1/13 柔よく剛を制す | OJAの独り言

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思ったこと、感じたことを実直に綴っていきます。

今週の月曜、成人の日に
全国高校サッカー選手権の決勝が行われました。

この間の練習&飲み会では、
まず一番に話題に上ったのが、
優勝した野洲高校の伸び伸びとしたサッカー。

最近は、国見や鹿児島実業など、
当たりに強くて走れるチームが
優勝する傾向が強かったけど、
それに打ち勝っての野洲の優勝。

私はバイトだったから終わって、
帰ってきて延長戦しか見てないけど、
スーパーな決勝点を生で拝むことができた。



決勝点の瞬間は涙が出そうなくらい感動した。

自陣でボールをカットしてから、
3人、4人、5人とボールが経由し、
ラストはシュートを打ってもいい場面で
より確実なゴール前のフリーな選手へ。

味方を信じて走り続け、
その結果奪うことができた決勝ゴール。
最後の場面で繋ぎきったことで
初めて野洲のサッカーは完成形に
至ったのではないかと思う。

あの場面に私は野洲の監督
そして選手たちのサッカーに対する
美学を見たような気がします。

全員で同じ画を描く。
想像の中の話ですよ。
それが実現した末のゴール。


剛の鹿児島実業に対し、
柔の野洲が勝った。

高校サッカーもまだまだ捨てたもんじゃない。
新時代の到来を予感させる野洲の優勝。
本当におめでとうございます。


しかし、鹿児島実業もいい試合していた。
剛なだけではなくチームとして素晴らしいサッカーをしていた。
最大の誤算は野洲GKの好守と、
延長後半になっても途切れなかった
野洲の想像の集中力。


歴史に残るような今回の決勝。
これでまたユースではなく高校サッカーで
日本一を目指そうって中学生増えたんじゃないかな。



                     OJA