沈黙の艦隊 | おじゃま荘

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思いつくことをつらつらと。
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この冬、コロナの残党とかインフルとかで、職場でも体調不良者が続出しております。そんな中、なんとか今まで健康を保ってきましたが、日曜より風邪ひきました。私の商売は風邪ひくとどうにもならないので、なんとか早急に回復して欲しいものです。

 

そんな訳で昨日今日とお休みでしたが、遠出することなく大人しくしておりました。なぜ家に籠っていられたかと言うと、コレを見るため。

 

沈黙の艦隊

 

説明の必要はありませんね。かわぐちかいじ氏の作品で、私世代なら絶対に知っているでしょう。

 

「空母いぶき」の映画化の際、中国が尖閣に侵略してくると言うリアリティを持って描かれた作品を、中国への配慮から仮想敵国にすり替えたストーリに書き換えられた事は、残念を通り越して憤りを感じました。しかしどうやらこの作品ではそんな事は無さそう。

先ほど6話まで見終えましたが、続きが楽しみです。

 

かわぐちかいじ氏の作品の多くは「自存自衛」がテーマとなっています。

平和な今の時代、漫画とは言えこういう事を世に問うのは、優れた作品だと思います。私の世代では前の戦争への反省から徹底した平和教育がなされ、近代史はある意味、自虐史とも取れるような内容であったと感じています。

 

歴史と言うのは、史実から時間が経てば経つほど、客観的かつ冷静な判断ができるようになります。1960~70年代の日本なら、こんなテーマはタブーだったでしょうね。2024年と言う時代に自存自衛を問うのは、若い世代がどう取らえるのか非常に興味がありますし、私自身がどう咀嚼(そしゃく)するのか、考えるものがあります。

 

まずはともかく、そのエンターテインメントを楽しんで、そのあと考えようっと。