この時期は、様々な場面で 『 熱中症 』 について取り上げられています。
先日参加した 『 障害者スポーツ中級指導員養成講習会 』 の講義の中でも、『 熱中症 』 に関連した内容が少しだけ取り上げられていたので、その時のお話を参考に、ちょっとだけ触れてみます。
給水について。
最近では、運動中の水分摂取は当たり前になってきましたが、学生スポーツなどでは、痛みと同様に、なかなか指導者に言い出しにくいケースがあるようです。
「 のどが渇いているか? 」と聞くと、「 いいえ大丈夫です! 」 と、反射的に答える子がいると聞きますし、「 のどが渇いたら水を飲んでいいぞ 」 という言葉だけでは、我慢してしまう子もいるそうです。
また、運動に集中するあまり、水分補給を忘れてしまうケースもあるそうです。
半ば強制的に、水分補給の時間を作ることも必要かもしれません。
それから、講義で聞いた中に、このようなデータがありました。
60kgの体重の方の水分排泄量と症状
水分排泄量 症状
0% 0ml なし
1% 600ml のどの渇き
2% 1200ml 強いのどの渇き、食欲減退、脱力感
3% 1800ml めまい、運動不能
4% 2400ml 頭痛、精神錯乱、体温上昇
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20% 12000ml 皮膚に亀裂、眼球陥没など
水分排泄量 症状
0% 0ml なし
1% 600ml のどの渇き
2% 1200ml 強いのどの渇き、食欲減退、脱力感
3% 1800ml めまい、運動不能
4% 2400ml 頭痛、精神錯乱、体温上昇
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20% 12000ml 皮膚に亀裂、眼球陥没など
どのような環境で、どのようにして調べたのか分かりませんが、出所はNASA(アメリカ航空宇宙局)だそうです。
20%の排泄…。
炎天下での車内置き去りの事故などを想像してしまい、聞いたときはちょっと怖かったです。
成人男性が一日に排泄する水分量は、約2300ml。
もちろん、排泄した分を吸収しなければなりませんが、2.3Lも水を飲めというわけではありません。
通常は食事などからも補給していますので、飲料での補給は、1200mlが目安だと言うことです。
また、のどの渇きを覚えたら、 ちょっと口を湿らせる というやり方は、一歩間違えると危険なので注意が必要です。
脳やのどにある受容器が、一時的に渇きが消失したのを、水分を摂取したと誤認してしまい、充分な水分補給を阻害する可能性があるのです。
上の表でも分かるように、のどが渇いたと感じた時には、すでに600mlぐらいは排泄されている可能性があります。
定期的にしっかり補給することを心がけましょう。
講義では、20~30分間隔に200~300mlの水分量がお薦めとおっしゃっていましたが、一般的には、1時間おきにコップ一杯程度の補給が良いと言われているようです。
対策や予防法などは、研究している先生によって若干違いがあったりしますし、症状の現れ方も、年齢、性別、身体の状態、環境などによって差があります。
「 これが絶対 」 というマニュアルはありませんので、状況を冷静に判断し、慎重に対処する必要があるでしょう。
健康と同様、予防が大切です。
それから、異常を即座に感知できるよう、体の神経機能を正常にしておくことも忘れてはいけません。
カイロプラクティック・アジャストメント…、私も受けたいです(笑)
=ご参考=