北海道の旅(29)  硫黄山(アトサヌプリ) | トドワラのブログ

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弟子屈町で摩周湖の次ぐ観光名所といえば、硫黄の独特な

匂いと高山植物が低地に生えている変わった景色を楽しめ

る硫黄山でしょう。 川湯温泉から約3キロに位置する硫

黄山は、アイヌ語でアトサ(裸)ヌプリ(山)と呼ばれ、

現在でも硫黄の噴煙がゴウゴウと音を立ててあちこちから

立ち上っており、その姿はまさに地球の鼓動を感じるとい

う表現がふさわしい印象を受けます。












硫黄山で、かつて大規模な硫黄の採鉱が行われ,アイヌの

人たちが焚き付けとして使用していたものを、明治5年

頃に釧路の漁場持、佐野孫右エ門が採鉱に乗りだしたこ

とが発端とされているそうです。








当初馬や釧路川を利用して釧路まで硫黄を運搬していま

したが、明治19年には約1万400トンを採鉱し、全道

一の硫黄鉱山になるほどの埋蔵量を誇っていました。

明治20年には硫黄山から標茶町までの38kmの間に北

海道で2番目に早く鉄道を引き、近代的な精練所を整え

るなど、大量に輸送することができるようになりました

。大量採鉱、大量輸送によって硫黄資源はたちまち枯渇

してしまい、明治29年に採鉱を休止、華々しく登場した

鉄道も幻のように消えてしまったそうです。













硫黄山から約3キロに位置する川湯温泉街では硫黄山を

熱源とした硫黄泉が湧き出ています。この硫黄泉は泉源

が非常に浅く、地下数十mのところを流れています。p

Hは2前後と強酸性を示し、温泉にはさまざまな効用が

あると言われています。













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