小2男子の母です。

授業後、ハンディ顕微鏡を使って
石を見ていたのですが、

「なんで左に動かすと右にずれるの?」
と聞かれ、
小2男子にわかりやすく教えることが
できず困っています。


またこの原理、
望遠鏡も同じだと思うのですが、
その認識であっておりますでしょうか。


あやうく、レンズとろうそくの図を出して、

上下逆だから左右も逆なのでは?
と言いそうになり、

説明になってないとやめました。




  光の直進性

他の物質と違い、光は作図で解く。

なぜかというと直進するからだ。



私たちは、太陽や蛍光灯などから発した光で、

様々な物体を見ることができます。

懐中電灯や車のヘッドライトのように、

光は真っ直ぐ進みます。

これは太陽や野球場のライトなどの

大きな光でも同じで、

光が真っ直ぐに進むことを

「光の直進」と言います。

真っ直ぐ進んだ光の様子は、直線で表せます。

これを「光線」と言います。

また太陽や懐中電灯など、

光を発するそのものを「光源」と言います。



  光源(こうげん)

ここで補足をしよう。

光源には二種類ある。

点と線


点光源と面光源である。


何が違うかと言うと、

出発点が違う。

例えば一つのロウソクや電球が光れば、
その光はからスタートする。
なので、こう進む。 



ある程度光源が大きくなったのを面光源と呼ぶ。

例えば太陽は恒星という点だが、

面積がでかすぎるので、下のようになる。

これは平行光線となるわけ。

すると上の図では下のものになる。

濃い影(本影)うすい影(半影)

のちのち日食月食でやることなので省略。

ちなみに光源には他に光源氏などがある。


朝ドラで植物学の牧野富太郎やったから、

夜は光源をやるのだろう(発狂)


  ピぃンホールカメラぁ



このことはレンズに限らない。


光が直進するから、一点で交差する。

てことで、

ホールでも上下左右が反対になる。


  いわんやレンズをや。

当然、ホールをレンズに変えても

上下左右が反対になる。

ここで疑問に思うかもしれない。

でも顕微鏡ってレンズ二枚ありますよね?


と言いたいが、

それでは

このブログの全記事を否定することになる。


なので顕微鏡の場合。

  顕微鏡のレンズの仕組み


こうなっている。

実は対物レンズを通したあとは実像だが

そのあと

接眼レンズを通して見えるのは虚像である。

ここも光の単元で学ぶので後回し。


大切なのは上下左右が反対になることだ。


  では鏡の場合は?



鏡の世界なんてない。

荒木飛呂彦(年齢不詳・漫画家)氏はッ!

後に語るッッ!




鏡の場合はッ!

こうッ!


・・・・・・・・・・

鏡は左右が反対になるんじゃぁないゼッ!



・・・・・・・・

鏡は前後を反対にするッ!



したがって上下が反対にならない。

この点は絶ッッッッ対間違えやすい。

特に気をつけたい。



  おまけ

この話題の元になったのは

における、

鉱物表面をハンディ顕微鏡で見たときに

左右が逆になることであった。

このときに方解石もやったけれど、


このように二重に見えるのを複屈折という。




わたしのかがくぶは低学年から参加できる、

中学受験に出る理科を手に入る教材で

実験・観察・工作する講座である。

なので、自分でいろいろ見てみようというのは

実に素晴らしい。


そして複数の知識に放射状に広がるのが

講座の正しい使い方。


さァご一緒に!



©️お受験のお医者さん