不妊はアイアンディティの喪失につながる | 40代不妊治療 あきらめないもん

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不妊治療を始めて感じる、いろんな気持ち、毎日の鬱憤、治療のこと 普段口に出さない気持ちをいろいろかきたいと思います。

アメンバーは、ブログを書いている方、メッセージのやり取りなどをさせていただいていてお人柄がわかる方のみ承認しています。

こんにちは。


とあるブロ友さんが、

「現在の世の中は

不妊治療が上手くいかなかった人への

心理的ケアが足りていない」

と言うような内容を

大学教授が語っている記事の紹介をしていました


その記事の中に、


不妊治療がうまくいかなかった人は

アイデンティティの喪失に繋がりかねない


とあったけど、

そう。まさにそれだ。

私が感じていたものは。

と激しく同意。


世間の人から見えるのは、

「子どもがいないと言う事実」のみだけど、

その事実も辛い事だけど、

私にとって本当に苦しいのは

「アイデンティティの崩壊や喪失」の感覚


自分自身が全否定されてしまったような感覚

というか、

自分の無能さや価値観を

感じられなくなってしまうというか

今までに経験したことのない気持ち。


自分自身としても苦しいし、

この気持ちが

世間の人には理解されないからこそ、

また、世間の人はそんなこと

理解しているはずもないから、

悪気なく、何気なく周囲の人が発する言葉に

傷ついたりしてしまう


お医者さんだって、

不妊治療を成功させるための治療であるから、

うまくいかなかった人に対してなんて

ほんと淡白というか、冷たい。


まぁ、そんな人への

心のケアをすることが、

不妊治療医の仕事とされているわけないし、

そもそもドクターにも

自分が体験していない限り、

不妊治療でうまくいかなかった人達の

気持ちがわかるわけないしね。


まだ諦めてはいないものの、

限りなく子供のいない人生を

歩むことになるであろう可能性が高い私。


そんな私は、

ここ3年ほどの

苦しくて辛くて

息をして存在しているだけでも

精一杯のような気持ちは

最近は少し薄れて、


楽しいと思える事、

自分に自信を持って過ごせる事も

少しは増えてきたけれど、

まだ気持ちに日々波がある。


もし不妊治療も断念して

子どもがいない人生を受け入れていこう

と決断したとしても、

心からそう思えたり、

何気ない日常でチクリと痛む心の傷は

なくなる日なんか来るのかな?


多分それは一生なくなる事はないと思う。


けれど、

笑って過ごせる日が少しでも多く過ごせるように

前を向いて、自分で自分の事を

好きでいられるように過ごしていきたいな


世の中も、もう少し

不妊治療中の心のケアや、

不妊治療を断念して子どもを持てなかった人

への心のケアや理解が深まるといいな


と思うよね