飼って居る家が有りました。全身黒い犬でした
散歩に行こうとして 其の家の横を通ると 何処
からともなく現れて 気付いた時にゎ 其の黒い犬
が後ろを 付かず離れず 歩いて居るのですよ！其
の黒い犬ゎ結構大きいんですよ！私も初めゎ怖か
ったですよ“何かに興奮して飛び掛かられたら、虫
の居所が悪くて 襲われたら 大怪我しそうで怖
かったですよ” 其の内に大丈夫だと解りました。
見た目は黒い大きな図体で怖いのですが、お座敷
犬に吠えられても、猫に睨まれても 一目散に逃
げ出すのを見て居る内に この犬ゎ異常に憶病で小
さな猫さえ怖いんだと解りましたが、散歩して居る
人ゎ解らないんです。私を白い目で見て遠巻きに
遣り過ごすんです。高額なお座敷犬を散歩させて
居る様な小母さんゎ慌てて抱きかかえて、非常識
な街のダニを見る態度で、大きな犬を繋がないで
散歩させて居ると 私を憎々しげに罵ります！冗
談じゃ無いよ“家の犬じゃないんだよ！帰りな
“帰りな”と幾ら言っても、着かず離れず勝手に
着いて来てこっちも困っているのに！仮に犬に言
っても 偶然方角が同じだっただけだ！と言うん
じゃないかなぁ。それからゎ 犬に気づかれない
様にそっと出て来て 上手く行ったと思って再度
後ろを確かめると クロが居たんですよ
犬の飼い主とゎ無言ですが不仲なんですよ“黒い
犬なので”クロ“と呼んで居ました。クロも
「クロ」って自分の事だと認識したんですね～
犬の家の横を通ると 犬の飼い主のが 犬に、
小太郎、小太郎と呼んで居たらしいのですが、通
り掛かって「クロちゃん！」と呼んだら私の方に
飛んで来て（垣根迄来てこっちを見て居た）、其
れを見た飼い主が、小太郎！小太郎！と呼び戻
したが、クロは見向きもしなかったので飼い主
ゎ、プンと家の中に入りました。其の気持ちゎ
良く解ります
