無所属少年時代 #32 小さな詐欺師 | 鈴木篠千のゲームと釣りと少年時代の話。

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レトロゲーム攻略、釣りと少年時代の思い出の話です。

毎日では無いですが、PM10~11:00に1~3本の記事をアップする予定。

ルール
①高額ソフトはやらない
②攻略本などは見ない。
③地元(浜松)で釣る。
④少年時代(無所属)の話。
(詳細はプロフィールで)

社会人になってから、ミッチー(あだ名)から言われた事がある。


「オマエ、変わったな。昔は俺の言うこと、素直に聞いていたのに…」


ミッチーからすると、この頃(無所属少年時代)の俺は“素直”で“言うことを聞きやすい”友人だったらしい。


そうかな?、と思ったが、



“アリババ事件”(無所属少年時代#14)などを思い返すと、そうだったかも?
他人の話を“鵜呑み”にするピュア(?)な少年だった。

ある大雨の日、ミッチーが俺に「ここから自転車🚲️で降りたら、天才だ」と唆され、天竜川の堤防を自転車で下り、転んで顔を切った事がある。

ミッチーは堤防の上からそれを見て大笑いしていた。
(無所属少年時代#22)

今から思うと酷い奴だが、素直に降りる俺も俺だ。
バカか?

…と、思い出した事がある。
前の記事の“貧乏”というキーワードで思い出した。

ミニ四駆大会にて

この頃(小4)、俺や周りの友人らは、ミニ四駆にドハマリしていた。



あれは、小4の夏休み。
俺は弟と、“今は亡き”浜北ユニー(懐)の屋上で行われた『ミニ四駆走行会』に参加した。
予選→決勝で1番速いミニ四駆を決める。
集まった小学生らはバリバリに改造してあった。


俺の愛機はサンダードラコン(クリアボディー)
弟は、エンペラーだった。
(分かるかな?)

で、ボロ負けしたもやもやもやもやもやもや


ま、俺のサンダードラコンなどは、親にせがんで買ったばかりの車体で、クリアボディー(軽)なだけで、ロクな改造をしてなかったからだ。(弟も…)
“どノーマル”という奴だ。
(確か、タイヤだけはスポンジタイヤにしたかな?)

ミニ四駆の改造には、費用コインたちがかかる。
次々の小遣いが300円の俺にミニ四駆のチューンアップなど不可能だ。

それで午後からの敗者復活戦を待っていた。

そこには、ミッチーかいて、知り合いの年上のお兄さんがいた(名前忘れた…)

俺が予選に惨敗した事を聞くと、お兄さんは俺にミニ四駆用のモーターを俺に差し出した。
「これは特別海賊したモーターさ。これなら敗者復活戦、勝てるぜ?」
俺は驚いた。そんなモーター、あるのか?

すると、隣にいたミッチーが「おっ、いいじゃん♪」と言い出した。
お兄さんは「普通は500円だけど、300円にしとくよ♪」なとど言われ、俺は購入してしまった💦
月の小遣いが300円なのに…。
正直、ミッチーのリアクションに期待してしまったのはある。

で、俺は敗者復活戦に挑んだ。
俺のサンダードラコンは速くなった。
おかしいくらいに…。

俺のサンダードラコンの速さに、“物言い”がついた。

係員がモーターを調べ、中のコイルを“巻き足して”いることが発覚した。
ミニ四駆のモーターは、内部のコイルを増やすと回転数が上がる。
だが、これは“不正改造”であり、当然違反だ。

俺は騙されたのだ。

後日、俺にモーターを買わせたお兄さんに詰めよってしまった。
お兄さんは、「知らなかった」と言うのみ。

さらに俺はミッチーを疑った。
そのお兄さんと“グル”ではないか、と…。

だが、ミッチーは「知らん」と言うのみだった…。

俺もミッチーをそれ以上追及しなかった。
そういうところが「オマエは素直だった…」というところだったのか?
俺は今も疑っているが…。
 

F1ミニ四駆


それから少し後、俺はまだミッチーと遊んでいた。

そして、まだミニ四駆にまだハマっている俺にミッチーは、ミニ四駆の“F1マシン”🏎️のようなものを見せた。


ミ「これ、ミニ四駆の次に流行るぜ」

俺「これが?」

ミ「ミニ四駆はもう古いよ。次はこれだ」

俺「マジ?」

ミ「間違い無い…」


こんな感じで、俺はこの“F1ミニ四駆”をミッチーから購入した…。(いくらか、忘れた…)

何だか、“アリババ”の時と似ている。

そして、その通りになった。
このF1ミニ四駆🏎️のブームなど全く来なかった💧💧💧

また、やられた💦💦💦

このF1ミニ四駆🏎️は、スポンジタイヤを装置するのだが、そのタイヤがはめられず、俺は切ってしまった💦


詐欺師だったのかな?

俺は、あのお兄さんやミッチーに騙されたのか?

だが、俺はミッチーに怒らなかった。(お兄さんにも…)
この態度がミッチーには“甘く”見えていたのかな?
で、「あの頃のお前は…」になったのだろう。

という事は、今の俺はミッチーから見ると「素直では無くなった」のかも知れない。
それはそれで良いのかもしれないが。

ま、子供の頃の話だ爆笑爆笑爆笑
俺は少ない小遣いコインたちを取られて(?)しまったが、俺は全く気にしていなかった。

この“小さな詐欺師”は、俺を体よく扱っていたのかも?

この後、俺がサッカー部⚽に入ると(…というか、ミッチーも入部したけど)、ミッチーとは疎遠になるが
一応卒業まで友達でいた。

もう30年以上前の出来事だが、俺の中で未だに“お金💴を騙し取られた”という考え事はない。
小遣いは少なかった俺だが、「詐欺だ」「金返せ!」とは思えなかった。
今ならたぶんそう言っているなあ。ブチきれ💢ていそうだ。