今日のTさんは、朝から機嫌が良い。
「楽しそうですね?」と言うと
「先週から新しい現場に行ってるんですけど、
一人の現場なんでつまらなくてね。
日曜日は、みんなと会えるから楽しくて♫」
ということだそうだ。
僕は
『一人現場は気楽』と思ってますけどね。
いつも通り作業を終えて道具置き場に戻ってみると、
Yさんがモップがけをしていた。
納得がいかないのか、何度も同じところを拭いている。
「どうしました?」
「この黒いのが取れないんだよね」
床にシミのようなものが付いていた。
「黒いシミところに、モップを置いて、
その上を足で擦ると取りやすいですよ」
「オッ!取れた」
「シミが取れないときは、効果的ですよ」
そこに既に戻ってきていたTさんが
「そんなのどこでもやってるわよ」とボソッと一言。
『何言ってんだ!クソババア』
『知ってるんなら、さっさと教えてやれよ
1年以上一緒にやってんだからさ』
この“クソババア”という感情は、
初めてのことで自分でも驚いている。
いつも一言多い人だが、
多分、その一言が積もり積もって爆発したんだろう。
『毎度、毎度、人の気持ちを逆なでることを言い、
不快にさせてくれるよな』
小田和正氏が、愛情を込めて“ババア”と
同年代の女性を呼んでいるが、
僕の“クソババア”に愛情なんて微塵もない。
『ずっと一人で掃除していろ』だ!!
清掃の現場は、チームワークなんだから、
少しは言葉に気をつけて欲しいものだ。
腹が立った後は、
猫たちに対して
強い口調になってしまうことがよくある。
帰ったら、気をつけなければ・・・