配管のスチーム漏れとTig溶接。 | oka-d-artのブログ

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こんばんわ。今日の朝は一段と寒く感じましたが、現場工事だったのでただ単に朝が早かっただけなのでしょうか?。明日はまた雨みたいですが、雪でなければ良いです。(笑)

 

昨日と今日の納品。

 

 

 

社員一同 「ありがとうございました。」

 

 

さて、今日は現地工事でしたがスチームのダ管を持ち帰り修理しました。

 

「ダ管」、いわゆる「蛇管」(へびかん=だかん)のことです。私らは一般的に「ダカン」と発音しております。地域や職種によって呼び方が変わるのかは存じ上げておりません。

 

なぜ、蛇管なのか?

 

 

ただ単に、形が蛇が床を這う様な形から来ているからです。

 

 

パイプと、180°エルボー(もしくはUベンド)を溶接してクネクネと行き来させて作っている「熱交換器」ですね。スチームや冷却水をパイプ内に通して温めたり、冷ませたりしている装置です。

 

配管をクネクネさせることで表面積を稼いでいるんです。今回のダ管はパイプが32Aサイズだったので溶接が割とやり易かったですが、これがたまに15Aとか20Aだとほんとに溶接がやりにくいんです。パイプとパイプの間が狭すぎてトーチがうまいこと走らないので苦労します。

 

今回の漏れは配管が1か所はパックリと割れてもう1か所は半分が割れていましたよ。

 

 

なのでタンクから引っ張り出して全個所(割れていない個所も)溶接です。

 

 

ピンボケですみません。ちゃんと撮れてたと思ったんですけど。

 

で、溶接後はリークチェック。今回は時間も押していたのでタセトさんのこれ。他にも色々とあります。現像液を使うタイプとか。それはまたいつか。

 

 

エアーを少しづつ圧力を上げていき漏れチェック(0.5Mpa)。焼け取りをやって荷済み。現地から帰ってざっと2時間、疲れます。

 

ここで終わりにしようと思いましたが、何気なく撮った写真に↓こんな物がありましたが、なんだか分かりますか?。

 

 

数字でピ~ンとくると思いますが、これネットで見つけた葉巻入れ。(笑) 数字と葉巻はまったく関係が有りません。

 

何に使うのか?、Tig溶接と何の関わりが有るかというと、我が社では「タングステン」入れに使用しています。

 

こんな感じ。

 

 

タングステンは個人持ちにしているので各人同じ種類だけ持っています。今ではトリタン持っている方も少ないとは思いますけど(微量の放射線が溶接時に出る為今は買えないと思いますけど。)セリタン・ランタン・純タンと持っています。ランタンは純度が色々とあります。

 

ま~細かい話は今度に置いておいて、ようは混ざらない様に仕訳していますということです。

 

あと、個人持ちの自動遮光面。

 

 

これも、各個人もっているのですが1ケ、3万円?ぐらいでしょうか。結構高いです。ちなみに当社はマイトさんが主流です。イクラさんの遮光面は不具合が多くて1ケ買ってからそれ以来買っていないです。その話もまたいつか機会が有れば。

 

 

では、また明日。