だれが言い出したか知らんけど、

有名なフレーズ。

「入試問題はきみへのラブレター」

これは素敵なフレーズである。

だが、相手に解読不能な文を

ラブレターとして送るか?

私的には「答案が」中学校への

ラブレターだけどな。

じゃないとおかしい。

読めない相手にラブレター送るか?

口頭諮問だろ?それ。

かぐや姫の無理難題に近い。

どこがラブレターなものか。


しかし、これだけは必ず言える。

答案はラブレターである。

あなたが好きだ!

6年どころか卒業しても

あなたといたことを忘れない!

これこそラブレター。



  御三家攻略のカギ


さてそんなラブレターのうちの一つが
武蔵の問題である。
はっきり言おう。
開成や桜蔭、灘、筑駒の過去問を
塾通う前に何年分解いたところで
その学校への合格はできないよ?

なぜかわかる?
学力が低いんじゃないの。
憧れの学校に勤める人が
自校の問題知らないわけないじゃん。
出すとしたら、
問題が手に入らなくなった
古いものからだよ。
毎年出るのは「典型題」という。
そんなのどの塾のどのテキストにも
基本または練習問題として載ってる。

したがって有名中学入試問題集、
または日能研の銀本、
通称電話帳やればユニークな問題がわかり、
来年出るものがわかる。

なんでかって?
私立中学の先生は必ず
他校の問題読んで解いてるからだよ。
御三家の教師を舐めちゃいけない。

そして
うちに来るならできて当たり前として
出してくる。
こんなの我々からしたら難問と呼べない。
テキストに載ってる。
最新ならマンスリー月例、組分けで出す。
テキストの大改訂は数年おきで
間に合わないからね。
ま、テキストにないことやるのが
Sの講師なんだけどな。
買って予習する意味ないし、
出品した人著作権法違反で逮捕されてる。

したがって基本的に
シリーズやサピテキストを買うだけだと
最新の問題傾向には対応できない。
ことになる。
講師はよーくそれ知ってる。
これが顕著なのが埼玉千葉入試。
私はこれを「地方」と呼ぶのは嫌いだ。
普通に最寄駅に住んでる子が受けてるのは
地方ではない。
「1月入試で転びました!
二度と立てません!」
最初に悪いのが塾である。
1月対策甘く見てる。
次は親だ。間違いない。
よろしいか?
桜蔭受験より浦和明の星のほうが怖い。
開成受験より渋幕のほうが怖い。
なぜなら
御三家全校受験者がここに集まる。
倍率がとんでもない。
競馬ならまず賭けないオッズ。
万馬券狙うようなもんだと思った方がいい。
舐めてるから一月校の過去問やらずに
突貫させて散華する。
以降、
メンタルやられて復活できないパターンは
例年30%いる。
だから私はここでする、
電話と面談で無双なのだ。
親御さんたちに
あなたは牟田口ですか?と聞きたい。

こう言うと
塾の先生は過去問の会社から
お金もらってるのよ
って人までいる。
何遍でも言う。
貸しはあっても借りはない。

○ねと思ったやつが講師が何人かいるが、
私の予見通りの結果がでて、
ザマァ!とすら思っている。
しかしゴミと呼ぶのは流石に失礼なので、
放射性廃棄物と呼ぶ。
周りを汚染してるからな。

  ​動画問題解説

さてここまで導入が長いと

また愚痴かよ、くそつまんねーの初心者と

なんかあんな、これ。

中級ないしベテラン読者に別れる。


大したことではない。

マルクスというやつも

資本論の序文は異常に難しくすることで、

「革命するしかない」というのは

かなり後にならないと出てこない。

検閲逮捕されたくなかったからな。

私の場合は覚悟を聞いてる。

本気で御三家入れたいなら

途中で読むのをやめないはずだ。

書いてる人間が人間だからな。


で、これの解説。

この記事読んだ後の目線で

もう一回お子さんと見て解くといい。

きみたちのお子さんのゴールが

2/3の合格発表でなく、

立派な大卒社会人であるならね。

【出典】

武蔵中に実際に出題された。年度は忘れた。
2008年より前なのは確か。

御三家は開成と桜蔭しか興味ない。
という人は見なくていい。
あなたの子どもは受かんないけどな。
武蔵ごときに翻弄される子どもには
開成や桜蔭、筑駒は無理だ。
その理由を説明する。

この問題をSのα1や
SS開成筑駒、桜蔭にやるとはっきり
受かる受からないの違いが明確になる。
その教訓として最適だ。

問1 底面積314平方cm
高さ10cmの円筒に水が満水になっています。
ここに体積100立方cmの氷が浮いています。
溶けたらどのくらい溢れますか?
これを口頭で言う。
すると彼らは言う。
「え?なになに?もう一回!」
だからちゃんとゆっくり言う。
2回以上同じことを言うのが私は嫌いだが、
これはあえてわかりやすく言う。
すると計算を始める。
手計算、暗算、そろばんを思い浮かべる。
一方で不審な顔してる児童もいる。
そう、きみが正解だ。この子は受かる。
「答えわぁ!ゼロ!」というと
「なんだぞれ!」「えー!」などと抜かす。
数字は違うがこれは実際に出題された。

