うなぎ獲り


霊山を源とする小川 田尻川

清流 七瀬川の支流として 大分川に流れ込む

川幅5-6メートルの川だが

めだか ふな あゆ はえ どんこ 川がに うなぎ等など

川魚がたくさん棲んでいた


夏の川といえば なんといっても うなぎ獲りだ

竹であんだ うなぎテボ

その中に ミミズやタニシをいれ 川底に沈める


沈め方にはそれぞれコツがあり 

それによって獲れ方が違う

決して人には言えぬ 自分だけの秘密だったのだ


朝方 朝露に濡れながら テボを揚げに行く

心が最高に高まる瞬間だ

あげたテボがガサガサと音がすれば しめたもの


一晩に3-4本のテボを 要所要所に仕掛けておくが

その要所も 縄張りがある

うなぎが隠れていそうな場所を自分できめておくのだ


空振りも多い

入り口で どんこや川ガニが邪魔をしている

喜びと落胆が交互にきていた


うまくいけば 3-4尾の収穫があり

別のうなぎ籠にいれ 水につけてしばらく飼っていた


うなぎといえば 蒲焼

調理するのも 獲った者の役目になる

ぬるぬるした頭に 釘を刺し

カボチャの葉っぱで押さえながら さばいた





河川改修されたその田尻川には 今はその面影も残っていない