社会人になってから、ミッチー(あだ名)から言われた事がある。
「オマエ、変わったな。昔は俺の言うこと、素直に聞いていたのに…」
ミッチーからすると、この頃(無所属少年時代)の俺は“素直”で“言うことを聞きやすい”友人だったらしい。
そうかな?、と思ったが、
“アリババ事件”(無所属少年時代#14)などを思い返すと、そうだったかも?
他人の話を“鵜呑み”にするピュア(?)な少年だった。
ある大雨の日、ミッチーが俺に「ここから自転車🚲️で降りたら、天才だ」と唆され、天竜川の堤防を自転車で下り、転んで顔を切った事がある。
ミッチーは堤防の上からそれを見て大笑いしていた。
(無所属少年時代#22)
今から思うと酷い奴だが、素直に降りる俺も俺だ。
バカか?
…と、思い出した事がある。
前の記事の“貧乏”というキーワードで思い出した。
ミニ四駆大会にて
この頃(小4)、俺や周りの友人らは、ミニ四駆にドハマリしていた。
(確か、タイヤだけはスポンジタイヤにしたかな?)
ミニ四駆の改造には、費用
がかかる。

次々の小遣いが300円の俺にミニ四駆のチューンアップなど不可能だ。
それで午後からの敗者復活戦を待っていた。
そこには、ミッチーかいて、知り合いの年上のお兄さんがいた(名前忘れた…)
俺が予選に惨敗した事を聞くと、お兄さんは俺にミニ四駆用のモーターを俺に差し出した。
「これは特別海賊したモーターさ。これなら敗者復活戦、勝てるぜ?」
俺は驚いた。そんなモーター、あるのか?
すると、隣にいたミッチーが「おっ、いいじゃん♪」と言い出した。
お兄さんは「普通は500円だけど、300円にしとくよ♪」なとど言われ、俺は購入してしまった💦
月の小遣いが300円なのに…。
正直、ミッチーのリアクションに期待してしまったのはある。
で、俺は敗者復活戦に挑んだ。
俺のサンダードラコンは速くなった。
おかしいくらいに…。
俺のサンダードラコンの速さに、“物言い”がついた。
係員がモーターを調べ、中のコイルを“巻き足して”いることが発覚した。
ミニ四駆のモーターは、内部のコイルを増やすと回転数が上がる。
だが、これは“不正改造”であり、当然違反だ。
俺は騙されたのだ。
後日、俺にモーターを買わせたお兄さんに詰めよってしまった。
お兄さんは、「知らなかった」と言うのみ。
さらに俺はミッチーを疑った。
そのお兄さんと“グル”ではないか、と…。
だが、ミッチーは「知らん」と言うのみだった…。
俺もミッチーをそれ以上追及しなかった。
そういうところが「オマエは素直だった…」というところだったのか?
俺は今も疑っているが…。
F1ミニ四駆
それから少し後、俺はまだミッチーと遊んでいた。
そして、まだミニ四駆にまだハマっている俺にミッチーは、ミニ四駆の“F1マシン”🏎️のようなものを見せた。
ミ「これ、ミニ四駆の次に流行るぜ」
俺「これが?」
ミ「ミニ四駆はもう古いよ。次はこれだ」
俺「マジ?」
ミ「間違い無い…」
こんな感じで、俺はこの“F1ミニ四駆”をミッチーから購入した…。(いくらか、忘れた…)
何だか、“アリババ”の時と似ている。
そして、その通りになった。
このF1ミニ四駆🏎️のブームなど全く来なかった💧💧💧
また、やられた💦💦💦
このF1ミニ四駆🏎️は、スポンジタイヤを装置するのだが、そのタイヤがはめられず、俺は切ってしまった💦
詐欺師だったのかな?
俺は、あのお兄さんやミッチーに騙されたのか?
だが、俺はミッチーに怒らなかった。(お兄さんにも…)
この態度がミッチーには“甘く”見えていたのかな?
で、「あの頃のお前は…」になったのだろう。
という事は、今の俺はミッチーから見ると「素直では無くなった」のかも知れない。
それはそれで良いのかもしれないが。
ま、子供の頃の話だ





俺は少ない小遣い
を取られて(?)しまったが、俺は全く気にしていなかった。

この“小さな詐欺師”は、俺を体よく扱っていたのかも?
この後、俺がサッカー部⚽に入ると(…というか、ミッチーも入部したけど)、ミッチーとは疎遠になるが
一応卒業まで友達でいた。
もう30年以上前の出来事だが、俺の中で未だに“お金💴を騙し取られた”という考え事はない。
小遣いは少なかった俺だが、「詐欺だ」「金返せ!」とは思えなかった。
今ならたぶんそう言っているなあ。ブチきれ💢ていそうだ。