金持ちアピール?
40を越えて、「金が無い」などとボヤいているが、この貧しさは別に今、始まった事ではない。
子供の頃、我が家は貧乏だった。
ランクで言うと、“下の上(中?)”くらいか?
とにかくとても“金持ち”とは思えない性格だった。
この『無所属』の頃は小学3~4年生。1987~88年頃の話になる。
世の中は“バブル”と言われ始めた頃かな。
だが、小学生の俺はそれを実感できなかった。
小遣いは増えなかった。
家族で旅行などした事は一度しかない。
外食🍴🍝をした事もあったが、頻繁ではない。1ヶ月に1度、あるかないか程度だって。
小遣いは…、
小3~5…300円
小6…500円
中学生…1000円
高校生…3000円
と小さくアップしていった。ちなみに高校生になると釣り(道具)やらプロレス(観戦)で資金👛が必要になり、学校や親に内緒でバイトしたりしていた(高2~)
俺のこ小遣いは決して多い方ではないのではないか?
と思うのも、俺より高額を持っていた奴がいたからだ。
友人と遊んでいると、たまに“金のかかる遊び”に移行する時があった。
“オオカミ軍団🐺”(…のタツミチ派)の“壁テニス”(15)☀️🎾のような遊びだ。
こういう時に“無所属”は便利だ。
そういう展開になったら、そのグループを離れたら良いのからだ。
事実、俺はタツミチ(仮名)らがテニス用のラケット🎾を購入し出すと、オオカミ軍団を離脱した。
それでも、自身の貧しさを意識する事は少なかった気がする。
“金持ち💴”な奴はいたが、特に“金持ちアピール”をした事がなかった。
思い出してみる。
カツミ(仮名)
モッちゃん(仮名)
イツキ(仮名)
…などが、比較的裕福だった記憶がある。
だが、彼らはドラえもんの“スネ夫”のように金持ちアピールをしなかった。
俺の周囲の友人らも、家の財力は同じくらい。
皆、貧乏だった気がする。
他に「コイツ、金持ちだ!」と思える奴がいなかった。(と思う)
いたのかもしれないが、意識した事がなかった、というのが事実。
小学生の頃の貧富は、親の意識によると思う。
つまり、『どれだけ子供にお金(小遣い👛)を渡すか』は、その親の裁量だ。
ウチの親(母親)はシビアだった、と思う。
以前にも書いたが、よく遊んだミッチー(あだ名)の小遣いは、何と“自由”であり、「欲しい時にねだれば、くれる」と比較的子供に優しかった。たぶんそれも親の裁量であり、ミッチーも頻繁にはねだれなかったと思う。
月の小遣いが300円だった俺は、“財テク(無所属小年時代9,10)”などを使い、どうにかやりくりしていた(?)
せいぜい駄菓子を買う、買わないだったけど。
バカだったなぁ
“RPG”では、金持ち?
ゲーム📺️🎮️の事を書いているブログなので、その話も書いておくが、この時期に大ブームになっていたドラクエ3などで、俺は「とにかくお金(ゴールド?)を貯める」タイプだった。
モンスターをコツコツ倒し、主人公の成長させ、強力な武器⚔️、防具を買い込み、次の街orダンジョンに向かう、という“固い”遊び方をしていた。(楽しいのか?)
決して無理をしない。
ある程度、準備が整わないと次のチャレンジをしないプレイをしていた。
弟から「兄ちゃん、もっと先、進めなよ(笑)😏😏😏」などと笑われても、俺はこの“手堅い”やり方に終止した。性格が出ていたな。

ドラクエをしていて、思っていた事がある。
「ゲームの世界は何て“儲かる世界”なのか…」と。
特にこういうRPGゲーム。
街や城の外に出て、モンスターを倒せばお金💴が得られる、のである。
何て夢のような世界なのか。(ゲームだよ…)
しかも、死んでも、教会で“生き返らせて”くれる、お金で…。(ゲームだからね…)
コツコツと稼げば、良いだけの世界。
努力と苦労が、必ず収益に直結するのだ。
すごくないか?
しかも、得たお金💴を武器、防具で“自らに投資する”。素晴らしい世界だ。
我々はひたすらモンスターを倒せばお金、金持ちになれる。
素晴らしい世界。(だからゲームだよ💢)
だから、“リアル”では財布に数百円も無くても、(…ゲームでは3000
ゴールドあるから、今日は鋼の剣を買おう
)などと思い、ニコニコ☺️して帰り道を歩いていた。(小5の頃かな?)
バカな奴だ
今から思うと、俺の子供時代(特にこの無所属時代)は、お金💴を意識しなくて済んでいた気がする。貧乏は自覚していたが、別に気にする事がなかった。…良い時代た。
ちなみにこの後、父が小3の頃、中国(東北部)に主張し、その後カナダ、スペインと転勤になり、我が家の財政は安定し出すのは、少し先の話だ。
貧乏は正しい!?
『お金を意識しない』というのは、良い反面、マイナス部分もあると思う。
俺は金銭管理が少し甘いところがある(自覚)
これは大学~社会人にこけて独り暮らししていた時に感じた事だ。
決して無駄遣い(ギャンブルなど)はしないが、ついついお金💴を無計画に使う時があった。よく友人らと酒盛り🍶🍺して騒いだなぁ。
これは子供の頃に、“財テク”などと言いながら少額の貯蓄に満足したりして、金銭の扱いをしてこなかったからではないか?
「金をバンバン使い、一度大失敗したほうが良い」というわけではない。
細かい貯蓄は悪いことではない。
だが、ある程度の金額💴を取り扱い、「ここまで使うと生活がヤバい」という加減はしておくべきだったかも?
子供の頃は、生活は大丈夫だろうが、大金の使い道や細かいお金の振り分けをしておくのは、それなりに勉強になっていたかもしれない。
RPGゲーム(ドラクエ)の世界で、『モンスターを倒す』→お金💴→武器防具→またモンスター討伐、を繰り返して悦に入っていても、実生活に役立てない。
『お金はコツコツ貯めるのは正しい』とは分かるが、“お金の管理”にはならない、と思う。それはRPGでは無い。
お金の扱い方。
それはゲームではなく、実体験しかない。
貧乏というのは、そこに体感がある、と思う。
『お金が無い』→だからどうする?という思考になる。
“コツコツ稼ぐ”しかないのだが、稼いだお金💴をどうするか、はゲームでは学べない。
現実世界に“鋼の剣”も“鉄の鎧”も無いんだよ。
生きる糧。
食べる物。
必要経費。
家賃🏠️
…それがあるだけ。それは自分で計算するしかない。
貯蓄も節約も、自分次第だ。
俺が「財テク」などと称して、小銭を貯めていたのは、悪くはなかったがもっと“使う”方を学んでも良かったかな?
だが“財テク”という節約も悪くはなかった、とも思う。
それは子供の頃、貧乏だからあり得たのかもしれない。
貧しいから学べる事は多い。
貧しいから、どうするか、は生活の“第一歩”だ。正しいと思う。(今、窮地だから?)
それと同時に、何を“捨て”、何を“得る”か?、を体感するべきで、失敗もしておけば良かった(少額で…)と、今になって思う。