Fw:【メルマガ台湾は日本の生命線!】日テレが台湾の親日感情に困惑—「日本の台湾統治」批判をやる | Hideoutのブログ

Hideoutのブログ

ブログの説明を入力します。

 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。

書庫用


 台湾は日本国だった。その証は台湾人の心の中にある。風土病の島全体を人の住める島にした。衛生の観念を彼等に指導し、日本より日本らしい島に成ってるかも知れない。日本以上に日本かも知れない!



--------
↓全文読めない等の場合はバックナンバーでご覧下さい↓
http://melma.com/backnumber_174014/
問い合わせID
 10g28HS4l02xY2MUK1FdjYXh3a3b619f
--------

*************************************************************************
        
          メルマガ版「台湾は日本の生命線!」

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は。中国膨張主義に目を向けよう。
ブログ「台湾は日本の生命線!」 http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/

*************************************************************************
日テレが台湾の親日感情に困惑—「日本の台湾統治」批判をやるなら「中国の台湾侵略」批判も!もしやれるものならば

ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2693.html

2015/11/18/Wed

戦後五十年企画の番組だったから、今から二十年前のことだ。TBSだった気がするが(フジテレビか、日本テレビか・・・)、ある深夜、「植民地の傷跡」といった感じのタイトルで、台湾の高砂義勇隊(台湾原住民で編成された日本軍の部隊)の生き残りを訪ねて歩くドキュメンタリーを放送した。私がそれを見て印象に残るのは番組の最後。コメントに窮して顔を顰める男女キャスターの姿である。

なぜなら映像からは、「傷跡」を一つとして見出せなかったから。登場する元隊員たちは、日本のために戦ったのを誇りにこそすれ、誰一人として日本統治を批判しなかったのだ。

製作側にとってはまさに予想外の展開。あの頃はまだ、台湾の老世代の強烈な親日感情は今ほど知られていなかった(そのような台湾無知の時代があったのだ)。

そして今年は戦後七十年。日本テレビの報道番組「NEWS EVERY」が「若い世代が祖父母に戦時中の話を聞く」といった企画に取り組んだ。そして十月二十日の放送では黒島という政治部の若い女性記者が、台湾に住む台湾人の祖父母の下に飛んで行ったのだが、そこでまた同じような展開が…。

■老世代の親日発言に「複雑な思い」

その番組の内容を以下に簡単に振り返ろう。

まず孫である記者が、終戦当時は小学生だった祖父母に「辛かったり怖かった思い出は何かある?」と聞くのだが、答えは「配給があるから生活には困らなかった」。

「学校で台湾語を使うと怒られることはあった?」に対しては、禁止されたと話すのだが、二人は生まれた時から台湾を日本だと思っていたため、日本語の教育に疑問を持たなかったという。そして「君が代」を楽しげに元気よく歌ってみせるのだ。

「日本の事が好きな親日の人が台湾に多いのはなぜ?」と聞くと、「日本人は誠実だから」「分け隔てなく公平だったから。卒業生が仕事がない時、先生が会社を紹介してくれた」との答えだ。

次いで記者は、祖母の幼馴染の李さんという女性を訪ねるのだが、こちらも戦時中の日本人との交流をたいそう懐かしむのだった。

こうした展開を受け、流れるナレーションは「祖父母たちの話を聞いた黒島記者。複雑な思いを抱いていました」。

私は「なんで複雑な思いを抱くのか。案の定だ」と思った。

■台湾で取材する日本メディアは相変わらずだ

それについて記者本人は、次のような感想を述べた。

「みんな殖民地時代は好かった、日本は凄く好かったと言ってくれるのはありがたいけれども、日本がやってきたことは決して肯定されるものではないし・・・」

そしてまたナレーション。「日本に親しみを持つ祖父母や李さんの話がすべてではないのではないと感じていました」と。

要するに番組としては、またはこの記者としては、台湾人が日本の殖民地支配と戦争によって、いかに差別され、思想、言語の面での弾圧を受けるなど辛い目に遭ったか、という話を引き出したかったようなのだ。

もっともそれは歴史問題に関わるドキュメンタリー番組の定番である。しかしそれが今回うまく行かなかったわけだ。

ふと二十前のあの番組のことを思い出した。「日本のメディアは、相変わらずだな」と。

■歴史の「負の面」の強調に腐心した形跡

番組や記者は「このままでは日本がやってきたことを肯定することになる。しかしこれがすべてではない」と思って焦ったのかどうかは知らないが、とにかく翌日、舞台を台湾大学へと移す。「殖民地支配は決して肯定できるものではない」と考える台湾史の専門家にインタビューを行うためだ。

そしてそこでついに、欲しかった発言を確保した様子。

次のようなものだ。

「日本は戦争に動員する能力、人力、生産力を高めるためにインフラ整備をしなければならなかった」

「殖民地の生産力を上昇させて生産の成果を取ろうとした」

「日本が台湾で行ったことは国策に基づくもの」

「それに従い台湾の若者も日本軍として二十一万人が出兵。犠牲者は三万人を超えた」

台湾人の親日感情を見て「日本は台湾でいいことをしたんだ」と胸を張る者を苦々しく思って来た左翼には、まさに歓迎すべき内容の談話だろう。

番組もそういう気持ちに駆られたかどうかはわからないが、とにかくそれで何とか、歴史の正の面だけでなく負の面も、しっかり取り上げることに成功した模様。

もっとも私は、そこで語られた歴史的状況は内地でも普通に見られたものであり、取り立てて「殖民地支配」批判の材料になるような類ではないと思っている。

■台湾の老世代の親日感情を憐れむのは侮辱では

そしてここで再び、記者の祖父母が登場する。そしてそれぞれに「戦争がなく平和であればいい」「これからは戦争をしないように平和が続くといい」と語らせた上で、記者が次のように台湾取材を総括した。

