ゴジラ-1.0 | おじゃま荘

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ゴジラ-1.0を見ました。今ごろ・・・

 

先に断っておきますが、私はゴジラと言うよりウルトラマン世代ですので、ゴジラに思い入れはありません。さらに最近「シン・ゴジラ」なんてものが作られたばかりですから、正直「またやるの?」冷ややかな目で見ておりました。

 

予備知識無しで見たのですが、時代背景が終戦直後と言う事で、重巡・高雄や駆逐艦・雪風、さらに幻の戦闘機と言われた震電なんか出てきて萌えました。

 

ストーリーは戦争によって心に負債を抱えた主人公や周りの日本人が、ゴジラの出現と言う未曽有の災害を通して、それに決着をつけるヒューマンドラマ。ええSFと言うよりヒューマンドラマなんですよ。面白いんだけど、正直相手はゴジラじゃなくても良くね?と思いました。

 

さて昭和のSFあるあるなんですが、この作品のように先の戦争を絡めたお話が多いです。私の大好きな「宇宙戦艦ヤマト」もまさにソレ。ヤマトが本当に戦いたかったのは、デスラー総統ではなく、日本を戦争に追い込んだルーズベルトだったのではないかと思います。

まあそうやって戦後の日本人は戦争を反芻し、時には意趣返しをしたりしてきたのです。

 

なのでこの手法は、そう言う時代を知っている私世代にとってはある意味王道。監督の山崎貴さんが同い年と知って納得しました。

 

戦争の事が普通に語られた昭和の時代は、遠くなったのだと感じました。