意図がある。
計算しちゃう生徒は文を読んでない。
氷が浮くのは「体積膨張」して
「水より1.1倍になるため、
密度(比重)が周りに比べて軽い」から浮く。
したがって溶けたら水になると
体積膨張は終わる。1.1→1.0となる。
あふれるわけがないのである。

このことをわかっていても
できてないから計算を始める。
理科が得意な生徒はニタニタしてる。
(また始まったよ、マスター授業)
私の授業で寝るやつ、落書きするやつ、
お喋りするやつゼロだよ。
日本一面白い話に金払ってるのに
聞かない奴はいない。

ちなみにWの御茶ノ水の
SS1の理科では落書き書いて回してた。
全社的にはアウトの塾だ。
私は亡くなった社長から
誕生日の色紙をもらった最後の社員だ。
一応、失礼だから授業終わるのを 
待ってから生徒に注意した。
すると講師が「失礼だ!」と言ってきた。

あなたは
保護者には失礼だと思ったことはないの?
なんで開成出せないか自分でわかんないの?
ま、もうクビになってるみたいだ。

自分のゴールが
この会社でいいのか
この辺で疑問に思えてきたんだよな、
このとき。
ちなみに全盛期に比べて今のNN担当は
軒並みレベルが低い。
二軍が一軍で指導してる。だから出ない。
SSだけSAPIX行った方がいいんじゃないかね?
算数は最悪だぞ。
あの年齢で独身だし、
煮詰まると手洗いが増える
生徒をバイキンと呼んでうるさい。

私の授業は
カラヤン指揮の
ベルリンフィルのコンサートS席だからな。
聞かないならこなくて構わない。
必死な人だけ残ればいい。

塾屋には格言がある。
「わかるとできるは違う」
これはSで教わったものではない。
Wで教わった。
Sではこのことがわかってない非常勤もいる。

我々は「できる」ようにするのが仕事だ。

だから夢を売る場所なのだ。

私はこれにもう一つ付け加えたい。

わかる、できる、受かる(やれる)の違い。

つまり、動画をお子さんに見せて解かせて、

ここまで記事を読んだ保護者諸君。

きみたちのお子さんは受かる。

てか、サポートするから。友情で。


問2は問1が理解できてる子なら自明だ。

逆に言うと問1落とすやつはバカなこと書く。

「北極の氷山が溶けて海面上昇する!」

武蔵はね?問題の出し方がアカデミックなんだ。

このデータ出るまで武蔵には触れないでおこうと

思った。

それゆえ武蔵の学校研究が今上がってない。

途中でやめたのだよ。

私の計算が確かならば

武蔵は今年、激増すると思ったから。

で、調べた。21名。

6年前の2019年度生だろ?なら記憶にある。

なぜ増えたか?

武蔵の問題は昔から

いまの共通テスト型だからだ。

戦前は東大合格者数一高を

超えたこともある。

日本の読解力はOECDでも他教科に劣る。

近年これに危機感覚えたから、

共通テストが変わった。

算数にこそ理科にこそ読解力が必要なのだ。

そそっかしいバカはこんなインシデント起こす。

2005年(平成17年)12月8日午前9時27分56秒、

この日東証マザーズ市場に新規上場された

総合人材サービス会社ジェイコム(当時。証券コード:2462)の

株式(発行済み株式数14,500株)において、

みずほ証券の男性担当者が「61万円1株売り」とすべき

注文を「1円61万株売り」と誤ってコンピュータに入力した。

この誤発注、および強制決済によりみずほ証券が被った損失は、

407億円とされる。


あ、私は芙蓉グループにだけは

システム入れてないよ。

武蔵は

御三家でもっともアカデミックな学校である。

私は良問の宝庫だと思っている。

学ぶことは多いよ?

受けないからと甘く見ない。

有名中ではやるのだから。

ここできない子は

まず御三家や筑駒には受からない


問2は1がゼロだと見抜けばきちんと書ける。

ろくろく読まない生徒が

「北極の氷が溶けて海面上昇するため」と書く。

北極の氷山は海の上。

南極の氷山は陸の上。

ゆえに誤りなのである。

ちなみに地球温暖化により海面上昇するのは

他に

・熱膨張

・陸地の雪山や氷河の融解

などもある。

北極だけが関係ない。

それでもホッキョクグマは困るがね。

問3がないのが武蔵の面白いとこ。

問3はおそらくこうだ。

どうやったら海面上昇を防げますか。

歴史が君に問いかける。

といてやらぁ!


この意味不明な歌。

元々はこういう話だった。

地球がかかっている病を

きみたちが一生をかけて解くことを

期待してやまない。


©️お受験のお医者さん