小6全員受験生 意外に知られていない怖い話             

 

 こんにちは。お受験ワーママのいおりです。

 

 今日は、娘達と私が小6のとき小学校で経験したことをお届けします。

 

別の意味でいろいろ怖かった出来事はこちら(母、干されがちニヤリ

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【仕事】母、昇格遅れる

 

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 娘二人を通わせた「勉強バリバリ系」私立小学校。内進テストに合格すれば、女子は付属の中学を滑り止めとして確保した状態で外部難関中学を受験することができる、という珍しい学校で(学校もそれを強く推奨)、男子は全員外部中学を受験しなければならないため「全員受験生」という環境。学校をあげて、低学年のころから毎日コツコツと勉強するくせをつけてくれたり、受験対策もしてくれて、私のように怠惰なワーママにとっては、メリットいっぱい、非常にありがたい小学校でした。

 

「勉強バリバリ系」私立小のメリットはこちらをどうぞ

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【小受】医学部進学に小受は有利?

 

 小6になると志望校の探り合いが…ばれたら、オワッタ!

 

 長女も次女ももれなく同じようなことがあったので、もうこれは避けられない人間の性なのだろうと私のなかでは整理しているのですが、全員受験生という競争社会においては、子供も親も、一定数「他の人のことが気になって仕方がない」という人を生み出してしまうようです。

 

 特に、長女のとき、同じクラスにいた、通称ボスママとその娘ちゃんがそうでした。

 

 うちの小学校では、6年になると、志望校の合格判定模試を学校で数回受けることになっていました(サピの志望校別模試も受けるよう面談で指示がありましたが)。その模試では、たくさんの中学校名とそのコード番号(6桁くらい)が記載されているコード表が事前に配布され、家庭で決めた「志望校と志望順」を、試験当日、子供たちはコード番号で記入します。志望校についてはさすがにセンティブな話なので、長女には志望校は誰にも言わないようにと言ってあったのですが(お友達同士も、親同士でそういった話はしない取り決めもしていましたし、学校でもそのような指導がありました)、マイペース長女、そのコード番号が見える状態でテストの回収を受けたらしく、例の娘ちゃんに志望校がバレてしまうのです…。

 

 片手間に子育てしてるくせに、御三家受けるってよ。」

 

 そうです。コード番号を一瞬見ただけで、学校名がわかるということは、ボスママのお家も同じ志望校だったのです!別に身内で争わなくても~と思うのですが、このときから(まあ以前からワーママを見下してくる人でしたが)、私への攻撃が始まりました銃

 

 ちなみに、このボスママ、テレビドラマにでてくるようなイメージどおりのキラキラ専業主婦、数人のママ友をいつも引き連れ、子供が宿泊学習などのときは、そこそこの人数のママ友集団をひきつれ海外旅行に行ってしまうという、学年全体に影響力のある有名ママだったので、さあ大変。我々は、連日ボスママLINEの格好のネタにされはじめるのです。(そのことを私に知らせてくれたママ友も、それはそれでどうなんだ、というご意見もあるでしょうが、あまりに広い範囲で盛り上がっていたため、一人だけ知らないのは気の毒すぎて…と悩んだ末教えてくれました)

 

 「弁当のおかず冷食ばっかのくせに」(←いや、本当だけど!悲しい

 

 ママ友は「気にしない方がいいよ」と言ってくれましたが、これを気にしないというのもなかなかに難しい話。さすが、敵もさるもの、言われたら一番いやだなというところをピンポイントで突いてきます!(その言葉のチョイスにある意味尊敬)。それでなくても受験でヘロヘロになっているので、普段は大丈夫でも笑って流せないくらい、メンタル的にきつくなってきます。(このあたりから、LINEのことを教えてくれたママ友には、詳細の文面の報告はご遠慮しましたチーン

 

 さらに、マイペースな長女は、警戒心というものを持ちあわせていないため、いくら近づかないよう、注意するよう私が言っても、嗅ぎまわる娘ちゃんにネタを提供しがちで(まあ向こうがうわてですから仕方ないですけど)、それを聞き取りしたボスママがLINEでディスる、ということが続きました。もはや、リフレッシュ法か!?

 

ここまでくると、私の願いは一つだけ。

「中学が一緒になるのだけは勘弁ネガティブ

 

 とはいえそれを理由に志望先を変えるというわけにもいかず。

 絶対会いたくないと思うのに、出願(当時はネット出願でなく、始発に乗って寒空の下並ぶスタイル)でも会ってしまうし(その場で足踏みしてなるべく順番ずらしたぞ!面談で一緒だと悲惨だからなby旦那)、入試当日も顔を合わせてしまいます。なぜなんだ…運命?(それだけはいや~ゲッソリ

 

 そして、ええ、おわかりですね。合格発表の日もやっぱり顔を合わせてしまいます。すごい人込みなのに。私はすぐに視線を外しましたが、表情から、ご縁がなかったのが読み取れました。こんな風に思うのは、人間としていかがなものかという意見もあろうかと思いますが、お願いです、この場でだけは言わせてください、

 

「あーよかった!」

 

 「私達は、結局御三家は受けなかったのよ~おほほ」

 

 終わったかのように見えたディスりですが、実はそのあと結局卒業式の日まで続きます。噂によると「私達、御三家校は結局受けず、御三家よりもっといい第一志望校に合格したのよ」と言って回っているとのことでした。(もうここまでくると…ねえ?)

 

 私は「もう何でもいいから一日も早く卒業させてくれ~」と指折り数えて耐え忍び、卒業式も、そのあと開催される謝恩会(保護者が主催するもので、運悪く私は係になってしまい当日も走り回っていました。この話はまた後日)も、ボスママ一派から完全無視されつつ、逃げるように小学校を後にします。

 

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 次女のときは、親がらみはなかったのですが、やはり志望校をしつこく探ってきた女の子がいて、次女が小学校でやってくれた一貫校の二次試験対策(そんなのまでしてくれるんです)に参加したことなどから推察してきて、また志望校が同じだったため、それまでは仲がよかった子が急に意地悪になったということもありました。次女は長女とちがって繊細なので、受験前にかなり落ち込んでいて気の毒でした。

 

 そもそも受験に熱心な母集団、小学校が私立なので中学も絶対私立となるわけで、今思えば、やっぱりちょっと異様な環境がそういう空気を作っているのだろうと思います。(まあ、空気がどうあろうと、良識ある人は良識ありますけどね)学校側も、保護者会のたびに、志望校などの噂話はしないよう、子供同士も合否を聞いたりしないようにと繰り返しクギを刺していましたが、ということは、うちだけでなく、結構なトラブルがあるということなんだと思います。

 

 「全員受験生」というのはいい面もたくさんありましたが、いいことばっかりってわけにはいかない、というお話でした。(あ、私が何かと巻き込まれがちなだけで、当然うまくかわせる人もいると思います星

 

 「陽が当たる面があれば、影もできる」ってことなのかもしれませんね。どこまでいっても、学校選びって難しいな~。

 

 ☆いおり☆

 

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