本記事は

での質問へのお答えです。


「虫はなんで可愛くないの?
気持ちが悪い形なの?」

もはや質問の域にも達していませんが、
なんとなく理科を始めた小3娘です。
(塾はまだ行っていません。入塾テストすら
未だ受からないかもなレベルです。)
理科のテキストに
虫が緻密に描かれていたのを見ただけで
テキストを閉じるので困ります。
ちょうが飛んできても「キャー」と逃げます。
毛虫は居るかもしれない
木の下も避けようとします。
ダンゴムシは触れます。
この前ようやくコガネムシは触れました。
理科、昆虫問題は苦戦しそうです…。
(ワタシはG以外ほぼ平気で触れます。)


  マスターアドバイス

うん。何言ってだこいつだよね?

でもすごく真面目に今でも研究されている。

しかし私は反論をしたい。

思想は遺伝しないよ?

ルイシェンコじゃあるまいし。


  ​虫の気持ち悪さ

虫(あえて昆虫以外の長虫(ヘビ)やミミズ、
ムカデを区別しない)と呼ぼう。
虫が気持ち悪いと感じるのは
社会的に気持ち悪いとされているからである。
と私は考える。
女児でたまーに昆虫単元は下敷きで隠して
見ないようにする生徒もいる。
ではなぜ気持ち悪いのか。
具体的に分類すると
・見た目が無理
・動きがキモい
・汚い
の三つに分けられる。

  視覚的嫌悪

ツルツルはキモい。

ピカピカしてるとさらにキモい。


ノミ駆除のため毛を剃られたハスキー

ほらキモい。


毛のないクマ(脱毛症)

ほらキモい。


毛のないマスター

うるさい!バカ!あるわ!


このタイプは幼少期、女児に多いが、
友達が虫を嫌うから嫌うものだ
思っていることが多い。
だんだん治っていくことが多い。

  行動学的嫌悪

なにが嫌って動きが嫌なタイプ。

このタイプは蛇も嫌いなのである。


機械でもキモい。

つまりGにおいても

素早くチョコチョコ動くからキモいのだ。

また、実際の昆虫の飛び方も

ゆっくりだとキモくない


これが早くなるとキモい。

これは脳の演算処理が

多数の情報を処理しきれないために

気持ち悪くなるものと考える。


  疫学的嫌悪

これまでの嫌悪感と違い、

後天的にキモいというか、

怖いと学習するのがこのタイプだ

だからGカマドウマ(ベンジョコオロギ)

ハエなど

嫌われる種類が決まっている。

また、

攻撃性の高いと考える

ハチアブも嫌いである。


  中学受験での対応

慶應や早実含め関東男女御三家含む最難関

必ずと言っていいほど出る、

昆虫単元の克服はどうしたらよいだろう?


佐藤ママによると

「昆虫はほとんどでないんですよね」だそうだ。


灘でもよく出るんだが?

また、生物や昆虫、水溶液、太陽などは頻出といえます。


佐藤ママが浜学園のアドバイザーでないなら
私は特に噛みつくことはない。
しかし塾屋なら同じ立場で誤りは指摘する。


そんなわけで

見るのも嫌だからやらない、できないでは困る。

Gは入試に出ない、

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。


慶應普通部
問3

(生物)身近な昆虫に関する問題。
野原にいるような種類だけでなく、

ゴキブリのように、ヒトと共存しているものも含んでいて、

普通部らしい問題といえます。

①はアカトンボ、②はカブトムシ、③はナナホシテントウ、

④はトノサマバッタ、⑤はオオカマキリ、

⑥はクロゴキブリです。


早実

問1 次の(ア)~(コ)の中から

完全変態をおこなう昆虫をすべて選び,記号で答えなさい。
(ア)ジョロウグモ (イ)ミヤマクワガタ 

(ウ)ヒメヤスデ(エ)ヒグラシ (オ)オカダンゴムシ 

(力)ミスジマイマイ(キ)チヤバネゴキブリ 

(ク)オニヤンマ (ケ)オオムラサキ

(コ)ナナホシテントウ



  ​エントモフォビア(Entomophobia)

昆虫恐怖症である。

ここまでくると下記のように恐慌をきたす。

著名な中学受験塾の講師の方から聞いた話である。

教え子の中に算数、国語が抜群にでき、

成績がいつもトップクラスの少年がいたという。

彼は理科も物理、化学領域は極めてよくでき、その塾のエースだった。

ところがどうしたことか、

植物分野を除く生物領域がからっきしダメ。

彼は昆虫、魚、人体の図を見ると

アレルギー反応を示していたのである。

ある日、塾の廊下で、

少年の目の前を一匹のゴキブリが素早く横切った。

少年の反応は正直だった。

少年は腰を抜かし、

廊下に尻もちをついてしまったというのである。

少年の昆虫嫌いは

模試の時も変わらず際立っていた。

昆虫の顔の図が出ているだけで

額に油汗が浮かぶ。

具合が悪くなるので

問題用紙を伏せ目を背けてしまうこともあった。

塾のスタッフは

皆この行動に困り果ててしまった。

彼の両親は医師で、

彼も将来医学部を目指していたからである。



  マスター式解決法

昆虫を正しく知るべきだとおもう。

世界にはこんなに美しいチョウもいる。


それで私はこちらをおすすめする。

私は幼い頃から昆虫が平気だった。

怖いと思ったこともなければ、

特別昆虫博士でもない。


昆虫は昆虫であって、生き物の一つと考えている。

だから機械のようにとらえている。


とりあえずこれでも見せておこう


動画や映像で距離をおくと

案外冷静に見られるものだ。