南水北調計画は華北の水不足を解決できるか? : アゴラ | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 華北の水不足は深刻のようですね。黄河が断流つまり水不足で流れが消えるらしい。彷徨うロプノール湖でしたっけ、消えてしまった湖は?

 この記事は何か前提が間違ってないかなぁ。汚染水を河北に引いて何に使うのだろう? 


アゴラ より
http://agora-web.jp/archives/1653147.html
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以下は今年1月7日私のブログ記事を加筆修正したものです。

昨年暮れ中国に関する気になるニュースがあったが、日本ではあまり報道されていないので紹介する。それは、南水北調計画(南の水を北に運ぶという意味)

建国直後の1952年に毛沢東が発案してから60年以上経ってようやく昨年暮れ、3つの路線の中、東線が完成し通水がはじまった。総工費5,000億元(7~8兆日本円)、工期12年。江蘇省の長江河畔にある揚州市から天津及び山東省の主要都市に水を供給する。一部は元々あった北京—杭州運河や湖沼を利用するので全部を新たに開削したわけではない。

南は水が豊富で、北は不足している。「北には黄河があるのになぜ?」と疑問に思う人もいるかもしれないが黄河の水量は近年激減し、至る所で断流現象が生じ水流が渤海湾までたどり着かない日も年々増えている。中華文明を育んだ母なる大河は今世紀中葉にも干上がる可能性が高い。そうなればロシアのアラル海の消滅と共に21世紀の恐るべき自然破壊として歴史に記録されることなる。
余談だが、黄河の北が河北で南が河南。同様に洞庭湖の北が湖北で南が湖南。

盧溝橋といえば支那事変の発火点として日本人にも中国人にも忘れられない(完成後ほどなくこの橋を見たマルコポーロが「世界で最も美しい橋」と東方見聞録に書いたので別名マルコポーロ橋)。この橋がかかる永定河は、元来北京の水源の一つであったが近年ほとんど水は流れない。華北の砂漠化は北京郊外まで迫っている。遷都が現実味をおびて語られるようになった。
 
だからと言ってこの壮大なプロジェクトに問題がないわけではない。その理由は以下の通り、
一、中国は近年全国的に降雨量が減少し、南も以前ほど 水は豊富ではない。

二、そのため長江の水位が下がり、船舶の航行に支障が生じる可能性がある。長江の水運は今でも南京、武漢等沿岸諸都市にとって死活的重要性をもつ。長江の水量が減少すれば最下流の上海において海水が遡上し地下水が汚染される。

三、何度もポンプアップする必要があるため、コストの高い水となる。

四、未知の生態系への影響

当初あったパイプライン案ではなく最終的に水路になったのはなぜだろう? パイプラインの方が工期が短くコストも安いはずだが。

歴代王朝にとって治水利水は最も重要な事業であった。運河建設の財政負担で倒れた王朝もあったほどだ(隋)。中国には「水を治めるものが天下を治める」の格言もある。
恐らく計画を最終的に決定した江沢民は、後世の目を意識したのではないか。歴代王朝もできなかった大事業の完成をみんなに知らしめるにはパイプラインではなく水路のほうがいい」と考えたのではないか。

近年中国の大気汚染はよく報道されるが、実は質量ともに水問題の深刻さは、大気汚染を遥かに上回る。水道水はそのままでは飲めないし河川湖沼等各種水源の水質は悪化する一方だ。
 
水質汚染は魚介類や農産物の汚染にも通じる。今でも上海蟹を有り難がる日本人は多いが、それが育つ水質を知れば、食欲は失せるであろう。

大気汚染は高度成長が始まった高々この20年来の公害であり汚染源もはっきりしている(自動車の排ガス、石炭を燃料とする発電所、工場、集中暖房等。しかも中国炭は質が悪い)。この問題の解決は、日本よりはるかに意思決定が迅速である共産党政府がその気になれば10年かからないだろうが、水問題は、数千年来の人々の営為がもたらしたものだ。いつになったら解決できるか、果たして解決できるのか想像もつかない。中国人は悠久の歴史を誇るが歴史が永いということは、森林を伐採し地下水を組み上げて地力を奪い続けた負の遺産も大きいことを意味する。
中国は毎年どこかで旱魃と洪水が発生する。旱魃と洪水は正反対の現象に見えるが、実は森林緑地の減少による大地の保水力の低下という一つの事象の表裏である。

中国人には水資源が極めて豊富な日本が、伝説の蓬莱山に見えるかもしれない。

この問題と関連する三峡ダムには、南水北調計画と共通する問題に加えて下記の問題がある。
一、土砂の流出が想定以上に多いため100年の所期使用寿命は実現しそうもなく、その結果得られる成果に比べて費用は法外なものとなる。

二、流域住民の大量移住と文化財の破壊

南水北調計画は、三峡ダムと共に長江の龍神を怒らせることになりはしないか。蒋介石が覇権を失ったのは支那事変中日本軍の進撃を遅らせるため黄河の堤防を爆破し決壊させて龍神を怒らせたためと中国人は信じている。

チベット高原は、長江、黄河だけでなく国際河川であるインダス川とメコン川の源流でもある。従って中国が水資源を独占しようとしてダムを作れば下流のインド、インドシナ半島諸国と水紛争を引き起こすことになる。島国日本にはわからない悩みだ。

中国の経済成長を制約する要素としては、すでにピークアウトした労働人口の減少が重要だが、それに劣らない重要性をもつのが環境問題であり中でも水資源がボトルネックとなるのは疑いない。
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 北京の砂漠化は「余命3年」で指摘されていたが、他の記事で眼にするのは初めてだ。(余命は今、三に変わっているよ)

 日本では隋の煬帝が運河を開削したと教わるが、自然破壊は彼等のDNAに刻み込まれた、支那人達の日常なのかもしれない。

 知っている人も居るだろうが、宮城県の牡蠣養殖は一時深刻な事態に陥ったが、注ぎ込む川の上流に植林して、復活?したという。

 日本は常に自然と共生する道を歩んで来たのだ。自然破壊民族の支那人達ととても共生出来る筈も無い。

 貴方の周りの支那人は如何ですか?

 幸いな事に、僕の周りには見あたらない。しかし、キムチ臭プンプンの民族が豊富で時々鼻と目を塞ぎたくなるが、芽は空けとかなきゃ危ない!