹部になると、業者がさまざまな便益を与えてくれるようになる。

�たとえば、鉄道の貨物輸送の許認可権限を持つ処長(日本の行政組織の課長に相当)になると、自分の荷物を一刻も早く発送したい業者から必ず賄賂が送られてくる。歴代処長がみんなもらっているのに、自分だけ断るわけにはいかない。最初はやむなく少額の賄賂をもらうことにとどめていても、徐々に金額が大きくなり、当たり前になっていく。繰り返しているうちに罪の意識は薄れていく。

�賄賂を贈る業者も年々巧みになっている。たとえば、いきなりたくさんの札束を持っていくと、幹部は拒否反応を起こす可能性がある。そこで、無記名の「現金カード」(商品券のようなもの)を使う。札束よりも1枚のカードのほうが、受け取る側の抵抗感は少ない。

�そうこうしているうちに、局長ぐらいになると業者との付き合いも深くなる。局長と業者との間である種の信頼関係ができてしまう。そうなると業者が局長に贈るのは数十万円とか数百万円ではなく、その息子の留学費用をすべて肩代わりするといった、より大きな便益を提供するようになる。

�夜は業者の接待が連日続く。筆者が個人的に知っている高官は、ある日、私に「柯先生、今、金と権力は十分に持っているが、生活の質が下がった気がする」ともらした。なぜなのと尋ねると、「家族と食事する機会が1年に数回しかない」と言う。それは本当のことなのだろう。

�習近平政権になってから、厳しい腐敗撲滅運動が行われている。課長級以上の幹部で、賄賂をもらったことがないという人はおそらくいないはずだ。反腐敗の収束が宣言されない限り、幹部たちは枕を高くして眠れないのではないか。しかし、反腐敗の収束を宣言すれば、再び腐敗が蔓延する。要するに、幹部が腐敗するのは個人のモラルの問題ではなく、現行制度の問題である。

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 「賄賂」は支那の伝統文化との認識が無いからだったのだ。又、華人のネットワークの柵(しがらみ)から逃れる程の覚悟も無いのだと判断した。帰化したかどうか知らないが、中共の紐でも付いてる?監視されてる?繋がれたままが良い?なんだろう。

 「地道中国」を眺めていると、支那人が持つあらゆる事柄が、日本人とは真逆な事が解る筈だ。だから、彼の記事はどこかで僕にとって、頓珍漢だったのだ。

 今日エントリーした中にも血縁やら地縁やらとの結び付きを頼りながら、生活?生き抜く様が読み取れる。彼も又、支那への?結び付きから逃れる事を忌避しているので、甘かったり、焦点が惚けているのだと納得した。

 利己主義をどう保持するかを実現するというその一点のみを重大視する?しないと?生き延びられないからだ。そんな社会が有史以来の支那大陸の庶民?奴隷の生き方だったのだ。哀れと言うのみ。