ご相談内容

国語は、漢字強化と、

コラム読解を週3回こなすのが目標です。

どうも毎日漢字を練習するのが嫌いなようで、

こちらが穴だらけです。

漢字の対策もせねばなりませんが、

有効な方法を見い出せていません。

「テキストの漢字を調べる書きながら覚える」

といった簡単な作業をすぐサボります。

一方で

編集手帳だと、調べるのを楽しんでいるようで

父親の私から見ても

この違いの理由がわかりません。


社会や理科は好きなようですが、

ポイントを押さえて

テキストを読んでいないため、

問題解答で差が出ます。

そこで一周目は本人に任せ

(ここで手を出すと反抗する為)

二周目から私がポイントを

確認するようにしています。

52月までには偏差値60に到達させたい。

62月には合格をさせたい。

そう思って親子二人三脚しております。

現状の成績から

D中、B中が現実ラインかと思っていますが、

あわよくばご紹介のあった横浜サイフロや

JG、桜蔭を目指して欲しいと思うのは

親の欲目であろうとは思います(苦笑)

しかしあまり欲張ると、

どうしても厳しく当たってしまうことに

なると思い、

ハイレベル校については、

あくまでも心中で52月くらいの成績までは

本人のペースで可能な限り近づけるかどうかで

判断したいと思っております。



  マスターアドバイス


漢字は漢字辞典お使いですか?

漢和辞典じゃダメですよ
最良はレインボー


漢和辞典は漢字の使い方。

漢字辞典は漢字の成り立ちの歴史です。

 一体型プリンターなどの

コピー機が家にあるなら、

コピーしてファイリング。

文具オタクとしてこの商品を選択した理由です。

1.サイドスロー(横入れ式)である

既存のクリアファイルは問題があります。

縦入れなので、

うっかり持ち上げると全部出てくるのです。

今回は漢字辞典のコピーなので、

横にして読むため、脱落を防ぎます。


2.A4である

コピー機やプリンターはA4がメインです。

また、レインボーのワイドはA5ですので、

最大値で考えています。

B5辞典ならB5でも構いませんが、

拡大コピーの方が見やすさがあがります。

コピーはモノクロでもいいですし、

カラーでもいいです。

辞典やインク代が変わりますので。

4年生ならカラーの方がおすすめです。

※この点でレインボーをおすすめしています。

このファイリング自体を楽しくやるでしょう。


理社については最適とはいえませんね。

なぜ定着しないかというと、

見ているだけだからです。

" You see, but you do not observe. 

The distinction is clear. "

「君は見ている、でも観察していない。

その違いは明らかだ」


(『ボヘミア王家の醜聞』

Scandal in Bohemia より)


問題の解き方を

「お子さんに教わって」ください。

ちゃん先生おしえて!」作戦です。

父親としての威厳が!と思うかもしれません。

が、それを続けている限り、

子が親を超えることはありません。

よろしいでしょうか?

S社にて一切の科学的ミスを見逃さず、

開成や桜蔭、筑駒に全員合格させている

私が乱発するのが、

「なにそれ。わかんない。

ちょっとそれ教えてくれる?」です。

当たり前ですがわかってます。


知りたいのは思考の過程と、

説明することによる記述能力です。

なぜ計算式を入試で書かせる学校があるのか。

途中経過が重要だからです。


わかっていて解答しているのと、

たまたま正解したのでは大きな差があります。

塾屋でもこれがわかってない人がいます。

「そうだね。正解。じゃ次ね」

多くの塾がこうしてしまうので、

お子さんたちは

結果を出すことしかしなくなります。

逆にいうと、

どうやって解くかなんてどうでもいい。

なんとなく解けるんだからそれでいい

理屈なんていらない。合ってればいい。

では初見は解けません。


社会科の先生らしき人が、

「昨今の入試問題と、SAPIXの授業」というテーマで、

こんな趣旨のことを言っていた。

ある有名中学の社会の入試問題で、

3C(カラーテレビ、クーラー、自家用車)は、

生活に変化をもたらしましたが、

どんな変化だったでしょうか?という問題が出ました。

すると、ある参考書では「エネルギー消費が激しくなった」と解答例がありました。

ただ私はそれに対して納得がいきませんでした。

そこで、そこに進学した教え子に、

「どんなことを書いた?」と聞いたところ、

「今までよりもコミュニケーションの少ない生活になった」と答えたのです。


私はこれは、正解だと思います。

この子はそれで伸びるタイプです。
やってみてください。


  追加質問

漢字の勉強について、

思い付きもしなかった方法なので、

一応確認させてください。

コピーというのは、

例えば『読』という漢字を習ったら、

その該当ページをコピーして、

ファイリングする。

それをお手本に

語彙と漢字を書きながら覚える、

ということですね?


  マスターアドバイス2

「こんなに調べたあたし偉い!」集めです。

報酬比例の原則です。

彼女はなぜ漢字を調べようとしないのか。

それは面白くないからです。物語がない。
わたしがそうなので。
確実に覚えたかどうかは後回し。
移動時間や暇な時間にコピーファイルを

読んでればそれでいいんです。
漢字が嫌いなお子さんは理由があります。
それぞれタイプによって違うのですが、
彼女の場合、

単純知識が面白くないんじゃないか

と思ってます。
エピソード記憶型なんですよね

JG生の指導には屁理屈いらないです。

覚えろ、覚えた。やれ、やった。
これで済むんです。

もちろん、これはこれで努力です。

暗記がどれだけ大変か知っていますし、

その子を否定する気はありません。


こういうお子さんは素直でいい子。

しかし。

「それをやる理由は?メリットは?
桜蔭型はこれを求めます。

 
簡単すぎること嫌いなんですよ
 
語彙とか漢字を書く必要はないと思いますよ。
書いても覚えない。

「理解してはじめて覚える」
桜蔭タイプなら漢字の成り立ちを

読んだら忘れません。
民って漢字を覚えるのに1万回書くより、

なぜなのか。なのです。



これが桜蔭が理3をとれた理由です。




  ご返答

なるほど。エピソード記憶ですね。
それで編集手帳は辞書を引く気になるのですね。
本人も、「そのやり方なら!」と

目を輝かせてました。
やってみます!
桜蔭。
先生の解説を読むと、とても魅力的ですし、

娘に合いそうな気がします。
しかし、流石女子最高峰ですね。