" You see, but you do not observe.
The distinction is clear. "
「君は見ている、でも観察していない。その違いは明らかだ」
(『ボヘミア王家の醜聞』Scandal in Bohemia より)
今日はシャーロック・ホームズ が、"観察" をいかに大切にし、自然に行なっているか、を ご紹介します。
邦題:『ボヘミアの醜聞』原題: 『Scandal in Bohemia』という映画で、
ワトソンは久しぶりにホームズを訪ねると、いきなり「最近、ずぶ濡れになったし、メイドはポンコツなようだね」と言われて驚きます。
理由は単純で、ワトソンの靴に乾いた泥がこびりついていたので、きちんとふかれていなかった跡が見えていたからです。
ワトソンはホームズに言います。
"When I hear you give your reasons, the thing always appears to me to be so ridiculously simple that I could easily do it myself, though at each successive instance of your reasoning, I am baffled until you explain your process. And yet I believe that my eyes are as good as yours."
「きみの理由(推理の根拠にいたる)を聞くと、いつもバカみたいに単純に思えて、自分でも出来るんじゃないかと思う。でも君の結論に至るまで推理を聞くたびに、その過程を聞くまで僕は戸惑ってしまう。そして僕は自分の目は君の目と同じだけ良いと信じているんだからね。」
そして冒頭の「君は見ているけど、観察していないのだよ。その違いは明らかだ。」というホームズのセリフです。
ホームズが 答えを導き出すために、いかに観察をしているか、また "観察" と "見る" の違いをわかりやすく説いているシーンがあります。
H: ホームズ
W: ワトソン
「観察」は「見る」を深めたもの。
そこに 人の意識がありますね^^
自分で仕事を始めてから つくづく思いますが、
観察する、ことでしか得れない、と思います。
名探偵シャーロック・ホームズは自身の仕事をこのように言っていますもんね^^