無所属少年時代 #9 影千代とタカアキ(ルール編) | 鈴木篠千のゲームと釣りと少年時代の話。

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毎日では無いですが、PM10~11:00に1~3本の記事をアップする予定。

ルール
①高額ソフトはやらない
②攻略本などは見ない。
③地元(浜松)で釣る。
④少年時代(無所属)の話。
(詳細はプロフィールで)


この“無所属”時代、多くの友達やグループと遊んだ記憶がある。


遊ぶと、同時に喧嘩ダッシュも多くなる。

俺は大した喧嘩が強いわけでも、口が達者なわけでもないが、ご存知のようにプライドだけは高く、よく“友達”と揉めた。



だが、子供の喧嘩にはルールがある。

子供には、子供の“世界”がある。


今から思えば、そうした“世界”のルールをはみ出してしまった事があった。


俺の幼なじみに“影千代”(あだ名)という男がいた。

俺とは幼稚園からの付き合いたが、生意気でいつも口論していた記憶がある。


ある日、そんな影千代口喧嘩になった。理由は覚えていない。

その時、俺は影千代に対して、


「お前の電気屋でもう2度と買い物しないぞ💢💢💢」ムキームキームキー


と脅した。


影千代の家は電気屋をしていて、我が家ではテレビなどをそこから購入していたのだ。

俺はそれを知っていた。


いつもの影千代なら「うるせぇ!💢 勝手にしろ!」ムキームキームキーと怒鳴るかと思っていた。


だが、影千代の“勢い”が急に止まった。


「…うるさいな…」キョロキョロキョロキョロキョロキョロ


俺は、この話が影千代にとって“切り出して欲しくない話題”だと分かった。


影千代の家はいわゆる“町の電気屋さん”であり、日々の生活は近隣のお客に頼っていた。

おそらくだが、影千代は家族(親父)から「ウチは商売屋だ。近くの家とは揉めんな」とでも言われていたのかもしれない。


俺の親父は、県内の自動車メーカーに勤めていた。

そういう俺には、“影千代”家の“状況”が理解できなかった。


で思わず、そんな“無神経”な言葉を吐いていたのだ。

非常に“カッコ悪い”言い方だ。

立場を利用して同級生を脅すなんて…。

今の俺が、1番嫌うやり方だ。


…と今では反省しているが、この時は影千代に怒って💢いて気にもしていなかった。

(…コイツ、急に元気無くなったな?)えーくらいにしか思っていなかった。


子供には、“子供としてのルール”があると思う。 大人や、大人の“ルール”が介入できない仕組みや関係がある。

そこに、「お前んち、電気屋だろ?」ニヤニヤニヤニヤニヤニヤという事情を持ち出すのは、“ルール違反”だった。

 



似たような事が、他にもあった。


ミッチー(あだ名)と仲の良い友達に“タカアキ”(仮名)という同級生がいた。 

ミッチーとは仲が良かったが、俺とは最悪アセアセだった。

何かと俺に絡んできて、頭に来ていた💢

(…向こうも向こうで俺が気に入らない様子)


ある日、いつもように口喧嘩になった。(理由不明)


すると、タカアキは思ってもいない事を言い出した。


「おまえは俺より水泳🏊‍♂️が遅いだろ!💢」(タカアキ)物申す物申す物申す


「はあ?」(俺)あんぐり


全く意味が分からなかった。

水泳🏊‍♂️の話題などしていない。

それを唐突に、タカアキは俺が自身より水泳🏊‍♂️が遅い事を主張して小馬鹿にして来たのだ。


俺「…なんだ、それ?」

タ「うるせぇな。俺より水泳が遅いくせに!」

俺「それがどうした?」

タ「うるせぇな。だから、おまえは俺より…」

 

意味が分からず、俺は軽く笑ってしまった記憶さえある。


今から思えば、である。


タカアキは水泳🏊‍♂️が得意だった。

(実は俺も得意だが、大した事は無かった…)


子供の頃、何か自慢出来る事が欲しいものだ。

前回の俺の“財テク”同様。 

「俺、これが出来るもんね🎵」口笛と友達に言いたいのだ。

タカアキは俺との口論で、得意の水泳を出すことで、“上”に立ちたかったのではないか?


というか、タカアキにとって水泳🏊‍♂️が“子供の世界”を生き抜く術のようなものではなかったのか?


影千代が家業(電気屋)の話をして欲しくないように、タカアキは水泳の話をして、誉めら、一目置かれたかったのだ。


さらに思えば、当時の俺には他人の誇れるものは無かったガーン


勉強が得意なわけでも無い。

運動は丸でダメ。(水泳も人並みほど)

得意な遊びなどない。

“財テク”といっても、100円ほど…。


何一つ“取り柄”が無かったように思う。 


そんな俺をタカアキは見透かしていたのかも?

『おまえなんて、何も無いだろ?』ニヤリニヤリニヤリと小馬鹿にしていたのかも? 


タカアキはタカアキ“子供のルール”で俺をからかっていたのだ。

全く気付かなかった。


当時の俺は(…何故、水泳🏊‍♂️?)あんぐりと思い、余計にタカアキと揉めた。

結局、タカアキとは互いに嫌いあったままで終わった。

ミッチーから時々タカアキの情報を聞かされていたが、興味が無かった。


今も会うことはない。(別に会いたくないが)


影千代同様、全く気の合わない友達だった。


ただ、“子供時代特有のルール”を感じさせた友達だった。


ちなみに…。

前に書いた、ヤスシ、サダヒト、そしてこの影千代の3人と俺は“幼稚園→小学生→中学→高校”と全く一緒である。



だが、全く仲良くない。

サダヒトとは高校で、たまに昼食を食べたりしたが、基本的に友人と呼べる関係性にならなかった。

この“無所属”時代だけの付き合いだったのかも?

(ヤスシはカガリの件で助けたが…)



さらに書いておくが、このブログや俺の小説に出てくる名前(あだ名、仮名)は俺が勝手に付けた名前であり、実際は違う名前である。

特に小説などは、当時のあだ名などから名前を発送して、あくまで俺の“勝手な作り話”であり、俺の“印象”や“想像”でしかないので、ご注意を煽り煽り煽り