​佐藤ママ式は「教えない」

多くの親塾の問題点は

解き方を教えることにある。

親がやっていいのは、

・家庭学習の振り分け

・適切な塾選びと限界値設定

・採点

・自習管理

ここまでであるべきなのだ




  どうしても手を出したくなる人へ

これは男女問わないが、

手を出しすぎないようにしよう。

例えば、

・公式集を作る

・年表を作る

・地図帳を作る

・図鑑を作る

などのように、

「ママのお手製まとめ」は

ママのお勉強をしているに他ならない。

これで子どもの成績が上がるわけではない。

というのは、

人間は消化をして体内に取り込む

生き物であるので、

常にブドウ糖を脳血管に注射すれば、

脳は発達し続ける、とはなってない。


一旦、咀嚼して長い時間をかけて消化吸収する

この時間を与えずに急がせると

一夜漬けとなり、

「あんなに苦労したのに全然残ってない」となる

その苦労は誰がしたの?

親なんだよ。

子どもは質問攻めにあってただけなんだね。

結果として急いで覚えると同速度で忘れる。

このことを気づくチャンスが毎月あるのに、

どうして毎月振り回されるのだろう。

もともと塾内クラス昇降は敗北を知るためなのに

どうして敗北に狼狽えてしまうのだろう。


結果として、親は正解がわからなくなるが、

それは毎回テストごとに

右往左往してるからだと思う。

その月の新しい学習はその月に効果は出ません

ということ大抵の塾屋は知っていて、

保護者はどうしても

即時結果が出ることを望みすぎて、

塾ロンダリングするようになると、

おそらくきりもみ墜落していくだろうと思う

※塾変えは一回くらいにとどめたい


そんなわけで、

一定の距離を保ちつつ、

無関心にしないという方針が最適なのだ。

御三家、特に桜蔭などの

最難関を受験するような場合は

この関与の度合いを下げていかないといけない

あんまりあげすぎると、

本人が勉強の仕方を得られないことになる

別に東大入学がゴールならそれでもいいけどね


  普段接してない方の人。

そう言うわけで問題なのは

「普段接してない方の人」の存在だ。

子どもの勉強担当の方の人に任せておいて、

夏になると突然介入してくる人がいる。



おいおい、どうした?



突然発狂しないでくれよ。

これが長期休みになると、

「ついに俺の出番だな!

俺は優秀だからちょちょいのちょいだよ」

などと思い、

これまで講師との会話や

保護者会に参加してないから

じつはよくわかってない癖に

突然、俺なら余裕で教え始める。

方程式とかで。


  穴埋めしながら前に進むのは難しい

そういうわけで、

夏になると何かできるんじゃないかと思いながら

実は何もできないまま終わってしまう。

これを繰り返した結果、

中途半端に夏明けテストになり、

範囲が長すぎてテスト前チートに失敗。

クラスがだだ下がりするのである。

毎月テストではたかだか1ヶ月だったので、

この差に対応できない。


  まとめ

そんなわけで、

夏休みになったらなんかしようじゃなくて、

夏休み前にある程度、

苦手をきちんと埋めるように、

1学期組分けテストで弱点見つけて

対策始めないとまずいわけだ。


それはもうほとんどないな、と言う人は

夏休みの宿題を進めておくといい。

課題図書の読書感想文なぞ

どうせ公表は早いのだし、

自由研究も早く手をつけることができる。


なんにせよ、

夏のための負荷分散をしておかないと、

あっという間に何もできずに終わる。

計画倒れしないよう、

きちんと計画は実行しながら修正しないといけない。