「祖父母が『君が代』を歌っているのを聞いた時に、凄く胸に迫ってくるものがあって、戦争や殖民統治によって翻弄されて来たんだなと切ない気持ちになった」

祖父母が君が代を歌って見せたからといって、なぜそれで切なくなるのか。もしそのことを以ってその人たちが、戦争や殖民地支配に「翻弄された」などと強調するなら、それはあの世代の台湾人に対する侮辱になりはしないか。

もともと日本国民として育った人たちだから、日本国歌を歌えるだけなのだ。それなのにまるでその人たちが、いまだ日本人の洗脳教育から解放されずにいるといわんばかりの憐み方である。

本人は所謂「反省と謝罪」を表明したかったのだろう。しかしそういった若い日本人の態度を快く思わない台湾の人々も大勢いるのを知るだけに、少し心配になってしまった。

■「反省」すべきは従来の台湾軽視と中国侵略主義の放置

そもそも戦後日本人が台湾の対して反省すべきは、人々がかつては同胞であり、しかもその内約二十万人が従軍し、約三万人もが国のために散華したという事実を忘れて来たことだろう。

また、あの人々が戦後数十年間にもわたり、国民党の独裁支配の下で「翻弄」され続けていたにもかかわらず、それにも気付かずに来たことにもだ。

そしてさらに言えば、今台湾が中国の侵略戦争と殖民地支配の脅威に曝され続けている状況に反対の声を上げずにいることも反省するべきだ。「平和が続くといい」と語った記者の祖父母の言葉には、平和ボケの日本人には理解できない切実な思いが反映されていたのではないか。

記者の総括は続く。最後にこうも話していた。

「日本の統治とは何だったのか。なぜ台湾の人がいまだに日本のことを好きでいてくれるのかということをちゃんと知らないでいてはいけないし、今好きでいてくれることには感謝しないといけないと思いました」

取材の動機は何であれ、あの世代の台湾人の心を理解しようと、このように懸命に思いを寄せる姿勢こそが、日本人には求められていると思うのだ。

この若い記者には、「複雑な思い」(歴史問題に対する政治的な立場?)など捨て去って、あの世代の台湾人の思いを探求し、それを国民に伝えてくれるようお願いしたい。

■批判するなら中国をーしかし日本テレビにそれができるのか

さて、画面は最後に台湾からスタジオへ。女性キャスターが「戦後七十年が経つ中、台湾では親日的な方が多い印象ですね」と語ると、解説員と思しき女性が「そうですね」と引き受け、日本が台湾でインフラ整備を進めたことで、「(日本人と台湾人の)関係が比較的良好だったようです」と述べながらも、「ただ、進学や仕事の出世など、さまざまな差別があり、負の面も多くあったことを忘れてはいけません」と訴えるのだった。

要するに番組は日本の台湾統治の「負の面」を強調することに懸命だったのだ。しかしあまりそういうことに懸命になりすぎると、人は歴史捏造、恣意的印象操作などに手を染めがちになるのである。かのいNHK「JAPANデビュー」のように。

まあ幸い、番組は歴史の表層面にしか触れなかったためか、あそこまでやることはなかった。

さて「負の面も多くあったことを忘れてはいけません」などと御説御尤もではあるが、そこまで台湾人の側に立って、日本の台湾における「負の面」を強調するのであれば、ぜひそれと同じ姿勢で、中国の脅威から台湾人の自由と平和を守るべきだとの声を、日本テレビには上げてほしい。

たとえ中国から「中国の内政問題に干渉するな」「台湾は中国の核心的利益。慎重、適切に処理せよ」などと恫喝されても、「台湾は台湾人の国。中国の一部ではない」「台湾に向けたミサイル配備反対」と訴えなくてはならない。

しかしそれができるかどうかについて、私はあまり期待していない。

この番組は、何だかんだ偉そうなことは言っても、記者が訪れた台北について「台湾の首都」とは言わず、「台湾の主要都市」とナレーションしたのだ。

中国に媚びると、こういった馬鹿げた弊害が生じてしまうのである。要するに「首都」は「国」の都を意味するため、中国から叱られるのを恐れ、そう表現したのだろう。それでは、首都であるあの都市が首都であるということなど、視聴者に伝わらなくなる。

日本の「過去の一時期」を懸命に批判するメディアに限って、中国の侵略政策を正当化する政治宣伝に一所懸命与しようとするものなのである。

あまりいい話とは言えないようだ。

*************************************************************************

メルマガ版「台湾は日本の生命線!」

登録・バックナンバー
http://www.melma.com/backnumber_174014/ 

発行 永山英樹(台湾研究フォーラム)

運動拡大のため転載自由 

ご意見等: mamoretaiwan@gmail.com 


--------
メルマガ解除やバックナンバーは↓
http://melma.com/backnumber_174014/
問い合わせID
U0g2nHj4q0cxT2dUA16dNYyh3a3b619f
※解除が上手くいかない場合、上記問い合わせIDをコピーしてお問い合わせください。
--------