最近、“適合”〈“合”シリーズ8-1〉を書いた。
その中の主人公、慶太郎(仮名)は小説の通り、俺の幼なじみ(小学~高校)ではあるが、本当は、あのような感じの仲ではない。
実は、そこまで仲良くはなく、関わりも薄い。
前の“統合”(6)、“連合2”(7-3)で俺(篠千)を助けてくれる話を書いたが、本来の彼は俺を助けるような事は無いだろう。
浜松の街中でバー🍸️✨🍸️のマスターをしているのも俺の勝手な妄想を
今、何をしているか、俺は知らない
作中、俺は気軽に「慶ちゃん…」などと書いているが、モデルとしている“慶太郎本人”とは、そこまで仲良くは無い。
居酒屋(次郎)で話込む、なんて展開は、リアルではまず考えられない。
慶太郎は、俺、ヤスシ、サダヒト、影千代ら同様、同じ高校に通っていた同級生だ。
たが、誰も仲良くなかった。(慶太郎は影千代とは仲良かったかな?)
数年前に、電車の中で競馬を見かけたが、声もかけなかった。どこに住んでいるのかも知らない。
慶太郎とは、子供や高校生の頃からロクに付き合った事が無い。
彼からしたら、俺など“友達以下”の存在であり、その存在さえ覚えているか怪しい…。
そんな仲だ。
なら、何故、俺はそんな慶太郎を物語に登場させたのか?
実は、少しだけ慶太郎と関わっていた事が2回あるのだ。
1度目は、ちょうどこの“無所属”時代(小3~4)
2度目は、中学生の時に一年だけクラスメートだった時だ。その時、少し話した覚えがある。
だが、彼(慶太郎)は基本的に俺を馬鹿にしていた。
俺を蔑むような言動が多かった。
俺などの何とも思っていなかったのだろう。
俺と慶太郎はそんな関係性だ。(たぶん本人は“関係性がある”とも思われたくないだろう)
腹も立ったが、中学生の頃の俺ならそんな態度でも仕方無い。
慶太郎が仲良かったのは、“タケシ”、“ブル”、“ター君”(皆、仮名)などのメンバーで、いわゆる“イケてるグループ”だった。
…そう言えば、ミッチーとも仲良かったかな?
俺など“アウト オブ 眼中”というやつだろう。()
俺の作品の中で慶太郎はあまりかっこ良くない。
それは、子供の頃の“恨み”がないと言えば嘘だ。
そんな中、慶太郎はたまに仲良くしてくれた時の事を覚えている。(無所属時代)
みんなでサッカー⚽をした時だ。
何故か俺に積極的に話しかけてきた事があった。(1度目)
小馬鹿にして来る態度はそのままだが、どこなく俺に明るく話しかけたりしてきた。(何を話したかは、忘れた)
その後、たまに俺から話しかけたりすると、邪険にされたりした
クラスの人気者で、“イケてるグループ”の慶太郎が、何故、俺のような“格下”と仲良くしようとしたのか?
“無所属”を自認する俺だが、コイツら(慶太郎ら)には積極的には近付かなかった。
“彼ら”のグループに加わると、“手下扱い”される可能性が高かったからだ。
この頃(無所属)は、あまり他人との“格”などは気にしていなかったが、自分が周りからどういう風に見られているかは、理解していた。
そんな俺に、慶太郎が、仲良くしてくれたのは、たまたまだろう。
小学生の時(1度目)も、中学の時(2度目)も、そこにたまたま俺がいた、というだけな気がする。
慶太郎はいつも決まった“ブル”などの仲間ら(イケてるグループ)としか付き合っていなかった。
なので、実際の俺は慶太郎に、あまり親しみが無い。思い出も無い。
そして、俺は“小さなグループ”で威張ったり、はしゃいだりしている奴が大嫌いだ。
そういう馬鹿を、社会に出てからうんざりするほど見てきた
特にこの時期(無所属時代)、人数の多さにモノを言わせるような奴ら(特定の仲間としか付き合わない奴ら)が大嫌いだった。
俺の中で慶太郎は、そういうタイプの“典型”に思えた。
中学、高校でも彼はそんな感じだったからだ。
正直、羨ましいさもあったのかも?
そして、だからこそ、あの“仲良くしてきた時”の彼の気持ちが分からない
慶太郎は、俺をどう見ていたのか?
そこに、謎があるのだ。
(小説に書いておいて…)
俺などの事を、記憶しているだろうか?
何故、時々俺に話しかけてきたのか?
今、何をしているのか?
ま、謎は謎もままで良いかも知れない。
真実は、意外とつまらない理由かもしれない…。
覚えてもいないかも?